すべてのおすすめ
フィクションに
幻を信じた女たちは
二日酔いの朝の様な
気だるい脱力感纏い
眩しそうに太陽睨む
フィクションに
疲れ切った男たちは
優しさに飽きた様に
冷たく無表情を装い
蒼い満 ....
突き刺す様に迫る
新月の闇に呑まれ
永遠を誓った枕話
コイン全て委ねた
一夜のギャンブル
ふたりの愛情物語
純粋に真っ白な雪たちが
ベールを覆うように積る
切なさも淋しさも
穢れすら隠そうとする様に
身も心も凍りつく前に
あなたに会いたい
早くあなたに会いたい
ゆっくり雪を溶かすように ....
君よ愛き人よ
挫けし其の涙
自ら払い給え
君よ麗しの人
暗黒の夜にも
朝陽は明けん
あるがままに
貴方のままに
己を愛し給え
咲き誇り知り
目を開き見て
吾を叶え給え ....
天気予報は曇りのち雨
冬晴れ続きで
乾きすぎた雨女は
その唇に
無色透明のグロスをさす
鞄の隅に折畳みの傘
忍ばせてはみたけれど
きっと今日もそれを
使うことはなくて
濡 ....
しんしんと静かに
静かに舞い降りて
人々を銀世界へと連れてゆく
そんな凍てつく夜に
この胸の想いを
何と詠えばよいのでしょうか
凍てつく様な闇の中
月光を乱反射させながら
尚も ....
風に煽られて髪をかき上げ
傾斜約20度の坂道を登ろう
優しく広がる見慣れた景色
又独りここへ戻ってきたね
傷つくことに慣れてしまい
こころは冷めてゆくばかり
会いたい時 ....
あの日二人
言葉を惜しむ程に
見つめあった時を
昨日の事のように
想い出しているわ
どうしても
時間を止められず
唯それが悔しくて
泣く事も出来ずに
笑って見送ったの
時空 ....