すべてのおすすめ
 誰も彼もが遥かな野望を抱いて
 自分の道を進む訳でもないのに
 「最終講義」をされる先生方はみな

 立派な「哲学」を持ち

 その専門分野に
 どんな斬新な風を吹き込み
 どん ....
波立って
静まるように
心に浮んで 
消えた言葉
足跡が
行ったり 来たり
来たり 行ったり
続く砂浜は
潮に濡れて
――見失った
今、寒いと言った
昨日も言った
一昨日も
その前の日も、多分

毎日毎日が
まるで当たり前のように
それを確認するかのように
毎日毎日を

明日、僕は
大好きなあの人と結婚し ....
人々が同窓会に出席するのは
みな自分に会いたいからだ
失われた自分自身を確かめたいのだ
それぞれの顔に刻まれた時間を
みつめあい 納得する
料金が足りませんからと
窓口の向こうの若い局員は不機嫌そうな顔で
茶筒みたいにふくれた封筒をつき返した
そりゃあ、足りないのは僕の落ち度ではあるし
深夜勤務の彼にはちょうど今頃が
一番眠たい ....
書けども書けども
いくら詩を書けども
思うようにポイントが入らなかった

そこでいろいろと
考えて
すばらしいアイデアを思いついた

僕はちょっとしたルートで
ココに来ている人の住所 ....
ハンバーグ屋さんで出てくる、
付けあわせのサラダの中のミニトマト
へたをとって横によけると、
小さな亀みたいに見えた

こういう亀がもし本当にいたら、
どこかの国の人達は、
から揚げか何 ....
白く煙る息を吐き出し 
巡る季節の意味を問う

もうすぐ聖なる夜が 
みんなを遠くに連れて行ってしまう

冷えた指先が求めるのは
愛を描く古びた絵筆

色のない四季に見つけた唯一の真 ....
蟷螂が一匹
柱にしがみつき
鎌を立てている
手を伸ばすと
鎌を上げ
こちらを睨んだ

昔に二人で
虫を取ったこともある
何時しかすれ違い
喧嘩もしなくなった

何かにつけて
 ....
彼の為に
マフラーを編んだ
もうすぐ彼の誕生日だからだ

はじめて編んだけど
結構うまくできた気がする
彼の喜ぶ顔が楽しみだ

彼の誕生日
彼は「不格好だな」と言いながらも
嬉しそ ....
    赤
        壊れた傘 雨
  錆びついた鉄の臭い
              広がっている赤い水溜り


   暗闇を切り裂くような絶叫

――――世界が崩れていく
 ....
君は覚えているかな?
あの日の約束を。
会えなくなっても
ずっと忘れないで
ケンカして
傷つけたこともあったね
あの頃みたいには
もうなれないけれど

まわる世界は
みんな大人にな ....
風にのせて しゃぼん玉 とばそ
くるくるまわる 青 赤 黄色
神様のとこまで 飛んでゆけ
あの人のとこまで 飛んでゆけ
天までのぼって はじけとび
大空 架ける 橋になれ
雨音の向こうにばねじかけのびっくり箱
銅の色をしたワイヤーがくるくると
通りすがりの飼い主をひっかける
犬が戻ってほどきにかかり
一匹と一人は遠ざかる
開けてもらえぬびっくり箱は
しかたな ....
「ごめん」
この人は、いつもまっすぐ人の目をみる

窓の外は、まだ、7月も初めだというのに、三十二度を越える暑さ

「ごめん」
この人の睫は、いつもみずみずしく潤っている
誠実な人は、い ....
1.

鏡の中の僕が
いつまでも笑わないので

仕方なく
こっちが笑ってみたら

とたんに笑いやがった


2.

山の向こうは
雪が降っているらしい

今汽車に乗れば ....
「ずっと恋人でいましょう」
と言って 結婚をしました
結婚をして15年
ずっと敬語を使っていますね

「待たせました」
「出来ていますか」
が好きです

ついに私達の娘は
ロングス ....
外に出たら
死んでしまうんだって
だれかが言う
ほんとうだろうか
立派に育てるのは
栄養とか水をたっぷりもらえるからだって
だれかが言う
ぼくたち自身の
力じゃないんだって

白い ....
俺(*1)は罪(*2)な男だ(*3)。



*1-38歳。独身。自称家事手伝いと寒いことを言う。彼女の前ではぼくたんと言う。女友達はすべて彼女だと思っている。未だに親から小遣いを貰っている ....
僕が悲しい事実を知ったとき、
あなたにそのことは伝えない。
人生はなかなかいいものだと
あなたにはずうっと感じていてほしいから。

悲しいことを知らないままでも
結構暮らしていけるもの。
 ....
返ってきた一言目が
「ありえない」でした。
男:ねえ、

女:月?
ふと

引く波の音だけを
聴いてみたら

涙が止まらなくなった
オレンジジュースは無いけれど
グレープジュースならあります

しかし

死ぬまでいや死んでも
オレンジジュースが飲めません

だって無いんだから





もし君が死んで ....
装いする君
を想う

春待つ君の

「ほら,あれ」
と,指差す
「あそこ,少し透明でしょ」
僕にはわからない
言われてみれば,そこだけ,雲が少し動いたような

そこに既に冬がいる ....
もし
私が死んでも
悲しんだりなぞしないで下さい
むしろそれは
私にとって幸せなことだったのだと
喜んで下さい
私の死はとても
小さなことです
今このときに
死んでしまっている人は
 ....
誰が言った?
記憶に残ればいいなどと
誰が言った?
形が全てではないなどと
誰が言った?
結果より過程だなどと

それは自分の存在を勝ち取った者の台詞
確かなものを手にした勝者の台詞
 ....
優しい気持ち思い出すよ
この大きな空を見上げれば
何もかも投げ出して
泣きたくなったりもするけど

ウスムラサキの空の果て
届かない
君の声は聞こえてる

流れる涙 心で止まれ
君 ....
おとぎの国で幻を見て
今も私は夢の中
涸れるほど涙を流して
その海に溺れて

月さえ隠して
闇夜を呼んで
みにくい私をかき消すように
ばたばたするだけの十二月は好き
前にも後ろにも進めずに ただ騒いでいられる
夢のような月
あるところでは雪も降って
もう誰もばたばたとした雰囲気を止められない

すこしも進歩のない期間は
 ....
りょうさんの自由詩おすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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