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年若い側近たちが

まじめな顔をして公文書を焼いていた

四月の夜だった

焚き火の明かりが

周りの壁に影をめくっていた

憔悴した彼がそこに立っていた

髭のうえの彼の鼻が ....
小雨の中の交差点
寒さ厳しく 小走りで
自動扉がウィーンと開く
その店に入った時から
異様な空気。

フロアの中央に
背の高いテーブルひとつ
天井にはミラーボール
窓際のカウンターに ....
わたしは勿論あのひとを
大切に大切におもっているが
もしかしたら実は
あふれこぼれんばかりの
「愛したい!」という
エネルギーのかたまりを
ぶつけられる相手ならば
 ....
かえる 跳ぶ 柳の下
かえる 届く 柳の枝
かえる 折った 柳の枝

おとな かえる どなる
こども かえる どつく
かえる とんだだけなのに

かえる なく
かえる あるく
かえ ....
元旦の朝
目覚めると
枕もとに息子が
座ってました

いつからそこにいたの
と尋ねると
わからない
と笑うので
不思議な気がしました

それから
お雑煮の餅を
小 ....
モノクロームの
夢を見た後は
必ず
部屋に月がぶら下がっている
月は
蛇みたいに
神秘的だと思う

胸の空白に
薄い風が吹いている
風で砂漠の砂が
少し飛ぶと
君の心に
届く ....
この世界に折り合いつけて
清く正しく生きるタメ
今日も“理性”をちゃっかり
すっぽりっ。とカブってる

なのに

フィットしないなカブリモノ
無性に心地悪くてさ
バランスなん ....
私の魂というものは 
量りにのせて 
測定することはできません 

たとえば眠りの夢に落ちる時も 
たとえば悲嘆に暮れる日さえも 

私の内的生命は 
一本の透けたアンテナを立て 
 ....
死んでしまった
わたしは
ゾンビのぬけがらを探している
腐っても腐っても
失いたくない何かを
無くしたがっている

母の抱いた夢を
娘は黙って飲み込んだ
いいも悪いも ....
綺麗な空を見る

水の流れる音を聴く

君の声がする

たったそれだけで

世界がくるり、素敵に思う
 
誰もが〜
自分の少年・少女時代か青年時代に、

「自分は父母のように
結婚するのかな?
結婚できるのかな?
結婚するとしたら、
今、その人はこの空の下のどこかにいるのかな?」

 ....
哀しみにおそわれる
生きていく苦痛にとらわれる

人一倍傷つきやすく
人一倍じぶんを超えようともした

胸の痛みやしびれがなくなるまで
大義名分をさがして

モーツァルトのピアノ協奏 ....
その恋が不倫だとか浮気だとか

ひとに言われてもピンと来なかった

身の上話をして

親にすてられたんだねとか言われても

じぶんにはピンと来なかった

太ったねとか痩せたねとか言 ....
 
ねえ
世界と上手く交わるには
どうしたら良いのかなぁ
 
いつまで経っても
ふわふわとして
現実味が感じられないの
 
命の重さ
愛の暖かさ
涙の美しさ
 
全ては幻のよ ....
楽器のようになりたい 私は あなたの楽器に

あなたの指先が 描こうとする 一つ 一つ の音を あなたの思い描く そのまま その通りに表したい そして そうすることで あなたが 次々と 美しく悲し ....
 ふわり、ふわり。

使うとは思わなかった効果音
すれ違いざまのあなたから


右手が微かに触れた一瞬の事
優しい桜の香りよりあたたかなあなたの温度
涙線がくずれそうなくらい切ない温度 ....
{引用=


  ? 白い虹の風景


{画像=10071 ....
 
人は…
幸福と不幸な場所に居続けようとするみたいです。

幸福というその暖かい温もりある所に留まっていたい〜

という一方で…

不幸というその苦しみに縛られながら、そこに留まるこ ....
手のひらにあなたを
降りしきる雪を
言葉を 悲しみを
受け止められるなら

時間が過ぎて
見失うものも
惜しくないとさえ
思えるんだ

行方は誰にも分からぬ夜の旅路で
本当に愛し ....
じぶんの感情を充たす

その感情とは

ほんとうは何の仮の姿なのだろう

ぼくはとまどっている

世のため人のためなら

ここから降りるべきだろうか

ぼくはいまを生きている
 ....
それぞれの親がしんだときのことを語った
それが約束のように
背負っていると思い込んで
なにかを決めようとした

自分がしぬなんて考えもせずに
残ることを話した
それがどんなことなのかなん ....
新しいドアの前に辿り着いて

ノブを回してドアを開ける

中に入ってからばたりとドアを閉める

今入ってきた場所と薄いドアの一枚で遠く隔てられた世界

ドアのこちら側でしばらく立ち止ま ....
春は売りもの
なぜそれを春といったのだろう
ひさぐものを

春は買いもの
なぜそれを春といったのだろう
購いようがないものを

春は何者
答えてご覧きみ

贈りもの
落としもの ....
風走る
まるで今を失うかのような
心配をして 風走る

真ん中に
穴のあいたような私のからだの
真ん中をびゅうと風走る

大地をゆさぶるようなこの風に
踏ん張りながら 一気に過去が蘇 ....
少し甘くて少し酸い
あなたを好きになった
あなたは少しだけ優しくて
時にまた、ほろ苦いけど
本当はとても甘いってことを知った
その甘さはどうしようもなく
{引用=
例え、偽りでもそれでい ....
握りしめられて手のひらで溶ける
それはとても幸せな時間

春が雪を溶かすとしても
それまで雪でいる必要なんてない
たとえ一瞬でもいい
あなたの手のひらに触れて溶けていきたい

だから幸 ....
あなたが欲しいわけではないの
ただ見ていてほしいだけ
なんて
私の我儘には
もう付き合ってくれないでしょうね
その握りしめた手の中にあるものを

一緒に両手で包んでいたかった

あなたの左手に握りしめている過去

そんなに見つめて手を開かないで

砂のように指の間から落ちてしまう

例えそ ....
花弁が
閉じられていくように 
終わってゆく 
それは、けして植物をたのしむ
観賞的な終焉などでなく

冬空のきびしさに
指先をこごえさすように
手をのばそうと、
やってくる ....
生きている と
声高にわめくな我が身よ

それを見守ってくれる
その影も知らずに

ここにある と
つきだしたその背には

みんながくれた翼があり
風があるのだから

ひとりだ ....
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