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受精を告げる鳥が啼かなくなったとき、朝が訪れなくなった。近いうちに頭が痛くなるだろう。血管が拡がって炎症が起こり、締めつける。腸がび爛するほどに募る思いでも受け入れてもらえないものは受け入れてもらえな .... レッドウッドの梢のさき
木漏れ日は森閑のゆらめき

  私のなかで…落ちていきました

  小さな音がかえってきては、
  だからか、そこに声を聞いた気がしたのです
  のどの奥でわ ....
我らは数珠を繋ぐように
今日まで生き存えた
なぜならば我らはヤンバルに抱かれていた
ヤンバルクイナの啼く夜

我らの未来は
明るくはないが消えはしない
なぜならば我らはヤンバルに抱かれて ....
エアコンが故障した

だから二階のフロアは

午前の薄いひかりに冷えていた

メーカーに調べてもらうと

コンプレッサがいかれてしまっていた

灯油ストーブをレンタルして

寒 ....
言葉たらずとは

なんの例え話なのだろう

言葉を見つめている

言葉もこっちを見つめている

言葉たらずの愛

目的や嗜好やタイミング

そんなのが合わない

合わない気 ....
道に迷ってしまって
立ち止まったら怒られた
後ろの人に迷惑だから
立ち止まってはいけないと言われた

歩き始める
どこへゆくのか どこへ続いてるのか
わからないままに

見たことも無 ....
心臓の音がすき。
けれど
心臓の音を聴くのはきらい。
脈を打つ音を聴くのもきらい。

ふとした瞬間に
その音が聴こえてきて
とても不安にある。

だって、止まってしまったのがわかって ....
誰もいない
静かな夜道を
ひとり歩いている

当てもなく
ただ
歩いている

昼間は
大勢の
客で
にぎわう
商店街も

車が
行き交う
オフィス街も
夜になると
 ....
私はある日 海草でした
十本の指は ゆらゆらと動き
それぞれに意志をもちながらうごめいている

波を受けながらカラダはおして ひいて
足はだらしなくとられ ぐねぐねと わなわなとふるえる
 ....
家族の朝は
音をころしてひそやかに訪れている

踏みしめる階段をあがる足
そうろりとさぐる一段いちだんを
寝息に重ねておりる足

みながみなの
寝るという作業を脅かさぬように
無事に ....
慟哭はたちまちの内に凍りつき
ひとつの惑星になってしまった
あまりに穏やかなその姿を
僕は畏れた



硝子ほど鋭利ではないけど
涙ほど優しくもなくて
だけど人を殺すことはできる
 ....
              こたつでコツンと
              ぶつかって
               
              今日はあんまり
              調 ....
死ぬことを考えてきた
死ぬことを考えてきた

いつのまにか
生きることがわかってきた
自分にとって
生きることがわかってきた

眠る前に
朝がこないことを祈り
朝になって
今日が ....
山陰地方の刑務所で演奏したことがある
開演まえ刑務官が所内を案内してくれた
哀しみの影を探そうとしてしまうわたしがいた
風呂場も見せてくれた
それには少し違和感をおぼえた
演奏会がはじまると ....
明日の光が見えぬから
今日は息ができるのです
明日の仕事を知らぬから
今は休める羽なのです

凍るよな空気に震えつつ
温度を上げないのは
死んでしまうからです
希望の言葉たちが

 ....
僕は少しだけ強くなりたくて
地面を蹴って歩き出した
つもりだったが

昨夜の雨のように
地上に散らばって光っている
星のように

蹴った地面はぬかるんでいて
思わず見ることになってし ....
ひとつの結論を落とし
君というページを閉じる

すがりたいこの手を
あっさりと切り落としながら

終っていった
君との関係がまだ 僕をとどまらせている

君との時間の流れの中で
紡 ....
森はやがて夜に飲み込まれた
それをこの眼ではっきりとみた
獣は闇の底で息を殺していたし
眼底にはまだ何も無かった

かいぶつ,

重い曇天の空に,風がびゅうびゅうと吹いて
「とても濁っ ....
透明は無ではないのでしょうか

無というと暗闇のような気もしますが

無よりも無なのが透明なのではないでしょうか

透明とは無をも包む存在に思えるのです

最愛を失ったこの胸の穴ぼこが ....
1985-
空に敷かれた黒いうろこが
ぽろぽろと剥がれてゆくとき
一枚が地に落ち
流れ出す水の音が聞こえ
また一枚が地に落ち
呼気が甲高く
一枚が砕けて
それはなき声と繋がって

 ....
夜を走る電車
十五両編成の最後尾
ゆっくり居眠りしようと
乗り込んで席を確保した
はずだったのに
次の駅から
スノーボードと思しき
荷物を抱えて乗り込んできた
二十代前半の女性が
暫 ....
ただ抱きしめたかった
ただ君に触れていたかっただけなのに

ボクは君に拒まれた日から生まれ変わる努力をした
もう二度と孤独を、絶望を感じないように

君の髪を撫でていたかった
髪のセット ....
フィクションに
幻を信じた女たちは
二日酔いの朝の様な
気だるい脱力感纏い
眩しそうに太陽睨む

フィクションに
疲れ切った男たちは
優しさに飽きた様に
冷たく無表情を装い
蒼い満 ....
祈る、という作業を
私は避けている
たとえば

あなたの幸せを
祈る
そのとき 
私は無力で
ただの石ころ
捨てられたガム

「君を想うと 
 やわらかな 気持ちになれるんだ」 ....
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます

そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ....
心根にある切実を

切実に灯るちいさな火を

リレーしながら

なにをかへとひとは継いでゆく

そのちいさな火

すべてが純潔だった

なにをかから見つめると

そのちいさ ....
観覧車にのって 赤い空を見つめながら

貴方が『すきだ』といってくれただけで

なぜだか無性に 泣きたくなった


ああ このまま地上につかなければ

ずっとずっと 幸せなのに
          
           きみに『しあわせ』だといってもらいたくて

            ぼくはいっしょうけんめいはたらいた
子供のころに
見ていた
夕焼け空は

まるで
体ごと
つつんでくれる
母親の手の
ぬくもりみたい

今日も
きれいな
夕焼け

あのころに見た
夕焼けのように
きれいだ ....
ひとは
好きと気づいたとき
不思議にも
何の抵抗も感じない

ひとは
嫌いと気づくとき
残酷にも
何の躊躇いも感じない


己が血潮に身を委ね
驚くほど素直に
それを享受する ....
りょうさんの自由詩おすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心音を食む鹿- within自由詩8*10-1-20
「残花」- 月乃助自由詩10*10-1-20
ヤンバルクイナの啼く夜に- 仁惰国堕 ...自由詩6*10-1-20
春の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-20
言葉たらず- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-19
迷い道- 朧月自由詩310-1-19
鼓動- 空都自由詩7*10-1-19
静かな夜道- そよ風さ ...自由詩5*10-1-19
海草の想い- 朧月自由詩3+10-1-19
音が運ぶ朝- 朧月自由詩310-1-19
宇宙- 九重ゆす ...自由詩3*10-1-18
こたつでコツン- 鵜飼千代 ...自由詩5*10-1-18
生きること- 朧月自由詩310-1-18
鏡の中から- 吉岡ペペ ...自由詩7*10-1-18
低体温- 朧月自由詩210-1-17
僕は少しだけ強くなりたくて- 佐藤伊織自由詩210-1-17
永遠の君へ- 朧月自由詩310-1-17
かいぶつ- 九重ゆす ...自由詩4*10-1-17
神戸から思うこと- 吉岡ペペ ...自由詩1010-1-17
1978-- 水町綜助自由詩510-1-17
人畜無害- kauz ...自由詩16*10-1-16
ある冬の日に- ZETSUMU-絶 ...自由詩3*10-1-16
フィクション- 弥鈴自由詩8+*10-1-16
アトム- umineko自由詩12*10-1-16
過ちの街角- 朧月自由詩610-1-16
火のリレー- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-16
今日だけの- くろきた自由詩910-1-16
きみに- くろきた自由詩410-1-16
夕焼け- そよ風さ ...自由詩4*10-1-16
愛ゆえに永久に- 相良ゆう自由詩2*10-1-16

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