舌舐めずりのおおかみ
赤ずきんちゃんを狙ってる
憂いに満ちた眼差しでため息ばかりつく可愛仔ちゃんの
薬指の呪縛が解き放たれるのを今か今かと待ちわびている
耳元に甘く囁きながら何気ないしぐさ ....
君の写真に何度も何度も語りかける
〝好きだよ、好きだよ〟と
偽りのないコトバ
愛に偽りなんかないんだ、きっと
君の前を通り過ぎた女性(ヒト)だって
真剣なキモチで君と向き合ったに違いない ....
まるで待ってましたといわんばかりに
横殴りの雨が僕の肌を情け容赦なく突き刺してゆく
我が身をかばうように頭の上を両手で押さえ
出来るだけ速足で歩こうとするのに
脚が絡まって思うように巧く前 ....
雨が小説を書き上げる前に僕は姿を消した
左巻きに回る星に飛び乗って
地続きの空を眺む
死者の舞う 、
生者の歩む、
途を照らして
逝く生く
ヒカリ
▽
あなたの
なかに
はいった
ときとても
あったかかった
△
背景に退き
ながら拝啓と ....
未来の息吹
世界が集う光の舞台
裏には金や政治の影ちらつく
光と影 斑らの土壌に
夢の種
技術の花
木造鉄筋の森の中
文化の橋を渡ってみよう
地球の鼓動
共に刻み
希望の地図を描き ....
ダブダブに ダブる 輪郭
君はどこ?どこ?どこ?どこに?
瞳孔に刺す花
多重輪郭
私はここにいるよ
ダブダブダブダブダブる 輪郭
指先からほどけ合って
唇で舌で触れて
触れてい ....
紅の葉々の揺れに揺れ
或るもの或るもの
余りにありあり
在り始め 、
光響いて響く光
著作権について
昔から著作権について長いこと語ってきたけど、そろそろ終わりにしようかと思います。なのでこのテーマについては今はもっとも危険な立ち位置にいる私たちを折り込み終止符としましょうよ。
....
春のだるさ
それは、
周りのテンションの高さ
家族連れ、カップル
一族郎党引き連れてのそぞろ歩きと
それを通りすがりにチラ見して
俯く独り身の我、ポケ手して早歩き
春のだるさ
それ ....
ウイスキー
ウイスキー
ナンシー
ウイスキー
白
黒
赤
青
紫
濁り
エビス
赤星
スーパードライ
....
○「若さとは」
夢を追いかける気持ちがあるということ
○「無自覚な悪」
無関心
放任
無知
無理解
○「心の問題」
金だけでは解決しない
○「強さとは」
強さとは
力 ....
ヒトは昔誰でもココロの中に天使の羽根を持っていた
幼い身体を精一杯動かして小さなその手は無心に何かを掴もうとしていた
自分より大きく高く映る周りの景色も
まるで輝きに満ち満ちているようで
....
僕は君の事買い被り過ぎてたんだね
君は誰よりも内面(ナカミ)を大切にするヒトなんだと思ってた
だからいつも行動で己れの信念とやらを証明してきたのだと
僕は僕なりに君については納得していたんだ
....
もし貴方とまた再会出来るチャンスが与えられたとしても
私は他の女みたいに奇声を挙げて
それに飛び付いたりなんかしないわ
余裕の笑みでどんなことでもやり過ごして見せる
だってそんなのもう
....
苦痛 、
深みの静かさの
脳髄貫き 鈴の音の
閃光放ち響き続け
ウチュウ夢中 踊る躍る 、
私はいったい誰だろう
愛犬チャボはトイプードル
散歩がてらランニング
朝の土手を思いきり走って行くよ
草の匂いを肺に入れて
ぼくはrun・run・run
チャボはちょこまかちょこまか
歩幅の違いを埋めて
並ん ....
リアリズムは単純バカの詩的表現みたいになっちまった、誰もが一番わかりやすい手駒だけを持ってカタがつくまで乱発してる、それを真面目さだなんて果たして、気付いていないのか開き直っているのかいったいどっ ....
ボクは引かないよ
おみくじは
当たった試しがないから
ワタシもよ
でも今日は引くわよ
おみくじは当たらないから
書いてあることは
起きないってわかるから
なんて書いてあるの?
....
帰り支度がすんだなら
明日にでも行くがいい
旅する天使はおしゃべりで
その上酒癖もわるいときてる
翼ある者は去るがいい
おまえたちの羽根のほとんどは空気
膨らんだ胸の中身さえ
絡みついた ....
なにひとつやりたくない
ひとつだけやりたいことがある
なんでもやってみたい
その希望は
一度道の途中で立ち止まり
後ろを振り返ってふと想う
草むらで休みたいとか
平らな道を歩きた ....
○「水平線」
水平線を見ると
空と海がつながっているように見える
水平線の向こうには
何があるのだろう?
といつも思う
○「鳥たちよ」
鳥たちは翼をパタパタふりながら
いつも元気に ....
ありがとう、
また逢う日まで。
おやすみ。
今までの感謝と、
これからの苦難を、
分かち合えない貴方へ。
さよならは要らないのかもしれないけど、
あんまりな別れだ。
だけど ....
「悲しみって 日替りだね」
少し軽めの『君』の声が聴こえた
春の陽気がぬるく感じられる部屋
懈怠たゆたう教室の机のうえに
新しい傷をみつけた
無人の机は古びた傷でいっぱいなの ....
ひかりのうみの
かぎりないひろがり
ひかりのおびとなり
のびひろがりいき
わたしなるもの
眠り目覚めのわたし
しだいしだいに越え、
瞑目する意識の奥処の声を聴く
ひかりのうみひ ....
すべての駅は
改札を捨てて
だれかのおとしたメロディを
つぎはいでゆく
終点が
ただよう終着駅へ
雪が降るね
でも雪には落ちてる感覚なんかなくて
ただ地面が迫ってきてるんだ
重力加速度ってやつ
よくわかんないけど気づいたら降ったことになってる
既成事実ってやつ
それもわかんないけど降る ....
恋は一片の花弁のようにいずれ舞い落ちてしまうから
枯れてしまう前に手のひらに閉じ込めてしまおう
ほら、ぬくもりが感じられるだろう?
まるでウソがマコトになる魔法さ
夢心地に舞う花のかけらが ....
休日の昼下がり
柔らかな日溜まり
畳の上に寝転んで昼飯の用意をする母親の鼻歌を聴いている
伴奏はフライパンの上で油の跳ねる音
カチャカチャと木のヘラとフライパンとが重なる音
あぁ、幸せな ....
サクラ
サクラ
サクラ
サク
サクラ
薄いピンクのおべべを着て
黄色いかんざし
まるでお姫様のよう
嬉しそうに 両手(おてて)拡げて
お日様を掴もうとして ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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