スーパーの立体駐車場に車を入れて
そのまま買い物に降りて行く
おにぎりとお茶は持参だが
ちょっと甘い物が欲しくなる
ねらい目は見切り品コーナー


 大きなシュークリームが一個68円
 ....
嫁入りのキツネの影絵冬障子 みいちゃんは
働きながら
ずっと両親と同居して
後半二十年は介護して
ようやく見送りました

パラサイトシングルとか
親離れできないとか
みいちゃんのことを
呼ぶ人もいたようです
 ....
僕たちは夜を旅する
孤独にむかって囁き続けるナイトバードなんだ

代償なんてありはしない
ささくれを癒す為に空を飛んできた
まぬけなオウムの類だが

ちっともいいことなんてないって言いな ....
シロツメクサに
私はなろう
遠い
異国のビードロを

木箱に
そっと包み込む
同胞たちの
笑顔のように

こわれてやまぬ
あなたの心
私は
そっと包み込む

花で
ある ....
       うす汚れた魂を
       夜更けに洗う
       洗面器に冷たい水を張り
       ひとつまみの塩でもみ洗う
       不信と後悔がにじみ出て
     ....
オバサン オバサンって ウルサイ!
今は若いアンタたちも
いずれはオバサンになるんだ
その時のために
オバサンの心得を教えておくよ

まず オバサンは
“ 絶対に負けを認めない ”
何 ....
ゆうぐれに向かってはしっている
かえっているのに
だんだん離れてゆくようで

君がならすおんがく
私のみみをこじあけて
はいるよ乱暴にむねのなか
せつなさをきざんでる

なにか後悔さ ....
     つぶれたスーパーの裏には
     ひとり郵便ポストが立っている
     その赤いからだは色褪せて
     ところどころが剥げている
     スーパーとともに忘れられ
 ....
いいことも

わるいことも

関係なしに

うつくしい

ため息さえも

いとおしく

白くかがやく

冬の青空
子供はめんどくさい

紙おむつも高いし生活費がかさむ

でも先生なのだな


問いかけることを忘れて
処世に汲々としているぼくたちを
ときどき修正してくれる
大切な生き物だ

 ....
湯に首までつかると
毛穴という毛穴から吐息が漏れる
立ち昇る湯気が
表情筋をひとつずつ解体していく

たぷたぷ

あごの先端から始まった
温かいさざなみが
湯船のふちを円やかに乗 ....
一巻の蝶がほどけ
色と熱を失った記憶の羅列が
瞬きもせずに四散する
錐揉みの燃える落日に
ことばには満たない鱗粉が
乱反射しながら霧散する


重力が半減したかのように
その長すぎる ....
     星がみえぬと
     嘆くのならば
     夜ごとまぶたを
     くちびるで塞ぐ
     それは塩辛く
     わたしは夜に
     海をみる

 ....
  ながい歌のあとに
  みじかい言葉があった
  冬の夜の
  ひろい海のまえで
  そこらに捨ててきた
  古い自転車のことも忘れて
  ぼくたちは手をつなぎあった
  なが ....
透明人間の唯一の欠点は
自分の姿が見えないため
歩行者が自分を避けてくれないこと

そのため透明人間は繁華街や
人混みなどでひとにぶつかる
でもぶつかったひとは何にと想う

そう だれ ....
赤いウミウシの模様であった
デパートの包装紙
それで母はちゃっちゃかと洋服の型紙を作る
かつて何かを包んだものの匂いがしていた

ヒトガタに切った人形が
夢のなかでトモダチになるように
 ....
おまえ
仮面ライダーを名乗ってるけど
よく見たら目のとこ
メッシュになってるから
大体誰だかわかりそうじゃんか

えっ?
ライダーじゃない?
ヲイダーだ?

わらかしよんな

 ....
大教会の

ステンドグラスが

粉々に割れて

天使が落下してきた

大理石に叩きつけられ

散らばる宝石の上で

息絶える



幼い君はそ ....
人からたまに言われるさ。

「いつも楽しそうですね」

「ちゃんとしててすごいですね」

「きれいにしてて素敵ですね」

・・・etc.



もうちょっと近づいて、よく見てご ....
いい格好しなくていい
むしろ
ちゃんとしているとつまらない
ちゃんとしない人生を生きる勇気はないけれど
せめて
目も口も鼻も
とんでもなく
へんてこにしたれ
おかしくしたれ
ぶっちぎ ....
雪なんて当たり前だった幼い頃

道南の辺境で借家の玄関の硝子戸を開ければ

一階はすべて雪の壁だったこと

なにせ長万部が唯一町の体裁をそなえたようなところで

物流の届かない ....
雪は
ひとひらと数えます

ひら、ひらと
落ちてくる様は
心がなにかを探しているようで

雪を
ひとひらと数えます

ふたひら
みひら
あとはもう数えるのは止めました

あ ....
竹を割ったような性格なんて
ただのアホウだと思っていたけれど
実際問題
自分に娘がいたとして
どんな男なら嫁に出しても良いかというと
やっぱり俺みたいな
ネチョッっとした奴は嫌で
サッパ ....
ひかりをみつけたよ

人が踏みゆく
黒いアスファルトのなかに
埋まっている
埋まっていた
だけど
誰も
拾わない
拾えやしない

だいあもんどなんかより



どこ ....
リズムをみつけよう
心地よいリズム

ゆっくりと歩もう
自分に合った速度で

いろんな街の匂いを
風が運んでくるから

時々立ち止まっては
立ち位置を確かめる

胸を広げて深呼 ....
幼児並みの知能の

ばったり倒れ屋さん

自分の存在意味を

たずねる旅は続く

哀愁と友情とを友として


泣き虫の私は

どうしても涙する

同時に孤独の本質を知る
 ....
      その横っ面を
      おもいっきり
      はり倒す
      
      約束をまもらぬ
      ろくでなしの
      
      横 ....
僕だけ豆ぶつけられている              130111


ぐい呑みの親分が丸呑みだと喚いたら
いきなり拳固が飛んできた
痛いと思ったので
殴り返す
10倍にして返したかったが
手が追いつかず敵わない ....
ぎへいじさんのおすすめリスト(1099)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なんかさめちゃって- ただのみ ...自由詩25+*13-1-23
嫁入りのキツネの影絵冬障子- 北大路京 ...俳句5*13-1-23
みいちゃん- そらの珊 ...自由詩12*13-1-23
ツアー- 梅昆布茶自由詩2013-1-23
シロツメクサ- umineko自由詩24*13-1-22
洗面器にわたしが溢れるとき- 石田とわ自由詩32+*13-1-22
【_オバサンの心得_】- 泡沫恋歌自由詩17*13-1-21
ゆうぐれの音- 朧月自由詩913-1-20
きみを忘れやしない- 石田とわ自由詩12+*13-1-20
かがやき- 三田九郎自由詩7*13-1-20
子供の詩- 梅昆布茶自由詩2013-1-20
たぷたぷ- nonya自由詩27*13-1-19
残像- ただのみ ...自由詩22*13-1-19
夜に海をみる- 石田とわ自由詩17*13-1-18
ながい歌- 草野春心自由詩1213-1-18
欠点- HAL自由詩7*13-1-18
かりぬい- そらの珊 ...自由詩34*13-1-17
バッタもん- 花形新次自由詩313-1-16
決別- 多紀自由詩11*13-1-16
ハリボテ。- 元親 ミ ...自由詩14*13-1-16
笑いあって福きたる- そらの珊 ...自由詩19*13-1-16
雪の日に- 梅昆布茶自由詩21+13-1-15
ひとひらの雪- そらの珊 ...自由詩1513-1-15
多い日も安心- 花形新次自由詩313-1-14
雑踏- そらの珊 ...自由詩1213-1-13
【_リズム_】- 泡沫恋歌自由詩10*13-1-12
正体不明で天涯孤独- ドクダミ ...自由詩5*13-1-12
あしたのジョーになりたい夜に- 石田とわ自由詩10*13-1-12
僕だけ豆ぶつけられている- 北大路京 ...自由詩313-1-11
まるのみ- あおば自由詩6*13-1-11

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