母親の 茶色い
誕生日の カウベルぶるさげ
タバコが 寝間着すら持たず
財布で 夜と繰り出し


憾喚恨魂
ちっぽけな ヒメゴトを ロータリーを
寒肝困痕
かけめぐる おのが隈音にい ....
かばんの中身を全部吐き出してしまってかばんは

ムード作りが大切だよ
大部分の人にとっては

一週間で主の入れ替わる
ビニール製の青い虫かご

太陽なんて

きっと言葉が通じないよ ....
でんごんくんがいた。「お金は余裕を持って置いておくがいいよ」。それは小さなオハジキだった。いろんな光と色が街灯にはねかえって、あしたの花火へいけないって思い出した。どうやってきみに伝えよう、でんごんく .... 「ワレワレは」って言うたび君に叱られる(ひょっとしてこれチャームポイント?)

カフェラテもいいけど今日はトコロテン(甲子園が見たいって言えない)

自転車で渋谷まで一時間半かけてぼく ....
ああ
なんだろな
これ
電子レンジかな
グワワーて

ふいてるよ


じつは


すこしだけ
(笑うな)


すこしだけ
あのこに似ていて


夜 ....
「チャールズ・ブコウスキー」

あなたは自分を制御できない自分を、
ダメオヤジ、だってわかっていて
せっかくのチャンスを片っ端から壁に投げつけ、台無しにしてしまったのだ


チャンスって ....
最上階のプライヴェーエト・ジァアグジィーの
黒い鉤型の湯出口に
バラいろのヤモリどんがつっかえている
赤ん坊のように柔らかな爪のはえた
短い後ろ足をじたばたさせ
水道管の奥へ奥へと身をよじら ....
 電気をつけると暗いねえ / ええ? 明れよう電気は

  / 電気をつけると夜んなったねえ

      / ああ / 夜んなったねえ

/ 外は

                 ....
私は一年ほどまえに勤めていた会社を退き失業保険となけなしの貯金にてパソコンを購入、偶然にもこの現代詩フォーラムに漂着、以来やっとこさ、人様に読んでいただくためにものを書くという行為に目覚めつつある寝坊 .... 決別、死体。あひる、
差別、死体。あひる、


いっかつ、したいの、行軍、
ふりふり、はた、
喉が、かわいたの、
ぷり、


その川の水を飲んではいけない。
その川の命を掬っては ....
半起ちの牛若丸が駅前にすべり込むのさ黒塗りのクラウン

バロックと不感症との相関をチャイナドレスで教授されたし

祈っても駄目ならでっちあげるのよ神様からの着信履歴

何度でも生まれ変 ....
「小林亜星」とささやいてみる。
フランス人になった気持ちで
やさしく、女をいたわるように、


コバシャセ?


「井手らっきょ」と諌めてみる。
イタリア人になったつもりで
派手な ....
まいりました。
おそれいりました。
とりあえず、あと三日
猶予をください。


仕事の話を切り上げるとどうしても
そのままワンルームには帰れなかったので
バスにごんごん揺られてまいった ....
校庭の使い方を忘れてしまった
忙しさにかまけ
タバコをふかし
子供たちの嬌声に耳を傾け
止むことを知らない霧雨のなか
彼女の寝顔
彼女のやさしさ
彼女のフルネーム
それがなんだか忘れて ....
区民センター脇の長い長い信号待ち
フットペダルの反発を確かめながら彼
今年も交通渋滞は伸び盛り、だなんて
ふくよかな思案にくれている

最後部でぐったり
お昼の食べ過ぎで夢うつつな ....
かつかつかつ。

夜道で
だれかがわたしをつけている。

よおし今夜こそは! と
くるり
ふりむいた瞬間、

ばーあーん。

からっぽのせなかに
鉄のドアーがとどろいて
 ....
寝坊した夏が廊下を歩いてく 桃のジュースの腹をかかえつ

空いろのシーラカンスがゲップをすればこの裏庭に風が吹くのだ

カオティック・コースターだよお立ち会い 飛び出す顔のお兄さんだよ

 ....
倶利伽羅を越へていづこへいつかへる回転数学流転の鴨よ

芸はこれつたなけれども人のみみ転ばしめむや鴨の水掻き

神無月ひとり詠じし数寄ものの禰宜の畑に月はめぐらず

かものはし そがふるさ ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ

もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて

一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
 ....
計らずも露茎せよ
俺と俺のサル以外
しっかり計らずに露茎せよ


(湯切り口)


オンラインで堕胎せよ
俺と俺のサル以外
皆一列に堕胎せよ


(アットマークポモ道路茶 ....
駅前の
立ち食い蕎麦屋のトッピングの
百三十円の
黒い汁に浮いたかき揚げを齧りながら
予感することと
予感された世界に生きることとが
微妙に喰い違う

駅前の
ガソリンと赤錆の臭 ....
奥歯に力をこめるとサイコロが
意外なほど簡単に砕けてしまった

耳と耳の咀嚼する
ねばりけのつよい青空


鼻先に広がる雑踏
その一枚むこうで
花火が音もなくたちゆらぎ
ぽこ ....
灰皿のなかでアップルパイを食べていたら
宿題を忘れたまま大人になった

たとえば

ジグソーパズルをさ
五六個買ってきてさ
縁側に放り出して
ビールを飲んでいます
ワーオ!

遊 ....
池袋 雨の路肩に胃薬を泡だてる闇 I’m the SLIME!!!

日暮里のウィル・オ・ウィスプが公園で「兄ちゃんライター貸してくれんか?」
頭の悪くない毎日
たまには酒を飲まない
そんな毎日


雲間にぽっくり
遺産で食ってる老人のための
きいろい雪玉のしずくの
せせらぎとなった
今宵の


(りーりーりー ....
霊安室の白い籐籠のなか
ピンクの野の花にうずもれた君の
艶のない栗色の背中から
ひからびた鼻先から
濁った黒目のまわりから
しぼんだ肉球のすきまから
丸々と太ったノミどもが次から次へと ....
パンは太るので母親がしきりに食えとうるさい。
ぼかあパン職人であってパン食ではない。
ぼかあトロッコが好きだ。



(まだぜんぜん夜やし(笑))



深夜四時の公園で
踊りの ....
白黒白黒 テントに籠もる咳払い 秋の夜長の神経衰弱

七並べ アルミパイプの指定席 正面に花 照れるジョーカー

「大ちゃんの絵ができました」叔母の手による油絵を喪服で抱え

安らかに ....
「エロビデオのセックスってさ、こう、なんでいつもオトコはみんなマンガの書割みた
いにのっぺりと影がうすいんだろー? ・・・オンナはオンナで自分の快楽ばっかに集
中してなんか機械みたくアヘアヘ鳴 ....
サンダルの散らかり過ぎた滑走路 紙ヒコーキの泳ぐ地下鉄

この街に照準のような雪が降る 国道のはて 君の空より

ダイダロス=秋の夜長にこんがらがったる作業ラインの十二指腸である

し ....
石原大介(33)
タイトル カテゴリ Point 日付
霧カウベル未詩・独白304/9/13 22:31
ムード作り未詩・独白604/8/18 3:21
でんごん未詩・独白604/8/13 0:45
D.A.T.E.短歌4*04/5/26 20:58
等高線未詩・独白4*04/5/24 4:02
手紙未詩・独白5*04/5/22 10:49
頭脳ホテル’81未詩・独白7*04/5/21 6:17
ユーリさん作「私に名前を授けてください」に寄せる雑文未詩・独白6*04/5/13 22:26
独白・書くこと、と、読むこと未詩・独白8*04/5/12 10:03
あひる未詩・独白3*04/5/9 4:07
病にロック短歌23*04/5/8 6:47
豪華ボックスセットデジタルリマスター済未詩・独白18*04/5/2 15:49
未詩・独白4*04/4/30 0:37
校庭未詩・独白7*04/4/29 17:57
未詩・独白304/4/25 15:30
犬のおまわりさん未詩・独白3*04/4/22 10:35
人生の夏休み短歌6*04/4/18 5:02
鴨よ短歌3*04/4/18 5:01
腹の七糞短歌16*04/4/18 5:00
オンラインでいこう未詩・独白8*04/4/7 4:21
駅前未詩・独白404/3/6 7:07
途中下車未詩・独白504/2/13 1:41
ハッピーマンデーズ未詩・独白4*04/2/4 22:32
山手線挽歌短歌4*04/1/31 1:35
point me at the sky未詩・独白6*03/12/27 4:02
畜生未詩・独白13*03/12/25 1:49
ぼかあトロッコが好きだ。自由詩303/11/24 23:35
法事にて短歌13*03/11/15 1:50
モグワイ自由詩7*03/10/27 21:03
虚飾拾遺集短歌303/10/24 0:23

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