すべてのおすすめ
いまでもわたしはあの9月の川べりに座って、可愛いあのこと好きなものを言い合ってる。いいかんじに色あせたTシャツのプリント、外国のバンドのロゴが書いてある、ぼうぼうに伸びた雑草、東北のさばさばした風。で ....
ふわり舞ういぐさのカーペットに、くっきり白くひかるやまぼうしの花、ひかげでお腹を出して寝そべる犬や、ミニクーパーの下でおひるねちゅうの猫、水鉄砲で遊ぶがきんちょたちに、ちゃりんこの蛇行運転じい ....
薔薇がそらを向いて開き、まちの花盛りは終わろうとしている。連休の留守から戻ったら、好きだったなにわいばらの花はひとつもなくなり、花弁さえどこかへ行ってしまった。なつかしいあの清廉な白。
来て半年 ....
正式には「肩関節周囲炎」という疾患群だそうです。原因不明の肩の炎症で、肩の可動範囲が著しく狭まり、個人差はありますが、まあ痛い痛い。
具体的には、上腕二頭筋をペンチでねじ切られるような痛みです。うっ ....
いまおじさんは萌えている。エンターテイメントの世界がまたおもしろくなりそうだ。ジャニーズJr.たちの台頭である。いろいろと話題になったゴタゴタを差し引いても、40代を迎えその踊りや歌声にも翳りがみ ....
お誕生日はよく晴れた。いつものように洗濯機をまわして床をみがいたあと、夫がベビー・カーを押してくれたので公園まで娘と手をつないでいることができた。
午後は眼鏡を新調したあとでお鮨をたべにいった。安い ....
詩を書き始めたのは高校生の頃。
現代詩集という投稿サイトに狂ったように詩を書き続けた。
ドコモのimodeのせいで人生も狂った。
不満だけは人よりあった。未来はそれほどじゃなかった。
一攫 ....
今日は週一回の休日。家でまったりしながらこれを書いている。
今の職場には、Kさんという先輩がいる。
僕より二歳年上で、とても仕事ができる女性だ。
物流の現場では、日々クライアントからの ....
パソコンがなかったら仕事ができない。
年金詩人のわたしは今日もパソコンと睨めっこしている。正確にはマイクロソフトワードがなかったらということになる。その理由は文字を書く労力が半減することで、文章 ....
二十年来使ってきたざるを買い換えた。そのざるには欠点があり(それは使い始めてすぐにわかったことだが)持ち手になる場所にほんの少し金属が出ているらしく、私はなんどもそれによって手を傷つけてきた。傷とい ....
その年の秋も、あちらへこちらへさまざまの波紋を投げかけながら冬へと育っていった。東京のような雑多な坩堝にあっても例外ではなかった。
かの都会の片隅、聞こえよく庶民の人情が息づいているなどといわれ ....
私信以外だったらホントになんでもいいんですよね?
本当は私信を一番送りたかったのですが、そこは仕方がありませんヽ(´▽`)/
ところで、とうとうネットポエム界を引退されるということで、引退 ....
叶えないでおいたほうがいい願望もある。すべての願望が叶うはずもない。でも、これは叶えないほうがいいと潔く決めることはとても難しい。
叶えないと決めてから、却って自由に展開でき ....
自分という存在が、絶対的にひとりだと、気づいたのはおそらく子どもだった頃と思う。
なんでもない日の、なんでもない朝。赤いランドセルを背負い、竹で出来た定規をそのふたの隙間からのぞかせていた、小学校へ ....
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)と広島交響楽団が共演するクラッシックコンサートに行く。
「平和の夕べ」と名付けられたそれには、ほぼ空席はなかったが、二階席中央ぽっかり二列だけに誰も座っていないところが ....
わたしは
ノスタルジーだけでは詩はかけない
安易なイメージだけでは詩にならない
安易なイメージは、現実のなかにはないことが多い
詩を書くときはいつも、おし込めた思いが、わたしを食い破ろうと ....
十年前、私はまだ子供だった。私は人を疑うことが極めて苦手な子供で、また嘘をつくことも苦手だった。音楽は私の唯一の友で、この年から楽譜に書くことを始めた。私が、はっきりと自分の曲を書き上げたのは、この年 ....
人が奥歯を噛み締める時はどういう時だろう。
何か重いものを持つ時とか、野球でバットを振る時とか、一瞬に自分のありたけの力を込める時とか。
もしくは、口に出来ないような怒りに対して耐えるほかない時と ....
その頃『世界に一つだけの花』という曲が流行した。
��1にならなくてもいい
もともと特別な only ONE�
それはそれでいいだろう。 ....
150530
今晩、8時半頃、ベートーベンの交響曲をかなり音量を上げて聞きながら、メールチェックなどしていたら、部屋の隅から何か音がした、なんでだろうと ....
夜になったら娘はわたしの手をひいて、底へつれていきます。わたしたちはくたくたの毛布をひいて横になり、しばらく転がって遊びます。
彼女のちいさくて厚ぼったい手のひらがじょじょにあつくなっていき、そ ....
私はこの長期連休のある日、渋谷で、友達とあるアイドルのライブを見るために待ち合わせた。私たちがそういったライブを見るのは初めてで、少しだけ緊張した。私たちにはあまり金は無く風俗に行くにしてもAKB ....
先日、マグリット展に行ってきました。面白かったので、図録やマグリットについての本を借りて読んだりしました。
マグリットとパクり
ベルギーの画家マグリットは、シュールレアリスムの巨匠と言われ ....
テーブルの上に、あした買ってきたりんごを置いてあると言う。
もちろん、そんなもの私には見えない。母だけが見ることのできるりんごだった。
今朝も雨が降っていた。桜の季節はいつも雨に邪魔され ....
今年の桜は早かったようで、娘の高校入学式にはすでに満開を過ぎて、けれどもかろうじて花は残っていた。この季節、日本は桜の国になる。わたしたちは桜の国の住人になる。お祝いごとがそんな時期と重なるのは、 ....
大正元年生まれの祖母は、当時中学生だった私にはとても大きくて、
昔の家の水回りを守り続けるような人でした。
けれど、セイジ、とか、シソウ、とか、ヨロン、というものには無頓着で、
毎日お ....
今、私は冬の終わりと春の始まりのうすごおりのような、境界面にいる。(、のだと自覚する)
今日は暖かくなると天気予報が告げている。自転車通学をしている娘の防寒ジャンパーが玄関に置き去りされている。 ....
一日中、眠りに落ちていた。目が覚めると、身体の疲れはいくらかマシになっていた。しかし、それでも動き出すことはできそうになかった。あらゆるすべてのことが、どうしようもなくつらく思えて、仕方なかった ....
ささがきに思い出すのは小刀で鉛筆削った美術室/午後
ごぼうのささがきは、どこか鉛筆の芯を削ることに似ている。
違っているのは、ごぼうに求めるものは皮と実の部分であって、鉛筆に求めるものが芯の ....
ポケットは好きだ。
もし、この世界からポケットがなくなったら、ぼくはきっと、お猿さんになっちゃうだろう。いちばん好きなポケットはダウンジャケットなんかについてる、ハンドウォームポケットっていうや ....
梅昆布茶さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(302)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
刺繍糸のこと
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はるな
散文(批評 ...
7
16-5-19
波うつカーペット
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阿ト理恵
散文(批評 ...
5*
16-5-12
ばらのこと3
-
はるな
散文(批評 ...
3
16-5-8
四十肩(五十肩)になりました
-
ふるる
散文(批評 ...
4*
16-3-17
ジャニーズJr.賛歌
-
アラガイ ...
散文(批評 ...
4*
16-3-9
ちいさいのこと
-
はるな
散文(批評 ...
6
16-2-29
忘れたことが多すぎるけど少し
-
竜門勇気
散文(批評 ...
9*
16-2-18
kさんのこと
-
まーつん
散文(批評 ...
6*
16-2-3
(ゐ)のひと
-
たま
散文(批評 ...
12*
15-11-29
夜更けの紙相撲「記憶にさえ残らないものたちへ」
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
9*
15-11-28
秋、帰る
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もっぷ
散文(批評 ...
3
15-11-23
NCM参加作品、祝♥ネットポエマー卒業✩ヌンチャクさん゚(゚ ...
-
オダカズ ...
散文(批評 ...
2*
15-11-2
備忘録20150903
-
深水遊脚
散文(批評 ...
3*
15-9-3
夜更けの紙相撲・静かなお盆
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
9*
15-8-18
「平和の夕べ」コンサート
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
9*
15-8-11
わたしに書かせるもの
-
凍湖
散文(批評 ...
5
15-8-7
十年の悪夢
-
莉音
散文(批評 ...
6*
15-8-6
夜更けの紙相撲・6月4日むしば予防ディ
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
10*
15-6-11
ロクデナシ
-
為平 澪
散文(批評 ...
3*
15-6-4
マグニチュード8.5
-
あおば
散文(批評 ...
4*
15-6-3
寝るまえのこと
-
はるな
散文(批評 ...
3
15-5-13
GW、渋谷で友達と
-
番田
散文(批評 ...
3
15-5-6
マグリット展に行ってきました
-
ふるる
散文(批評 ...
5*
15-4-28
あしたのりんご
-
たま
散文(批評 ...
14*
15-4-19
夜更けの紙相撲・チルチル_サクラ
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
11*
15-4-14
おとぎばなし
-
為平 澪
散文(批評 ...
4*
15-2-24
うすごおり
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
11*
15-2-23
大切にされなくなるときのために
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岩下こず ...
散文(批評 ...
3
15-2-22
夜更けの紙相撲・如月のきんぴら
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
9*
15-2-21
ポケットのひと
-
たま
散文(批評 ...
16*
15-2-16
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