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私たちが見ているものは
わずかに違っている
原事実と
そこに見えるものとの差異で
私たちは
困り果てている

だが
それは嘘なのだ
私たちは
原事実をしっかりと見ている
春は夏を ....
悲しみを食べきれなくて

お腹いっぱいで

ほら、涙がひとすじ
しんしんと静かに
静かに舞い降りて
人々を銀世界へと連れてゆく

そんな凍てつく夜に
この胸の想いを
何と詠えばよいのでしょうか

凍てつく様な闇の中
月光を乱反射させながら
尚も ....
風に煽られて髪をかき上げ
傾斜約20度の坂道を登ろう

優しく広がる見慣れた景色
又独りここへ戻ってきたね

傷つくことに慣れてしまい
こころは冷めてゆくばかり



会いたい時 ....
無条件に抱かれることが愛だなんて
知らなかったよ

なにかを果たせないと
たとえ子供でも
愛されないと思ってた

顔色を伺ってるって
こういうことを言うんだって
知らずに生きてたから ....
夜霧よ
立ち上がりなさい
朝露をくばれるのは
お前しかいない
滑り台に登り
寝転ぶスペースがないので
座って 空を眺める


オリオン座を探してみた
瞬く四角は輪郭が歪んで
中にある三連のはずの星も
つながってしまっている


耐えきれず  ....
実に面倒臭い生き物です
ミルクともヨォグルトともつかぬ雲が
蒼白い画用紙にもっさりと乗っかっているだけの空
針の匂いの突き刺さる景色はただ想像するだけで
心は常に深淵に投げ込まれてしまう ....
触れられたくはないという傷口を
あなたは紅く晒している
こまかく震えるそれは
風がふいても激しく痛む
泣きながら
叫びながら
それでも隠そうとはしないのだ
まるで
勲章のように胸をはり ....
凍結は純物と不純物とをろ過し
流れのうちに凝り固まった粒塵は
根を下ろした水草に溜まりをつくり
小さな凍土を作る

足のつま先をそっと浸せば
無数の細かな波紋が
ぷつぷつぷつと
干渉し ....
あの日二人
言葉を惜しむ程に
見つめあった時を
昨日の事のように
想い出しているわ

どうしても
時間を止められず
唯それが悔しくて
泣く事も出来ずに
笑って見送ったの

時空 ....
大切に育てたモノは
誰にも見せられない
丁重に外を睨め上げて
時折祈るのは空が落ちること

暗く湿った風を蔑んで
耳に残るは静かな破裂

命は吐き気がするほど柔らかく
言葉は寒気がす ....
あなたという ゆりかごにのって
ゆらり 揺れています

あなたが どんな風に想い
どんな風に泣いても
ゆりかごに乗った私には
見えません 

ゆらり ゆらり

通用しないといっては ....
らっきょ  の  め

らっきょ  の  かわ

らっきょのしん

らくあればくあり

とはいうけれど

らくてんてきにいきていこう

おれはなんにもかわらない

らっきょ ....
エミリ、お空でお絵かきしてる
雪のような白の絵の具で
まっ青の空のカンバスに

ときどき 熱心に
ときどき 気まぐれに投げ出して
絵の具だらけの足でかけまわり
白い雲たちとかくれんぼ
 ....
遠くで踏切りの音が聞こえる
どこに向かう列車だろう
真夜中すこし前、
僕にはもう
行く先なんてない
ここが僕の終点だもの

音量を絞ったラジオからニュースが聞こえる
君の
眼を細めて ....
「睡魔のように、食欲のように、定期的に絶え間無く襲ってくる殺人意欲の抑え方を僕はよく知らない」

初めて出会ったときに言われた彼の、冗談にしか取れない戯言が、本当は言葉以上の重みを持っていたの ....
高層ビルを
見上げながら
家路につく
街は高さを失いながら
広がっていき
やがて私は
空を見上げている
今日も日が沈む
路地を曲がり
その先に辿り着くと
温かい光が灯る ....
おいぼれのわたしは四六時ちゅう呟いています
空(くう)にむかって永訣を
古血のなかのかすれた声で
「いまはただ ただ時にすがっているだけです」と

遠くで救急のサイレンが
蚊の鳴くように
 ....
雨ばかり続くせいか

部屋の天井と壁の隅

3本の直線の交わる所に

黒いカビが生えたようだ

一人ぼっちの僕

人に聞けない事

カビに聞いてみた

「僕みたいなダメな人 ....
愛といのちは似ているかも知れない

どちらも永遠ではないところが

どちらも生きることそのもののようなふりをしているだけで

なにかもっと大きなものの仮の姿のようなところが


自尊 ....
どんな風がすき?
その風が 
吹くわけでもない こんな日も

どんな花がすき?
その花に
育つわけでもないこの花も

意のままに
したいか 空の色までも

どんな人がすき?
そ ....
あのころの今

こんなふうにしていたから

こうなれたとかじゃなくて

あのころの今も

こんなにふうにして

どう転ぼうとも頑張っていた

暗中模索、徒手空拳でやっていた
 ....
若いうちに頑張らなければと
四十も後半になった夫が言う

うむうむと うやむやに
どことなく頷く

言いたいことも言わなければ
いけない事も
お互いあるはずだけど

なぜか若い事に ....
隣人を愛した
隣人に愛されたかった

それだけだった
それだけじゃなかった

世界を愛した
世界に愛されたかった

それだけだった
それだけじゃなかった

私を愛したかった
 ....
ある日マザーテレサは 
旅先の列車の中で 
(貧しい者の瞳に、私がいる・・・)と囁く 
不思議な声を、聴いたという 

もし、人生に幾度かの岐路があるとして 
私も夜の{ルビ静寂=しじま} ....
斜めの方角からきた野心に貫かれて
私の正義は枯れてゆきました


たばこのぽい捨てなんて注意できる勇気はない
路上に捨てられた吸殻も拾えない
潔癖症の私にはふれることができない
自分で ....
上には上があるという
横には横があることを
だれもちゃんとはわかってない

並ぶってことは重要だ
生きることを認めることだ
同じ地球の同じ場所に
並んで生きるということだ

上には上 ....
しずかな星のみちゆくみち
ここ
その道に振りむけば
また
かえってゆく者たちも
うつくしい

魂を彩れば
彩るほどふるえた
色とは
光のこと
ひかるものはみな
震えるのだから
 ....
きみの傷を食べたい

手にとって口を汚し

きみの痛みと同苦したい

冬の帰り道

きみを拉致しにゆく

きみを殺しにゆく

ぼくらはちがう空の下を歩いている

月の満ち欠 ....
りょうさんの自由詩おすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私たちが見ているものは- 真島正人自由詩3*10-1-13
食べきれなくて- 殿上 童自由詩8*10-1-13
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Dark- 弥鈴自由詩2*10-1-12
無条件降伏- 朧月自由詩4*10-1-12
夜霧よ- かとう ...自由詩3*10-1-12
一月のある日- 伊織自由詩3*10-1-12
実に面倒臭い生き物です- 仁惰国堕 ...自由詩3*10-1-12
魂をさがして- 朧月自由詩210-1-12
氷雪- within自由詩8*10-1-12
抜け殻- 弥鈴自由詩5*10-1-12
命は吐き気がするほど柔らかく- くろね自由詩410-1-12
ゆりかご- 朧月自由詩310-1-12
らっきょ- 非在の虹自由詩210-1-11
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(無題)_- 服部 剛自由詩3*10-1-10
喪に服す- 朧月自由詩310-1-10
地球の輪- 朧月自由詩710-1-10
_- 石黒自由詩210-1-10
哀歌- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-10

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