さらり、さらり
さら
さら
さら

もう少しで越えられそうな
海辺の砂の城が
指を折る度に
遠ざかっていく

懐かしい人の声で
ここから離れることのない
耳の奥で鳴り続ける乾い ....
あなたへの想い
それは泉のようで
あふれ出す、想い
いっぱいで
渇くことなく
これからも
あなたに好きな人が
できても
変わらず
あふれ出るでしょう
君は信号機

いつでも黄色く 灯らせた
胃のまんなかで
大きな足音がする
革靴に蛍光灯の色を
うつらせながら
足踏/トプトプ

胃のまんなかは
ずっと重くて
ずっと熱い
うんと胃を震わせて
追い出そうとしても
ステッキ ....
一人で立っている
あなたは
吹きすさぶ風に向かい

横顔しか見えない
見せてはくれない

風があまりにも強いので
あなたは
目をしばたいていて

けれど
目を背けることはなく
 ....
いつも、元気な僕だから。
ちょっと黙っていたら・・・「大丈夫?」なんていわれちゃうの。
そりゃ、いつも元気だけど・・・こんな僕にだって・・・・黙りたい時もあるさ!

そんなに、僕が落ち込んでい ....
神は時々、雲間から
小石をポンと投げ落とす
空を見上げる余裕ない
人に小石は当たるらしい

小石はお腹に入り込み
陣痛並みの鈍痛で
七転八倒苦しめる

小石は私の大切な
志に鎮座し ....
花を摘んだの?

群青に沈んでゆく
風の流れてゆく
窓辺で
聞かれて

君の後れ毛を
遠くに感じて

僕は急に
君の腕をつかんだ
とてもやさしい腕を

君は驚いてそして笑っ ....
使い古された洗濯機から
排水ホースが引き抜かれた
水曜日の朝

子鬼だろうか
幽霊だろうか
革命 だろうか?

色落ちした青いシャツ
引き裂かれたピンクのハンカチ
絡まった男女の下 ....
お母さんにたたき起こされる 平日の朝
立ちながら眠りそうになる 通学中の電車
一番初めにおはよう!と言ってくれる クラスメイト
ちゃんと話し聞きなさい!と怒られる 授業中
友達にいつも玉子焼き ....
明日まで 明後日までと 引き伸ばし
           貴方と私の 大事な約束

指と指 小指と小指 からませる
           貴方と私の 大事な約束

いつまでの 有効期限か  ....
彼の心がすき
恥ずかしくて愛しいから

彼女の心がすき
楽しくて笑顔になるから

貴方の心がすき
優しくてあったかいから

自分の心がすき
って言えたらいいのに
夕暮れに
ひめりんごの花弁が
雪のように散ってゆき
落ちた先は
あの子の眠る
寒い土の上でした


最期の言葉も
交わさぬまま
突然
冬空へと消えた
一つきりの ....
ふわりふわりふわたり雨よ
ゆりちゃん、さわってごらん
うわぁ、ほんとにやわらかい雨
めったに見れないけしきだよ

むこうになにがみえるかな
お店がいっぱいみえてます
なのにとってもかろや ....
俺が眠れないと

お前は一緒に

月を見ていてくれた

なにも話さなかった


俺は

子どものころは

なんの不自由もなかった

お前もそうだと言っていた


大 ....
君と桜の下を歩く

これが最初で最後だと

俺は知っている


それでも

とても嬉しい


君との1分が

俺にとって永遠だから

君の笑顔が

俺にとっての永遠 ....
私が本当に知りたいことは
学校で叩き込まれることじゃない
友達や先生の言うことは
どれも最もだが
どれも私にとってマチガイだ

縛られるのは大嫌い
邪魔されるのも大嫌い

もっとカン ....
寝酒をやめました
睡眠薬を飲むのもやめました
夜はやっぱり眠れません

煙草を吸うのはやめられません
やめる気もありません
緩やかなる自殺です

少し太ったようです
自堕落な生活のツ ....
朝あなたをドアの外に見送って
あなたの「{ルビA=おにんぎょうさん}」は終わりです
すぐにアリバイ作り
愛しのあの人にお電話して適当な愛を吐いて

あなたが帰ってきて{ルビA=おにんぎょうさ ....
偶然な午後に
あなたが好き
何気ないため息に
あなたが好き
またねって
言ってくれなかった背中に
また明日ね!って
あっかんべーしてやった
人だかりのキャンバス
めだつほどめだつほど ....
夜の海底を
一人漂い
手にした物は
誰かが捨てた
ありふれた地図

答えなく
光なく
彷徨い続ける
運命なのか

分かり合える人もなく
いつか契った絆も今は

頭打ちの日常 ....
私、カンガルーの赤ちゃん

ポケットから顔出して
冒険して 想像して
怖くなって引っ込む

ぬくぬくで安心で
うれしくて一回転
ドッタンバッタンしてから
上向いて
イタズラな顔をひ ....
ただいま。
ああ、お帰り。寝ちゃってた。

今、ソファーで寝てた?
うん。なんで?
いや、なんでもない
何?
いや、なんでもない
何よ?
・・・いや、お前がもう一人ソファーに座って、 ....
友達とランチ

この前の動物園でさあ。
ん?私行ってないよ。
えー、いたよお。
いないよお。
いたよお。
え?
ん?

・・・・・どっち?


そういえば、いなかったような・ ....
朝、お弁当を作っている途中
全部忘れてしまい
手を止めた

何もない
まっしろ

あれ、何だっけ、えーとえーと・・・・

何だろ
今、何か思い出した
全然知らないことを思い出した ....
  あれから、もう何年経ってしまったのか
  思い出したくないような そんな気持ちで
  今を生きていることを 許してください。
 
 *********************



 ....
今回は読む話ではありません。申し訳ない。
最近、調子が悪い。活字が読めない。。。自分の中の課題図書に手を付けれない状態です。
現代詩フォーラムのお気に入りも「new!」だらけ。精神的なものだから、 ....
桃色の想いが
花ひらく その時に
わたしたちも
そこにいさせて

祈りに似た
ときめきのトキを
ふたりで感じていたい

わたしたち
少しずつだけど
一緒に歩きながら
くりかえし ....
さようなら、晴れる人

暮れ際の暖かさ、名残、手のひらの名前を
呼んでいる、聞いている、思い出している
花びらの震える下で潜り抜けた門を
指先で触れるくらいの気配で通り過ぎる
一度過ぎた言 ....
駅の夜景を一人じっとみていた

君のことを想うと滲む


なぜ僕に嘘を言った

なぜ僕に好きだなんて言った


僕の心が君でいっぱいになったころ

なぜ行ってしまった


 ....
もこもこわたあめさんのおすすめリスト(888)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少しだけ寂しい音に- 霜天自由詩705-5-15
- 小倉 夢 ...自由詩505-5-14
信号機- 神音自由詩305-5-13
胃のまんなか- 湾鶴自由詩405-5-13
横顔は- ふるる自由詩13*05-5-9
・・・わかってよ?- 天使自由詩105-5-9
尿管結石- イオン自由詩8*05-5-8
花畑- ふるる自由詩14*05-5-7
ありふれた日常と見たことのない世界- 千月 話 ...自由詩3*05-5-7
なんとなく- 神音自由詩205-5-4
大事な約束- 神音短歌205-5-3
こころ- 神音自由詩605-5-2
花の墓標- 嶋中すず自由詩43*05-4-29
ふりだした雨のうた- 木葉 揺自由詩10*05-4-23
☆192_ツキヲ、ミテイテクレタ- 貴水 水 ...自由詩305-4-15
☆191_サクラノシタデ- 貴水 水 ...自由詩4*05-4-15
知るべき何かを- 春日野佐 ...自由詩3*05-4-14
口寂しい- 快晴自由詩5*05-3-30
少女A- 海美自由詩205-3-28
めだつほどめだつほど- ジストナ未詩・独白205-3-27
月に佇む- 快晴自由詩4*05-3-25
カンガルーの赤ちゃん- 木葉 揺未詩・独白10*05-3-18
夜のこと- ふるる自由詩4*05-3-10
昼のこと- ふるる自由詩5*05-3-10
朝のこと- ふるる自由詩5*05-3-9
misa- 千月 話 ...自由詩7*05-3-3
読めないときも焦らずに- 木葉 揺散文(批評 ...12*05-2-25
桃の花- 春日野佐 ...自由詩3*05-2-24
さようなら、晴れる人- 霜天自由詩1305-2-20
★128_エキノ、ヤケイ- 貴水 水 ...自由詩505-2-19

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