硬いソファまで差す陽が
サキの太腿を切り取り


新居、印鑑、身分証。近くの
小学校から 子どもたちの声が微かに


聞こえる? サキの下腹部に
耳を押し当て 子ども 欲しいな、
 ....
水流水底に沈み
静かさに群れ成す
様々な形の岩岩岩、
何処までもひろがり在りて

すると今突然正に光のスポット顕れ

底に灰の色群れ成す透明水流に
黄金の色 垂直な貫入
生きて注がれ ....
若き頃の
狂騒を過ぎ
ひとり我
今此処にくつろぎ
内なる普遍へ沈潜す


内なる普遍、
外なる自然本性に呼応し
二つは一つにて
神の道の終わり成就し
この感覚世界在りと


 ....
冷えていくストーブ
無い言葉
缶の羊

音のないテレビに
二拍遅れの字幕が流れていく

違うこれは
生活ではない
と思う
けれども
風が強く テントを打った
毀たれるような寒さの中で
ストーブにあたった

5つの頃 寂れた駅の入口で
飴色の夕日の中で
吹きすさんだ風と
おんなじ音が聞こえてきた
目を閉じると
あの ....
 小学校の正門前
 通学路を跨いで並び建つ民家の
 玄関先に置かれる
 バラの鉢植え

 通勤途中に
 つぼみが、
 いつまで経っても
 開かないわ と思っていたら
 その日
 薄 ....
仰ぎみれば
すっぽりと
闇のなか
煌々と
ただ


夢をみる

ほつとけーきを焼いている
 
 ───ホットケーキ ですか?

 ───はい、ほつとけーっ!

夢 ....
慌ただしい年の瀬に
同行支援の依頼がきた

入院先は山裾にある個人病院だったはずが
いつのまにか医療法人化されて
有料駐車場付きの
大きな心臓循環器疾患専門の病院となっていた

四十歳 ....
僕の同級生が
再婚した
年の離れた若い嫁が二人の子供を残して出ていってから
長い間寂しい思いをしていたようだ
ある宗教団体の合同婚で
東北の少し年下の女性と見合いをして
すぐに結婚した
 ....
道端の薔薇
朝の公園
焦げていく観葉植物
親切な店員
放り出したコントローラー

立ち上がり
二本の足で歩き
その道を信じて
何の為にかも
分からずに傷付けた人を
腕に抱き締めて ....
何が災いするか
わからないかわりに
何が幸いするか
わからないから
命に従うだけだ



ありがてえこってす
こう思えることは
みんなの
おかげ
ありがてえこってす
あなたもわたしも未来さん
そうなんです、未来さん
ガンダムに出てましたか?
そうその未来さんです

砂場を掘り続けて
掘り殺したこともあった
明るい未来さん

背中に羽をはやして
 ....
都で流行っているひげ茶です
これはご丁寧にどうも
と、そのような取引があってから
何度か顔を洗って
学校にも行きました
戦争があったかもしれません
泣いて帰って戸棚を開けて
ざざーっと海 ....
見間違えるほど
美しくなってゆく君は
夢の中で何をみているだろう
夜毎ぼくは眠れなくて
ウイスキーを舐めている


庭園に落ちると感じた刹那
ぽとりとひとつ紅い花
西の空を見上げては ....
お前のことを聞いたのは
つい最近のことだった
婚約者を残して逝ってしまった と

お前はビールが大好きで
出張先のホテルで溺れたと聞いた

お前は技術屋でオレは営業屋だった
オレたちは ....
来年も 再来年も

30年後だって

あなたは素敵でいて

私を夢中にさせて

ずっと ずっと

遥かな空を超えて

やさしさと 愛おしさと

かっこよさと 愛らしさと
 ....
木橋で出来た小道は途中
宙空で突然に途切れ
もう一歩も踏み出せない
処マデ来た私、
足下に
こんもりと山々の深く濃い緑の森林

ひろがり在りて在りて広がる、

向こう遥か光の海 黄金 ....
青い冬空太陽を眼差し
孤独に澄み輝き熱す
燃える光の球体、
爆発し続け
眩む意識、
光充ちて
覚醒スル
燃える思考の力動し

観る、己という無限

異様な意識の階層を
次々見開 ....
回旋塔の葬列を
ひとり
見送る
詩人は今日も
生まれる



遠雷は

私を
弔う
永遠



さようならの後は
何かの
始まりの時
約束を
思い出す
 ありのままの俺を
 好きになってくれる女性を
 俺は好きになる

 そう言って
 二十年以上経った同級生は独身だった

 自分の好きに生きる人生は
 納得出来るから いいわけだ
  ....
○「詩がうまれるとき」
寝ているとき
歩いているとき
美しいものに出会ったとき
クラシックを聴いているとき
漱石の本を読んでいるとき
女房とケンカしたとき

○「裏金」
「政治には金 ....
○「他人の目」
他人の目が気になって
電車に乗れない人のように
他人の評価が気になって
詩が作れなくなったら困る
僕が詩を作るのは
ボケ防止のためだから

○「派閥裏金問題」
大谷選 ....
暗闇の中、働く
それを何と呼べばよいのか
週末になるとやってくる
不安と焦り
それを何と呼べばよいのか
お金を大事にする
生きるために必要だから
手を動かし支える
作業をする
 ....
自分のために
したことが
他人のために
なれば
一石二鳥よね



ここのこころを
言葉に
置いて
あなたへ届ける
いのちの声を
さて 一度だけふり返り
降りたばかりの船を見る
木犀の香が夜に{ルビ水脈=みを}をひく
徒花とは呼びたくない

旅の仲間が好んでた
南洋の煙草が髪に残る
裏町の匂いだと笑ってた
襟の正 ....
夜の{ルビ静寂=しじま}に独り遊びは慣れている
悲しみと 愛しさの狭間でウイスキーをあおり
君を待つ秒針だけが過ぎてゆく

期待と不安がよぎる交差点
ヘッドライトだけが過ぎていく

ぼく ....
寂れた街頭の下で踞り

嗚咽混じりに初めて涙を流した

無関係の喧騒の中で

動かずともよいと何かが囁く

その頃はいつも歌が生まれた

言葉を持たぬ血を捧げながら


ゆっ ....
ぼくが帰るとき
いつも停留所ひとつ抜かして
送ってくれたね。
バスがくるまで
ずっとベンチに腰かけて
ぼくたち、ふたりでいたね。
ぼくの手のなかの
きみの手のぬくもりを
いまでも
ぼ ....
 ヴィレヴァンで詩集を買って

  満月の夜に読まずに捨てる



 彗星のように空に堕ちて

  咲く花があればいいのにね



 夢の中なら泣けるのに

  小鳥の ....
ウクライナはもう終わったんですか?
今はパレスチナですか?
ウクライナはもう終わったんですか?
あの怒りやら涙やら全部
今はパレスチナのものですか?
ウクライナはもう終わったんですか?
も ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
fingerprint完備 ver...423/12/26 19:22
意識の光景16ひだかたけし523/12/26 19:11
五行歌、繋がり在るを5*23/12/26 16:04
ストーブはるな123/12/26 14:58
ひとりGiovan...9*23/12/26 14:00
冬のばらリリー4*23/12/26 12:53
誰かのほつとけーき上川2*23/12/26 11:56
合成写真と判明した囚われの宇宙人板谷みきょう2*23/12/26 11:50
古稀婚ホカチャン1*23/12/26 10:52
通勤303.co...4*23/12/26 8:08
※五行歌 二首「何が幸いするか わからないから」こしごえ4*23/12/26 7:04
未来さん春日線香323/12/26 2:02
ひげ茶623/12/26 1:06
五行歌 夜想レタス5*23/12/26 0:56
訃報11*23/12/25 22:54
憧れ短角牛323/12/25 22:39
意識の光景15ひだかたけし923/12/25 19:13
思考体623/12/25 16:32
※五行歌 三首「詩人は今日も 生まれる」こしごえ4*23/12/25 13:20
夢追い人リリー2*23/12/25 12:32
独り言12.25 Bホカチャン1*23/12/25 9:53
独り言12.252*23/12/25 7:45
花びらたもつ323/12/25 7:14
※五行歌 二首「ここのこころを」こしごえ4*23/12/25 5:41
よろしく候46U6*23/12/25 1:19
Too far awayレタス6*23/12/25 0:43
have nothing6*23/12/25 0:31
糺の森。田中宏輔18*23/12/25 0:01
_おやすみ323/12/24 23:10
ウクライナはもう終わったんですか?紀ノ川つかさ10*23/12/24 21:34

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