なけない夜にため息

まだ言えない言葉がある

たくさん笑ったこと

まちあわせた駅前

ごほんの指の温かさ


 かえらない想いを温め続ける熱
 さよならって言えなくてご ....
空を見上げたら
桜が大勢で笑ってた
太陽も嬉しそう

悩み事今日は忘れて
草の上に寝転がる私を
あたたかい風が
パステルカラーへ連れていく

ありがとう

私は還らない

桜 ....
洋碗に沈めたビィ玉
光を反射して階段を造る
其処を僕は昇ってみたい
其れだけでいい

くるくる廻ってはまた戻り
始めからやり直し
ただただ繰り返すだけ
時計の針が十三を指 ....
旅に出て
ようやく畑にたどり着いた
遠くを見て佇む案山子ひとり
腕はだらりと垂れている
そばへ歩いてゆくと
帽子を取って
お辞儀をしてくれた

私もお辞儀をする
顔を上げると案山子は ....
ちょうどいい
をさがしてて
ちょうどいい
をこえました

もどるのか
ちょうどいい
もうにどと
ちょうどいい

さがしすぎるから
ちょうどいい
すりぬける

うごかない
 ....
何故君の手のひらは
綺麗で
広くて
女の子みたいに
冷たいんでしょう?

わたしの手のひらは
ぼこぼこで
小さくて
いつでも熱くて
どこか湿っぽいです

だから

その
 ....
遠くを見ながら青空と草花に体を溶かしている
土と草に腰を落として
体育座りして

小高い丘の上から
風がこぼれ落ちていくのを目で追っていった
頬を風が撫で
髪にまとわりつくように触れてい ....
あたしのしあわせは、どこにあるかな



今日はよく晴れていて

干したふとんはいいにおい

かすむ空はそれだけで優しくて 目を細める


どこかでちいさなこどもたちの笑い声 ....
空だけが高い 世界の隅っこ

風が通ることも難しいくらい
君の息遣いが近い

呼吸と伴に薫る 林檎ジュースとカレーの匂い

あれ?

ねぇ君
昼休みに食べたの?

不安な顔はしないで
別に気持ち悪くな ....
「 トキニハアメニモマケル 」


とうめいなせいじゃくにつつまれたひかりよ

くいしばるほどひたむきないのちよ

そらをうつすあさつゆにぬれたわかばよ

なぜに

そこ ....
この世の何処かにある空間の一点を
ただそれのみを 一心に求めてみたんだ

汗ばむ喜びだとか 骨の抜けそうな落胆
崖っぷちの戦慄だとか 常なる先行きの不安
そういうもののたぶん向こうにある
 ....
喉に流れ込み
触れては弾ける小さな花火

光に透かして
揺らぐそこを見つめると

まるで

そのときをたゆたうような
はたまた{ルビ空=くう}を泳ぐような

淋しがり屋特有の錯覚に陥る

ひとりでも平 ....
ボトルの曲線
タイトの曲線
かつんかつんのOLさん
かかとすりへりうむでへんな声
ださないで
浮かんでて

フルーツ消しゴム噛んでばらばら
吐き出しても残ってる
どうしてこんなことし ....
――ほら、森がざわめいているよ、
  静かに、静かに

最初、の
一滴が
少年の上気した頬に落ちる


 (それから)


飛び立つ鳥の羽や
腐葉土の上に打ち捨てられた生物の死 ....
男はおおかみくん
ちゃいろいおおかみくん
にじんだおおかみくん
夏のおわりみたいにきらきらしてる

最後のおおかみくん
ともだちのふとんの他人のにおいなつかしい
くるまりたい
ここでと ....
幸せになりなさい
私の分まで幸せになりなさい
こんなところに君はいてはいけない
こんな暗闇の中に君はいてはいけない
私は放っておいてはやく行って
光射す眩しい世界へ

私はここから出れな ....
一日目
友達の為に泣いた

二日目
自分の為に泣いた

三日目
両親の為に泣いた

四日目
兄弟姉妹の為に泣いた

五日目
貴方の為に泣いた

六日目
野良猫の為に泣い ....
 
目を凝らして
お月さまを見ていた
もちつきしてる
うさぎの目をさがしていた

うがいしてる時の
人の目は
どこにあるのかな

宇宙から
メッセージがとどく

僕はうがいし ....
深夜二時過ぎ 携帯のサイト覗いて
甘い言葉を書き連ねる 物語に吐き気がして
慌ててトイレに駆け込んだら 何処からか血の匂いがした
掻き消すように 狂ったカクテル喉焼けるまで飲み干して
動けなく ....
これが最後になるだなんて
思えば始まりから終わりを見据えていた
いずれ来る痛みに備えていたのに
どうして涙が止まらないんだろう

何度考えてもどうしても
ここにたどり着いてしまう
好きだ ....
感情が
目の前にある気がして
引っ掻いてみた

感情が泣く
痛い、と涙ながして

すまなかった
と顔で言ったけど

しばらくそうしてな
と心で言った
かつて
「不幸の手紙」チェーンの途中に
ちょっと独特の
クセ字を書く人がいたらしくて

書き写されるうちに
不幸の「不」の字は「木」ヘンになり
不幸の「幸」はツクリの「奉」になり
いつ ....
一限目 美術
熟れすぎた柿の実のような夕陽が
じゅくじゅくと空を滲ませ
遠近法に習って雲は巣をはる


二限目 音楽
カラスの眼光から逃げるように
街の雑踏の中音を捕まえにゆく
アス ....
女の子は春に生まれました
桃色の小さな小さな靴が贈られました
風が若葉や清楚な花の匂いを運んできました

女の子の母親は六月がいっとう好きでした
雨が降ると木々や庭の草たちが
歌を歌うから ....
朝と言うか昼に起きて

適当に曲を流す

今日はレディオヘッドか。。。
なんて言うか叙情詩的な

寝起きに聞くもんじゃないね

とテーブルのセブンスターをひったくり
キッチンの換気 ....
全身が軋む
あの匂いが切なくて

待つと決めたあの夏が過ぎて
秋を通り越して冬になった
色々な事が起きて

俺の心にまた夏が帰ってきちゃったよ

もう放っておいてほしかったのに
ま ....
冬の辞書には
牙が満ちている

燃えようとして
生きようと、
して

裏も表もなく
ただ、それゆえに
いたわりがたい
鋭さが
ある

つめたさに似た
熱量、として
 ....
大好きな気持ち
今も変わりないのに
時経るごとに
ほつれてく
二人の糸

言い訳 今日も重ねては
君を傷つけて
音もなく 崩れ去っていく
私という存在

好きになればなるほど
 ....
重ねた足跡は
ガラス越しの瞳に
醜く映りましたか?

放せなかった冷たい手を
懐かしんではいけませんか?

見上げた空から降る雪
ずっと昔別々に見た白

続かなかった足跡でも
消 ....
 
段差のない
同じような家のならぶ
団地に住む
友人の家に日曜日
遊びに行った

ちょうどお昼ごろだったので
お昼ごはんを
ごちそうになった

手作りの
パンとコロッケと
 ....
もこもこわたあめさんのおすすめリスト(888)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なまたまご- 衿野果歩自由詩209-4-12
想撮空間「サクラ」_みんな生きている。- そらの  ...携帯写真+ ...7*09-4-11
時計の針、十三を指す- AKiHiCo自由詩409-4-11
スケアクロウ- 木葉 揺自由詩5*09-4-10
ちょうどいい?- 木葉 揺自由詩3*09-4-4
絡め手- 愛心自由詩14*09-3-30
春風- 暗闇れも ...自由詩209-3-28
あたしは、しあわせ- 森未自由詩4*09-3-22
透℃- 愛心携帯写真+ ...15*09-3-18
トキニハアメニモマケル- ae96自由詩3*09-3-15
詩的世界のグラスファイバー- 北街かな自由詩3*09-3-13
溺れたウサギ- 愛心携帯写真+ ...12*09-3-2
OLさん- ともちゃ ...自由詩909-2-22
あまつつみ- 鈴沖 雄 ...自由詩409-2-10
おおかみくん- ともちゃ ...自由詩709-2-10
偽善じゃない、真実- 緋月 衣 ...自由詩11*09-2-7
還涙- 愛心自由詩14*09-2-3
うさぎの目- 小川 葉自由詩2+09-1-28
狂乱ジャンキー- 愛心自由詩9*09-1-27
Please_be_happiness...- Lily of the ...自由詩1*09-1-23
感情- 木葉 揺自由詩3*09-1-22
あふれてありふれるべきもの- 海里自由詩309-1-4
時間割- 湾鶴自由詩408-12-30
六月- ふるる自由詩8*08-12-30
冬休みのある日- テルテル ...自由詩208-12-28
忘れたい匂い- テルテル ...自由詩108-12-28
冬の辞書- 千波 一 ...自由詩8*08-12-25
わがままでごめんね- 春日野佐 ...自由詩2*08-12-23
鏡花水月- 衿野果歩自由詩2*08-12-20
段差のない家- 小川 葉自由詩6*08-12-16

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