すべてのおすすめ
いき・いき・息をする
いきている、
それはとうといものだって
胎児だって知っている

重金属のスプーンで
カキだされたこどもたち
かれらの蚯蚓のような
ちいさなゆびとゆびに
クレヨン ....
突き刺す様に迫る

新月の闇に呑まれ

永遠を誓った枕話

コイン全て委ねた

一夜のギャンブル

ふたりの愛情物語
地球は丸いのに
底辺があるんだって
堕ちてしまったら
もう戻れないんだって

地球が丸いのは
外から見るからだって
中は三角形で
底があるんだって

てっぺんは尖がってて
おっと ....
よる、みあげれば
いのちのいちに
ひとつのきれいなあかいほし

ルビーみたいなあかではなくて
ガーネットともちがうあか

めのうというにはかがやかで
パパラチアよりもふかいいろ

 ....
他人に銃口を向けられることと
自分で自分に銃口を向けること

どちらの方が気が楽なのか
私にはまだ分からない


今分かるのはどちらにせよ
あの鳥をこの銃で撃ち落さなくてはいけない ....
生れ落ちたから
生きてきたんだよ
そこが海だったら
泳いでいたはずだよ

生まれた場所がそこだっただけ
幸せってことがみんなとちがっただけ

親に期待をしなくなったのは
家族に夢をも ....
純粋に真っ白な雪たちが
ベールを覆うように積る
切なさも淋しさも
穢れすら隠そうとする様に

身も心も凍りつく前に
あなたに会いたい
早くあなたに会いたい

ゆっくり雪を溶かすように ....
私が成し遂げた屈折は
私を助けてくれませんでした
私が想いやった
私の悲劇は
私の中で閉じていました

夜の空には星がきらめき
人の瞳に涙を呼びます

私がかじっていた青い実は
私 ....
美しい言葉をください
心にない言葉でも
嘘っぱちでもかまわない
美しい言葉をください

そんな醜い言葉では
あなたが強張ってゆくばかり

そんな苦い言葉では
あなたが痛んでゆ ....
優しさってなんですか
優しいことが
生きていくために必要ですか

優しさがほしいのはみんな一緒ですか
それは言葉ですか
しぐさですか

優しくないからと捨てられたけど
優しいからでな ....
あなたの特別な存在になりたい

男の人はよく言う
『きみは特別な存在だよ』
女の人はよく言う
『私はきっと彼にとって特別な存在なのかも』

よく耳にする『特別な存在』
それは愛があると ....
あなたの心根を信じたい

無関心にも似たそらが

わたしを信じてくれているように

あなたにも

わたしの心根を信じてもらいたい

執着にも似たあいが

いまもあなたを信じてい ....
笑う笑う 彼ら笑う
我が子の手足をバリバリと
食らう母親擁護して

笑う笑う 彼ら笑う
餌食らうだけの物言わぬ
片端にされた子らを見て

笑う笑う 彼ら笑う
善意の行い ....
風船を
もって
歩いていたら

風が吹いて
手から
はなれた

空高く
風船は
飛んでいく

遠く
見えなくなるまで
飛んでいった

悲しかったけど
ちょっぴり
う ....
うたうことで
なにかが変わるのだろうか
私の 今日も

信じるか
信じないかを論じることは

生きるか
ゆくかを 問うことに似て

どちらの答えにも納得できず
赦されたいという
 ....
わたしは秋に還る

いつから此処を
ふるさとと呼ぶようになったのだろうか

紅葉した楓の葉を見て
ああ やっと きたのだね

忙しかった夏の終わり
(それはあまりに急ぎ過ぎて)
 ....
燃えている
縁石の終点に
黒い羽が溜息をつく夕暮
空の家路は幽玄に。
私は 夜へと
瞬く
視線は途切れ途切れに
冷えていく
支柱にからんでいる
朝顔は枯れてゆく
深く 夜へと
実 ....
君よ愛き人よ
挫けし其の涙
自ら払い給え

君よ麗しの人
暗黒の夜にも
朝陽は明けん

あるがままに
貴方のままに
己を愛し給え

咲き誇り知り
目を開き見て
吾を叶え給え ....
つたえたい言葉

のぞきこむようにして

きみと喋っている

意識をすぎてゆく

音にかえて

のぞきこんださきには

詩にもならないちんぷな台詞

ばかり

愛してる ....
箱の中には

たくさんの机
たくさんの椅子
たくさんの人たち

毎日

おんなじ場所に座り
おんなじ景色があって
おんなじ顔ぶれがある

違うものは

箱の中を流れる時間と ....
裸の木々さながら
その身のうちに予感を眠らせ
ただそのときを待つ
 
兆しを感じながら
すべての夜に息をひそませ
夢の無名に暮らす
 
子どもたちよ
 
やがてお前たちの野に
言 ....
紙の上に大量のふけを落としながら
地球温暖化は本を読み終えるとつぶやいた
「俺の時代は終わった」
海上の非戦闘員を沈めながら
地震はスクワットをやり終えると大地に話しかけた
「縄文時代はコア ....
君は尖がってるから痛いと泣いた
それが僕の言葉なんだって言って

だから全部入れ替えようと
取り出してみたら 
真っ黒だったんだよ
どろどろだったんだ

清い水で洗いたくて
抱えてっ ....
過去なんて見えない

私のいない思い出なんて必要ない

大事なものは

いま目に見えるもの



今は必ず過去になる

未来は絶対 現在になる

新しい過去はいくらでも作 ....
天気予報は曇りのち雨

冬晴れ続きで
乾きすぎた雨女は
その唇に
無色透明のグロスをさす

鞄の隅に折畳みの傘
忍ばせてはみたけれど
きっと今日もそれを
使うことはなくて

濡 ....
ひと気もまばらな公園で
湿った土の上に落ちた椿の花は
どこか心細げにこちらを見ていた
ささくれたこの景色には眩しすぎるので
その紅色を熱でとろとろに溶かして
指ですくいとりたいと思っていた
 ....
東の空はすでに白々と
断末魔の星屑 儚い光
やがて朱に交われば明けの海
入り江にかすむ靄 侵食の色

島に夜明けがまた今日も来るたび
緩やかに繰り返す日々
日常の光 営みの光

家捨 ....
横断歩道を
舟が渡っていく

あの生まれたばかりの
小さな子供は
その隣で雑談してる
サラリーマンの男たちを
いつか脅かす存在になるだろう

そしてあの年老いた
一艘の ....
俺には
たくさん
傷跡がある

喧嘩に
明け暮れていた
あの頃は辛かった

辛いとは
わかっていながら
素直に言うことすら
出来なかった

自分で
自分を
あとで
考え ....
どこまでも行くんではないですか?
そんな囁きがきこえそうな
森ではいつも会議が行われています
人類について
世界について

生命が
生まれては飛び立ってゆく
後ろも向かず
こんこんと ....
りょうさんの自由詩おすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いきかえる- 蠍星自由詩4*10-1-16
新月- 弥鈴自由詩3*10-1-16
○△の地球- 朧月自由詩18*10-1-15
失黒の宇宙- 海里自由詩2*10-1-15
墜落- 楽恵自由詩4*10-1-15
大きな木- 朧月自由詩210-1-15
- 弥鈴自由詩5*10-1-15
私が成し遂げた屈折は- 真島正人自由詩2*10-1-15
美しい言葉をください- オンガシ自由詩6*10-1-15
優しさ- 朧月自由詩510-1-14
存在- 帆乃香自由詩110-1-14
心根を信じる- 吉岡ペペ ...自由詩410-1-14
我が身を食らうサトゥルヌス- 仁惰国堕 ...自由詩2*10-1-14
風船- そよ風さ ...自由詩4*10-1-14
詩革命- 朧月自由詩310-1-14
還る- 乱太郎自由詩1210-1-14
雲隠れ- こしごえ自由詩2*10-1-14
マグダラのマリア- 弥鈴自由詩3*10-1-14
つたえたい- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-14
四角い箱の中の四角い箱- ヤクタマ自由詩110-1-13
子どもたち- ma_non_tropp ...自由詩210-1-13
インカ帝国の様な日々- 間村長自由詩210-1-13
丸い言葉になりたい- 朧月自由詩610-1-13
おもいで- 帆乃香自由詩210-1-13
雨女- 弥鈴自由詩2*10-1-13
おんな椿- あ。自由詩11*10-1-13
島の夜明け- 仁惰国堕 ...自由詩1*10-1-13
遺伝子の旅- 小川 葉自由詩210-1-13
傷跡- そよ風さ ...自由詩6*10-1-13
生命の森- 朧月自由詩310-1-13

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