声にならなかった
すぐそこにいたのに
あの一言は
時の彼方へ行ってしまった

ただ「あいたい」と思える人がいるだけで
幸せなのかもしれない
だから 君がうらやましい

六月は蒼く煙っ ....
月はね

遠くから見るから

綺麗なんだ

そばに寄ったら

でこぼこで

何もないだろうね

君も

遠くから僕を見るんだね

僕が愛しく思っているのは

君だか ....
今度

君に会う時は

白いシャツに白いジーンズで行くよ

僕を

君の好きな色に染めてくれ

君を泣かせてしまったり

喧嘩もしたけれど

僕は君といる時

羽根を
 ....
   蚊のはなし

鉄板の上で 表面が美しく焦げる
ミディアムレアな 霜降り和牛ステーキの上に
ニンニクをたっぷりのせて食べた 幸福な夜です。
(しかも おごりで)

家に帰り着く頃には ....
白紙のノートに
「もう死にたい」と百回書いた
それから今度は
「まだ生きたい」と百回書いた

誰かに必要にされてると
苦しい程に強く感じたい

誰かが誰かを必要としていて
誰かは誰か ....
優しさと愛情
その狭間にある
憎しみと嫉妬
愛情の裏返し

怖くて越えられない一線
恐ろしくて踏み出せない臆病
愛情の裏返し

呑まれる恐ろしさ
呑まれたい愛しさ
愛情の本音
 ....
とめどなく流れ込む記憶に頭を抑えながらカーテンを引きちぎる
今ここにいる時間があまりにも切ない
絶え絶えしい世界を目いっぱい拒絶しながら生きている
幸せは君がいるだけで成り立つというのに
うる ....
ほぅいとよべば こぅいとかえる
こっちばよれさ と 川のおと
 
あずきとごぅか〜 ひととって食おぅか〜

アッ しゃか しゃか

アッ しゃこ しゃこ
 
アッ もしゃ むしゃ ....
俺のすむ街は

今日も浮かれだす

月の光より

飲み屋の光のほうが

明るくて

夜がこないような気になる

それでも

夜は来るんだよ

俺にとって

今日
 ....
寝室の窓を開けて
目の前の林の
緑色の香りを
一番に吸い込む

休日の朝の夢は
のんきな天気に溶けていった
笑えるものだったと思う

今ここにあるこんな普通を
今ここだけのものとし ....
曇り空だった
白い灯台は
空に混ざっていた

5月も終わりだというのに
南の端は寒かった
電線に海鳥がゆれる
風がびゅうっと 鳴った

こんな景色に
あなたを連れてこなくてよかった ....
あなたはあたしが「パパ」と呼ぶと
本気で怒りました
そんなあたしが「親父」と呼んだ
あなたが逝って1年ですね

一緒に暮らしていなくて
久々に会った時にする
セクハラ発言が
なぜかあた ....
あなたは流されて来たのだと言う
ただ水のように流されて来たのだと
このちっぽけな私の元に

私は湖のように静謐でもなければ
私は海のように寛大でもない
どうしてあなたを受け入れよう

 ....
うぐいすあんこの芝生には
昨日あそんだプラスチックが点々と
とりどりの花を咲かせ
雲の金糸から こぼれる朝露の
グレープフルーツっぽさよ
哀しみの雨雲
いつか君は持ち去って
水色の刹那
心さえ晴れわたる
ぽっかりと口をあけた青空は
いつまでも遠いけど
今 私はここにいる
昼が終れば
必然と夜がやってくる
誰もが眠り休む時の
とばりがおりてくる
枯れることを知らない
泉のような夢たちを
今も見つめて 明日を待っている

Good night おやすみ
 ....
泣いていたのは
誰だったろう
涙はコロコロ
微笑みにかわり
たんぽぽに
揺れている
おひさまに似た黄色に
揺れている
初恋は 待ち合わせした 陸橋で。

緑の風が 少女と髪を梳く
甘い香りを連れて来たのだと
あなたが  言った。


いつもあった思い出の情景が鼻をくすぐる

青と緑の溶け合った 海の ....
雨に煙る国道は
遠く空との境が曖昧で
その上を僕等は はぐれないように
線を引きながら

雨に迷うのはここでもあなたで
いつのまにか迷っているのは僕だったりして
ここまで迷ってしまうのは ....
湯気が泳ぐ
午後のバスタブ

すだれのゆらぎ

グラスにひろがる波紋

階段に降りる光のプリズム

ハンガーの行列

テーブルは水平に沈黙
椅子は離れ諸島

からっぽの ....
私は
天然石が
好き

磨かれたものとは違って
尖っていたり
傷だらけだったり
形がヘンだったり

あまりきれいとは
言えないかもしれない

でも
天然石は
私たちと同じよ ....
いつになればあたしの{ルビ電波=きもち}届くの?
どこに行っても圏外 圏外 圏外
泣き叫んでも虚しく繰り返す アナウンスの声

どうして圏外?圏外?
あなたの中にいるあたしも圏外ですか?
 ....
あの頃のオレはひどく臆病で
自分の思っていることを伝えられない
そんな{ルビ子ども=ガキ}だった
オレは周りを悲しませることしかできなかった
そんな情けないオレが
君を不安にさせていたのだろ ....
あなたに逢えて
人生が形を変えた
あなたに逢えて
言葉が形を持った
あなたに逢えて
全てが変わった

あなたは
本当にたくさんの想い出を
残してくれた
辛いことも
苦しいことも
 ....
からころと音のする
そんな欠片が散らばっていて
拾い上げると色とりどり
思い思いに光を反射している

広い砂浜
両手を広げても足りない
誰もいない静けさは
ただ波音を響かせる


 ....
うどんが大好きな
赤い色のキツネと緑色のタヌキが
おいしそうに
とんこつラーメンを食べている夢を見た

なので
翌日の昼飯は
バジル入りトマトソースのパスタである。

何ゆえに?
 ....
まだほとんどの人が働いているお昼の3時に
いきつけのスーパーに行くと
詩や日記を書いて汗を流さず暮らしている自分が恥ずかしくて
レジの女の子に好きだと告白できずに
照れながら表情には出さず左手 ....
もう1度行きたい あの海に

もう1度見たい あの青い青い空を

もう1度逢いたい 優しかった君に

もう1度戻りたい 素直な僕に
僕の長い長い手紙は届いただろうか

もし君の心が動いたら

僕の元に来てほしい

何を思い出しても

僕が悪い

僕は無愛想で

怒ってるみたいに見えただろう

怒っている ....
笑顔の下の
哀しさ
笑顔に隠された
淋しさ
独りの時に泣いていた
涙の跡
全部が全部愛しくて
抱きしめたいのに
伸ばした手は
届かなくて
突きつけた眼差しは
素通りする
命をか ....
もこもこわたあめさんのおすすめリスト(888)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蒼月- 春日野佐 ...自由詩304-6-3
★86_トオイツキ…チカイボク- 貴水 水 ...自由詩8*04-6-3
★85_シロイフクデ…- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-3
虫のはなし- 千月 話 ...自由詩6*04-6-2
最後の願い- 快晴自由詩6*04-6-2
Lies_and_Truth...- Lily of the ...自由詩3*04-6-2
亡骸になっていく- かえで散文(批評 ...4*04-6-2
あずきとぎ- 湾鶴未詩・独白3*04-6-2
☆136_ソレデモ…ヨルハクル- 貴水 水 ...自由詩3*04-6-1
ありふれている- 霜天自由詩704-5-31
南の端の灯台から- 霜天自由詩404-5-30
パパ- 海美自由詩204-5-30
流れのままに(ソネット)- 快晴自由詩6*04-5-30
日の出- 湾鶴自由詩8*04-5-28
刹那・永劫の想い- 春日野佐 ...自由詩304-5-27
おやすみ- 春日野佐 ...自由詩3*04-5-27
たんぽぽ丘にて- 春日野佐 ...自由詩504-5-27
薫る少女の- 千月 話 ...自由詩3*04-5-25
雨の国道- 霜天自由詩804-5-24
引越し- 湾鶴自由詩404-5-23
天然石- クラウン自由詩304-5-22
携帯電話- 海美自由詩104-5-22
My_thought,my_penitence...- Lily of the ...未詩・独白7*04-5-21
Oblivion_is_more_embitter_than ...- Lily of the ...自由詩4*04-5-20
からころ- 霜天自由詩2104-5-20
さぶ〜意味なる効果- 千月 話 ...自由詩6*04-5-20
うらやましくて- rue自由詩10*04-5-19
★82_モウイチド…- 貴水 水 ...自由詩8*04-5-19
★81_ナガイテガミ- 貴水 水 ...自由詩3*04-5-19
Only_you...- Lily of the ...自由詩5*04-5-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30