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あるべき場所に
それは置かれている

拒絶ではない
豊穣のはての
姿なのだ

そっと手をあてれば
年月のぬくもりが
在る。
静かな夜に
とけ込むのは
喉を鳴らして
響く声

追憶の波際で
鳴り響いては
なんとか
つなぎとめている

窓から見上げた空
あの星に
届きそうもない距離を思い
見上げた角度 ....
ふいに
あなたは苦しげな表情

しながらその

裏で

屈託のない笑顔を孵そうとするのだろう



混乱するじゃないか
混濁するじゃないか

感性が
僕の



 ....
手の中の白が震えて
私の涙腺は崩壊した


白の機械に届いた
メッセージ


「ちゃんとみてるよ」って、ありがと。


(慰め)の気持ちが1ミリもない
(何気ない言葉)が何より ....
長い間待ち望んでいた瞬間が訪れる
受付の看護士さんに案内され
病院らしい匂いのする待合室の長椅子に
わたしはひとりで腰掛けていた

手術自体はあっと言う間ですから

こころにメスを入れる ....
追い風が吹いて
帰り道

ポケットに手を入れて
どこに帰ろうか

遠くで
口笛が聞こえる

部屋では
猫が待っている
たぶん
窓際に座って
通りを見下ろして

新緑が
 ....
ランラ ランラ ラン
ランラ ラララ ラン

ランララン ランララン
ランラ ラララ ラン


手をつなごう キスをしよう

ランラ ランラ ランララン
ランラ ラララ ラン

 ....
嘘をつくのがじょうずじゃなくて
放り出したさよならは
たやすくきみに捕らえられた

浴槽にうかぶ泡が
細切れに入り込む光をさけるように
生まれては消えるのを何度も見た
それを ....
この世には
古式ゆかしい
甘酸っぱい
そんな秘密があるようだ

夜を眠らずに
真摯の闇に歩けば
それはきっとわかる
自然と知れるもの
わたしは切ない恋をした

うすピンクのパンジ ....
そうやって闇を光らせる、
例えば手をとって、
もう一度、
ただもう一度、

命に値段があるのなら、
ぼくはいくらつぎ込めるかな、

ひりひりと痛がった、
涙だけをのこして、
消える ....
わたしの夢は
電卓からすっかり離れたところにあるわたしの夢は
動物愛護問題とか生態系とか
すべてクリアした上での
手乗りゾウ

都合が良すぎてありえない
おまえはまた人任せだと
云われ ....
夏がそこまで来ている季節


山の木々の新緑が
やけに眩しくて

道端の花の咲き乱れる様子が眩しくて


息づくすべてのものたちの
生命の躍動が

私にも頑張れと
そう言って ....
女子トイレに入ってきた
あなた
あっと小声上げたと思ったら
ばつの悪そうな顔して出ていった

なんだかおまぬけで可愛いよね
あれれ、わざとかな

石橋は疑って渡れ

ほとんどの誤り ....
大人は忘れてしまった
中学生の頃、自分を取り巻く空気の薄さを
だってほら、なんということはなしに苦しかったじゃん
毎日のように新しい問題が降りかかってきて
解決なんてできないまま
また明日を ....
ふらふらと 
京都から帰ってきた
 

またウイスキーを一瓶、
一気に飲み干して 

そうだな 
俺は俺を殺したいのだと思う 

今はそんな夜 


また見たいな ....
?
まだ柔らかな朝の光を受けた街は
サッパリした顔で無防備に佇んでいる

夜に息をひそめていた澄んだ空気を
胸いっぱいに吸い込みながら歩きだす

あらゆる事が起こり得る一日の始まり
だ ....
昔の恋を懐かしみ
遠い日の
あの気持ちがあふれだす

淡い恋心を思い出しながら胸に秘める

目の前のあなたは
そんな私を知らない


優しく私を抱き締めるあなた

私の胸と
 ....
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた

なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた


りょうてから
ふわり ....
( 駅を降りてあなたに会いに行く
  草切れだらけの細い道を )


石に刻まれた文字は失っている
それは削り取られた石屑の体積
こなごなに飛散した言葉の
名残のように鋭く尖って傷付ける ....
本の隙間から

ふとした時間の割れ目から

長くあけることのなかった引き出しから

ふいにあの頃のあなたが顔を出した


懐かしさに時間を忘れ
あの頃の自分になってしまう


 ....
手を握りしめる
懺悔でなく
まして後悔ではない
荒れた手を
その皺をつたう
しみる年月を
ただ握りしめる
切実にもつよく
握りしめる
細い手を
よわよわしい時を
迷妄のはての
 ....
生理を迎えたときのように
始まりを得たのに何かを失った気がするのは
まぼろしだったらよかったのに

{引用=
紺色のプリーツスカートを下ろす
布と肌が擦れる音がする
それでも無音 ....
激しい雨
重く深い雲の隙間
金色の夕陽
霞む虹


フロントガラスの滴り
暗さの垂れた前方
真横に広がる黄昏
対向する光のパズル


終わりを支えた始まりが
忘れ去られようと ....
ピストルを背中に押し付けられて
細い路地へ連れ込まれる

そんな夢を見た

銃弾が放たれた瞬間に
ちょうど目が覚めるとは限らない
痛みのない苦痛を味わうこともある

それ ....
青  い       光





{引用=
沸点が異常に高いキスをしたら
囀りさえも昨日のもののようになって
ぼくは、いつ救われるんだろうと
指先で境界線に触れるくらい難しいこと ....
するどいエンピツ
つきささない

とがったじょうぎ
なげつけない

ノートにすうじをならべてみて
ほらここから

せんそうのはじまり

てきはあいつだ
けしごむとばせ

ひ ....
君は 必死にボートを漕ぎ進んでいるんだね

でもボートは後ろ向きで前に進むんだ

いつか必ず 大きな船で舵をとるんだよ





あなたはいつも 牙を剥き 鋭い爪で私を威嚇 ....
あなたは変わらず
ぶっきらぼうで

歯に衣着せぬ物言いが
むしろ心地よい

十数年ぶりに席を並べて
仕事をする

あの頃とは
立場も背負っているモノも違うけど

変わらぬことに ....
草の葉が
風にゆれて
風景と対峙する
その葉のさきに
とまる爬虫類の眼に
やどるのは人だ

さようなら

葬列のむこうへ
風はゆくが
寂寥とした気配に
残されたものは
石積み ....
世界は現実味がなくて
絵葉書を見てるみたい。遠い。

この窓を開けて
風を部屋に送り込めば
少し生きてること
実感できるけど

ねぇ、なんだか
とうめいにんげん、になった気分

 ....
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