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人がいなくなって初めてその人の価値を知ります
人がいなくなって初めてその人の優しさを知ります

そう思えば
今何気なく過ごしているこの時間も
かけがえのないものとなってゆくのです
ピンクと灰色とブルーが混じり合って

あたりがもうすみれ色になっていた

春にちかい風が吹いた

LEDほどのつめたさが鼻を撫でた

きょうの天気がなんであったのか

わからなくな ....
ダンダンダンダン
ダンダンダンダン

かっちょいー

外国の曲を聴くとよく思う
私はよくそう思う

何言ってるか分かんない
単語のひとつも聞き取れない

だけどなんだかかっこ ....
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった

息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
ガラガラか
もしくは ぐあらぐあら かもしれない老人の
荒れた咳払いがする
すすけた匂いがする
ここは 老人の街

若者は ばかものだなんておっさんが言い
しにかけって よばれているのも ....
夕方はカラスが泣く

夜は犬が泣く

家ではきみが幸せで

家族とスキー旅行の計画をたて

休みには妹とブランチの約束をする


カラスも犬も昔から

ひとりごとなど言わない ....
にんげんの主食はにんげんです
人を食って生き延びています

にんげんはにんげんを探し
食うために挑んでいきます

たまに気に入って
持ち歩いたり
数回に分けて食べたりします
飽きたら ....
ごめんね と
言うためだけのごめんに
意味は無いような気がして

ごめんなさい 

と言ってみるけれど
自分の中の洞穴から
寒い風しかでてこなかった

なのに
あなたは

い ....
庭にある植木をみると
綺麗に刈り取られた枝に
雪が積もっていた
縁側のマッサージ機に座っている
祖父はもういないからと
母がカーテンを閉めた

仏壇の祖父に祖母が
またなにか報告してい ....
きみを抱きたい

でもそれはデリケートな問題らしくて

うまくいってない

きみは降水確率0パーセントの晴れの日か

降水確率100パーセントの雨の日にしか出掛けないの


いま ....
あなたの言葉だけが

今の私の支え

あなたの声が

何度も

私の頭の中をよぎってる

あなたのしてくれたことが

私の誰にも言えない秘密の思い出
私は今

学校のパソコンを使ってる

放課後のこの静けさ

この緊張感

体に震えが走る


私の好きな時間
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし

なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でないのに
傘を頭に
かぶっている

畑の
作物を
荒らされないように
誰 ....
目覚めて闇 朝
まだ夜の明けてない六畳の部屋で
叫びたくなる
何かをしらせたいのではなく
ただ叫びたくなる

背中をつき破って羽化したいんだ

人がひとでなしになるのは
あまりにも世 ....
子犬が母犬にじゃれる様子が
かわいいというあなたをみる私
あなたという母親を見る娘の目で

あなたが私を生んだことは確かですが
私は私の意志で生まれたんですと
いう機会はない

あなた ....
死者の目に

いちにちのうち

なんどかなってしまう

傍観している

肉をもたない霊となって

肉をもたないだけではない

傍観するいがい

なんの術もなくしてしまって
 ....
私のかいた詩が

読んでくれた人の心に

ちゃんと届いたかな


やっぱり、詩をかくのは難しいな

だけど、何でだろう、かいたあとはすごくスッキリするんだ


だから、やめられ ....
僕の履いてる靴の踵は 
ぽっかり穴が、空いており 

電車待ちのベンチや 
仕事帰りのファミレスで 
片足脱いでは 
いつも小石を、地に落とす。 

給料日が来るたびに 
「今月こそ ....
机の上に、一つの箱がある。 
密かに胸の高鳴るまま 
蓋を開けると小人になった、
星の王子様が僕を見上げて 

「ほんとうに大事なものは、目に見えない」 

と呟いてから
煙になって、 ....
気付かれないようにそっと埋めた
悲しみを夜中に掘り起こす
僕の愛犬と
別に犬なんていなくていいけどさと
言いながら鎖をぎゅっと握り締める

僕と愛犬は鎖で繋がってる
どちらが飼い主かなん ....
朝からスタンバってる

観光地のもの売りたちを

死者の目で見つめていた

こころがつくる霊性もあるだろう

こころがつくる肉というものもあるだろう

そういうものは

昼や夕 ....
あなたの温もりを知りたくて
陰茎を膣に挿し入れる

じっと
奥にある子宮の温もり

羊水の中で
守られていた頃を
思い出しながら
唇を重ね
舌をからませる

異なる二人の体温が ....
片手ナベに
この世の終わりみたいな白い牛乳いれて
つきっきりで温める
ナベの内側にふくふくと泡が立つ頃
みじかい瞬間の想いを終了させる
いれたココアのせいで
白は濃く染まる
自分のためだ ....
   『あのね、ぼく、おおきくなったらね、まりちゃんとケッコンしてあげるんだ』

             

           小さい時にあなたが言ってくれたこの言葉を

  ....
風が春だった

ロカ岬にたったような風の匂いがした

曇り空にはひかりと影の階段があった

幻視にちがいなかった

ショパンの別れの曲が聴こえてきた

幻聴にちがいなかった

 ....
生まれる前日の私は
今日の日のことを知っていた
今日に憂いて泣くことを
先に私は知っていた

愛を求めて痛むことも
求めぬ愛に泣くことも
先に私は知っていたのだ

父よ母よ
あなた ....
岬の塔に幽閉されていた

風の声を聴き

海の虚無を見つめ

雲やひかりの階段に

来世への憧れを昇らせていた


塔の内にある肉体が

世界を傍観していた

世界は私と ....
あどけない湿度

風ほどけてそぞろに

空では光や影がであっている

来世への階段を幻視する


遠い空に

春に

屹立せよ風

自殺に憧れるその鼻を

岬のむこう ....
「もう来んでいいよ」

祖父の入院している病院に行くと
よく祖父にそう言われた

本当にそう思っているのだろうか?

迷惑をかけていると思っていたのだろうが
こっちは会いたくて行っ ....
私の飼ってたハムスターを紹介します。


一代目 むぎ ♂
  と
二代目 めい ♀

二人とも
よくわたしのフードで寝てたかわいい子です。

めいの死は腫瘍が原因でした

あ ....
りょうさんの自由詩おすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
価値- ありす自由詩510-2-8
やはり命か- 吉岡ペペ ...自由詩2410-2-8
分かんない魅力- ありす自由詩310-2-8
息_してる- 朧月自由詩1010-2-8
ぐあらぐあらの街- 朧月自由詩410-2-7
ひとりごと- 吉岡ペペ ...自由詩810-2-7
にんげんの主食- 朧月自由詩910-2-7
すまんのいびき- 朧月自由詩410-2-7
女人の館にて- 朧月自由詩210-2-6
きみを抱きたい- 吉岡ペペ ...自由詩710-2-6
秘密- ありす自由詩510-2-6
好きな時間- ありす自由詩310-2-6
かかし- そよ風さ ...自由詩4*10-2-6
今日も空は青いじゃないか- within自由詩7*10-2-6
母娘の夜- 朧月自由詩610-2-5
死者の目- 吉岡ペペ ...自由詩610-2-5
- くろきた自由詩610-2-4
穴の空いた靴_- 服部 剛自由詩810-2-4
贈りもの- 服部 剛自由詩4*10-2-4
愛犬と僕- 朧月自由詩210-2-4
午前のひかりのなかにいる- 吉岡ペペ ...自由詩810-2-4
出逢い- within自由詩7*10-2-4
この世のはじまり- 朧月自由詩1010-2-4
幼き日の- くろきた自由詩410-2-3
さいごの慈しみ- 吉岡ペペ ...自由詩7*10-2-3
生誕前夜からの手紙- 朧月自由詩510-2-3
来世への階段- 吉岡ペペ ...自由詩510-2-2
春に屹立せよ風- 吉岡ペペ ...自由詩710-2-2
昔のはなし- ありす自由詩510-2-2
わたしのペット- ありす自由詩310-2-2

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