すべてのおすすめ
世界を廻すのは 愛ではない。
欲だ!
共産主義や社会主義は
机上の理想論でしかない
人間たちの我欲により
容易く崩壊する
ヨクヲ アマクミテハ イケナイ
....
宿業を
背負い生まれた
我彼の身
今生で
結ばれ得ぬる定めなら
来世の邂逅
契る小指の
あかい
いと
過去世しがらむ
曼陀羅迷路
誓ひし花の
幽香たよりに
奥深く
響く音色 ....
目が ふたつ
鼻が ひとつ
口が ひとつ
とても可愛い。
お花さんは
ただ 咲いてるだけ
「わたし、きれいでしょう?」
なんて
お花さんは言ってない
そこで咲いてる
「きれい」
私が思う
* * *
お花さ ....
輝いていた
満ち足りていた
知らぬ程に無垢だった
光が強ければ
闇は濃くなる。
そんな当たり前のこと
‘1+1’が
必ず‘2’には
ならないのと同じ。
蹴飛ばした石ころが ....
ふらりと入った三流映画上映中の場末の映画館
お世辞にも出来が良いと言えないドタバタ映画をスクロールしながら
ぼんやりしてる
平日の昼間、
人はほとんど入っていない
ふと気づけば
隣 ....
春垂れて君と微睡むジムノペディ
雀飛び平和を実感あくびする
春ワンピ♪電車の中は花盛り
A音。
AーAa,AAーa,Aaー
絶え間無く平坦に繰り返す耳鳴りが
(ラ)のおとだと気づくのは
虚しく遣りきれない。
窒息しそうな圧迫が
次々と追い駈け
螺旋を巻いて
私、
....
正直、自分自身の感覚が変わったと実感したことありますか?
まず、味覚が変わりました。
大好きなワンタンが激不味て。
あと、ドトールやベローチェのアイスコーヒーを、いつも飲むんですが、
何で ....
三時間眠ったと思えば30分しか経っていなかった。もはや時間は意味をなさない。眠って見る夢と現実が激しく入り乱れ、私という輪郭がほどけていきそうになる。
自分自身を証明できるものは、もはや五感しかない ....
「ほしい?」
あなたは唄いながら、からかいながらたずねる
「ほしいだろ?」
ビロードの刷毛で全身をなぞるような声
僕は抵抗して横を向く
「ほしいって言ってごらん」
君の瞳を ....
薔薇よ薔薇 美しき棘に刺されたし
旅行鞄ひとつ手にもち
冬の夜を渡る夜鷹
哀しい瞳に行く先知らぬ望郷の念
子守唄が引き返す
吹き荒れる冬の嵐は枯れ葉を纏い
切なく胸を焦がすのは
浜辺で拾う貝殻のせい
....
愛に名前を付けるとしたら
私はお弁当と名付けよう
お弁当には
たくさんの思いやりや祈りが入っているから
愛に名前を付けるとしたら
私は嘘と名付けよう
自分のこころが痛くても
誰かのた ....
32歳になるまで、
ひとを愛するということが
どういうことなのか、解らなかった。
32歳のとき、
運命の出会いがあった。
出会ったひとは、とても哀しくとても孤独なひとだった。
当時 ....
二十歳の頃は
ミニスカートをはいてて
ヒールの靴でもちゃんと歩けてて
脚の骨も
今みたいなO脚じゃなくて
スラリと真っ直ぐで
後輩たちから
「先輩の脚はきれい」と絶賛されていた
美 ....
いつまでも“私”に囚われ過ぎている
小物は誰ぞ His name is ………
さあさ、みなさん寄っといで。
いまから私秘伝のクリームシチューレシピの公開だよ!
このシチューを作ればかみさまだって食べにくるシチューだよ!
そのレシピを惜しげもなく公開しちゃいまーす♪
....
ひこうきの夏空よこぎる 今日も晴れ
世界は
とても残酷で
とても冷酷で
とても醜悪で
とても我儘で
とても薄情で
とても無慈悲で
とても極悪非道で
とてもおぞましい
世界は
とても優しさ満 ....
《薊など などか忘れ賜ひしか
君に問ふらむ こころのゆくえ》
あなたはもう
私という毒草を忘れてしまったの?
何年でも何十年でも待つと言って下さった
その ....
薫風や めおと{ルビ楠=くすのき} {ルビ祝言=ことほ}ぎて
言葉の魔法を知らぬ者達が
不用意に呪文を撒き散らす
「嫌い!」「嫌い!」「嫌い!」「嫌い」「嫌い」………
いっぺん死ねよ!てめぇら、クソが!
嫌いのアンサンブル
嫌いだけのス ....
イケメンの馬にはニンジンあめあられ
春の海 糸垂らし釣る {ルビ夢見魚=ゆめかさご}
春の海 {ルビ転寝=うたたね}で釣る {ルビ夢見魚=ゆめかさご}
契った小指を
互いに噛んで
淡く滲んだ紅を
重ね併せた永の約束
忘却の河
レテ越えて
あなたを忘れた私に
宿る深紅の聖結晶
花の誓いも忘れ果て
霞がかった靄の中
見知らぬひ ....
きみが{ルビ枝=え}を{ルビ手折=たお}り給ふか鈴鳴りの
{ルビ満天星=ドウダンツツジ} 満ちて{ルビ咲くらむ=錯乱}
パンツを買った
パンティではない
だけど、ズロースでもない
パンツを買った
桜色した
パンツを 買った
死者のあしおと散るこえの
花息吹だき{ルビ御霊=みたま}ふる
{ルビ永久=とわ}をかぎりと{ルビ去年=こぞ}を問う
晴れるや明日は靴飛ばし
あまどい伝うなみだかな
あーくんは、お花畑にやってきました。
まずは蕾を摘みました。花瓶に生けて花が咲き誇る様を見たかったのです。
最初は普通の花を摘んでいたのですが、
だんだん普通の花では物足りなくなって、誰かの畑に ....
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