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スペインで
闘牛反対の活動家の列に
牛が突っ込んで
負傷者が出たという
ニュースは
なんとも
痛微笑ましいものですが

反捕鯨団体の
オーストラリア人船長500名が
抗議船内 ....
閑散とした海辺のペンションのように

広々と逸脱した時が迎えてくれるのなら

片手間に解いてみるのも良い

この絡まった七色の意図を


だが

雨の指で打たれ続けることばは嘘
 ....
濃い目の紅茶をひとくち舐めて
すすけた砂漠でくるくるとステップを踏む

気をつけて
地雷に触ると危ないよ

金ぴかのさそりに心を噛まれたら
白かった地図がなんとなく退屈になっている

 ....
あたし ハイヒールの
似合う女になりたかった
白い開襟シャツのブラウスと
黒いタイトスカート
BLUE NOTE クール・ストラッティングの
レコードジャケットみたいな
美しい脚の女に憧れ ....
のぞまれない悲しみは
きっとある

のぞまれない優しさも
きっとある

ひとつ残らず
のぞまれなくても
わたしはここに
立っている



言えず終いの
いたわりがあ ....
緩やかなカーブを描いて

走って行く

空気の波が幾重にも重なって

丸みを帯びた優しさを生成する

気をつけてと

柔らかなハミングで

空気の波は震えて

白いガードレ ....
私達の間を
短い、短い手紙が
暗号の様な手紙が
いったい何往復した事だろう

   ひとつの文字の背後には
   何倍もの文字が群れなして
   文字にならない感情が
   行き場を失 ....
あなたが珍しく
自ら自分のアルバムを持ち出してきたから
少し不思議だった
「なんとなく」
なんて言うけど
これまで一度も
開いて見せたことなどなかったのに

あなたのアルバムには
当 ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels

孤独な 僕の部屋のドアを
叩く音がして 目覚める ミッドナイト
きみ ....
空から枯葉が落ちてくる
頭上の木から切り離されるのではなく
空の見えない高さから
無音とともに落ちてくる
空の見えない高さの
さらに高いところの
その向こうがわ
宇宙の深淵のような場所か ....
 
オラオラオラァ!

モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ

ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ




 
信州の秋まつりの露店で買った

ドイツ人の老婦人が作った

珍しい山の果実ジャム

店番をしている佇まいに吸い込まれ

若い頃はさぞかし美しかったに違いない

毎年自分たちだけが食 ....
自分を責める

君は哀しい



君はピュアだから

君はかんたんに

傷つけられる




人を

辱しめる人って

いるんだ



 ....
深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた

僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった

いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ....
最後の猫が死んだ
冬の夜に

耐え切れなかったのだ
冬の孤独に

私は春の真似事をして紙吹雪でとむらう
おまえにみせてやりたかったよ

桜が舞う空を
せめてこの世の美しい絵空事を
 ....
生きていくために身体を壊す さっき会った人 ずいぶん前に死んでいた ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで、束ねられた数枚の紙でしかないそれを僕に差し出すと、君は下を向いてコップについた水滴を指で撫ぜた。
何気なく開いたページには、立てこも ....
雨音で起きる朝

ひんやり冷たい水族館にひとりいる

水槽には何もいない

雨音だけが響いている

水槽に手をあてると飴細工のように

脆く崩れて

雨が横殴りのように降ってく ....
枯草の中に埋もれた 
名も無き花のつぼみが 
こちらに口を開いていた 

花の声に耳を澄ましていると 
自らのつぼみが 
開いてゆきそうな気がする 
きみの温もりは
手のひらやことばの
うちから途切れずに
あふれて

くちずさむことを
許されないうたになって
胸にすいこまれる

なんてうたえば
伝わるだろう

温もりのう ....
「気づき」
                 木の若芽


きのうとはちがう今日が始まり
ああ 風がふく
きのうとはちがう風が
 
明るい空を吹き渡り
晴れやかな世界を吹き払う
風 ....
たとえば

人は誰かを捨てるとき
オブラートに包んで
口に入れる
ゆっくりと嘘が溶けていくように

胃の腑に落ちた
真実の味が
逆流して口の中に溢れだしたとき
その苦さに顔をゆがめ ....
あなたの上におぶさって
海を渡る
落ち葉の海
先の見えないけわしく
おおきな声だけがたよりの―



墜ちていく



海には
かぎ穴も柵もない
だからどこへも
入ら ....
だれに
味方をするでもなく
秋はしずかに燃えている

わたしが
ひとを敵視するのは
燃えようとする
哀しい加速

はなはだ容易い
弱さの
露呈



いっそ
水にな ....
心のなかに埋まっている この磁石が 
引き寄せる

たとえばそれが砂漠に転がっている石ころだろうとも
たとえばそれが海を漂う明日をも知れぬ泡だろうとも
たとえばそれが誰も見向きもしないような ....
               

ふかくふかく沈んでいく
ひかりが ひとつひとつみえなくなり
一番遠くのほうで白い水仙がゆれている
たびたび あわがすこしずつのぼっていくと
呼吸しているこ ....
カンヴァスに描いた静物画に
わたしは真っ赤な色を置く
油絵を描く時は
その目に映るものの色と
正反対の色 ....
冬の玄関にはわたしにいちばん近い花を置くたとえば蒲公英

辿り着いた岬に根をおろして君は海をみていたね昨日も今日も

陽だまりを送ってくださいとあなたが言う十一月の蒲公英を送る

今年最後 ....
霙と嵐と雷鳴で
十一月の夜が揺さぶっている
手のうちなんざ知れたもので
瞳は渇いたまま空を切る

初雪が覆った小さな棺
添い寝をしたくてもできなかった
小さな棺がゆらゆらと
時の浪間を ....
ぎへいじさんの自由詩おすすめリスト(1012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
KKP交渉- 花形新次自由詩4+12-11-26
七色の意図- ただのみ ...自由詩17*12-11-26
なんか本棚で寝ちゃったみたい- カマキリ自由詩7*12-11-26
【_ハイヒール_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-11-26
夢なかば- 千波 一 ...自由詩18*12-11-26
あなた想いのガードレール- 灰泥軽茶自由詩6*12-11-26
無口な手紙- wako自由詩7+*12-11-25
アルバム- 小原あき自由詩14*12-11-25
深夜の訪問者- 花形新次自由詩312-11-24
枯葉- 岡部淳太 ...自由詩1112-11-24
オラオラオラァ!- 殿上 童自由詩24*12-11-24
或るジャムと老婦人- 灰泥軽茶自由詩5*12-11-23
嘘の仮面- 多紀自由詩8*12-11-23
デスペラード- 梅昆布茶自由詩3112-11-23
絵空事- そらの珊 ...自由詩1712-11-23
生きていくために身体を壊す- 北大路京 ...自由詩15*12-11-23
さっき会った人_ずいぶん前に死んでいた- 北大路京 ...自由詩212-11-23
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで- 木屋 亞 ...自由詩10*12-11-23
雨音- 灰泥軽茶自由詩9*12-11-23
花の声- 服部 剛自由詩612-11-22
ハミング・バード- 古代 透自由詩3*12-11-22
気づき- 木の若芽自由詩212-11-22
【_遅延効果_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-11-22
秋の海にて- 唐草フウ自由詩8*12-11-22
秋・絢爛- 千波 一 ...自由詩10*12-11-21
磁石- そらの珊 ...自由詩21*12-11-21
朝—デッサン_____- 前田ふむ ...自由詩11*12-11-20
『流血』- あおい満 ...自由詩14*12-11-20
わたしバックします- たま自由詩20*12-11-19
正気の沙汰- ただのみ ...自由詩20*12-11-18

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