白球
山崎 風雅

 冬の透き通った空に
 白球が飛ぶ
 それはまるで夢をつかまえようとするように
 白球を追う

 整地されたグラウンドで
 今日はソフトボール大会
 
 投手が投げるボールに集中
 勢いよくバットを振る
 心地いい感触
 ボールは外野へ

 走る
 走る
 走る

 みんなが声援を送ってくれる
 2打席で2ヒット
 上出来だ
 気分がいい

 爽やかな風をまとう
 汗が光る
 声を掛け合え
 仲間も楽しげ
 笑顔が笑顔を呼ぶ
 気になるあの娘もはしゃいでる
 気分は最高

 思いっきり投げた、打った、走った


 あの娘の笑顔が見れてよかった




自由詩 白球 Copyright 山崎 風雅 2006-11-29 22:37:19
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