陽だまり

長い 長い眠りから まだ 覚めていないような
ここちを指の先で触れてみた ふかふか お布団のようだった。
ふわふわ そっと っと 。.

あと少し まだ 眠たい.。 そんな風 ....
風に舞う薄桃の花びら
躰に触れる度
心を暖かくするから
まるであなたに
触れられているように
心奥(しん)が震えていくよ

温度差が象徴する距離
貴方と私の隙間は
二人を強くするよう ....
失って気づく
こんなにも愛していたことに

涙が流れる
もういないあなたの席を見つめて

話しかけると不機嫌な顔
「邪魔すんなよ」って顔に書いて

それでもいつも
向き合って返事を ....
彼女は失恋をしたそうです

毎日泣いては泣いて
時間だけが過ぎてゆくのを
いつか彼が来てくれるのを
待つだけでした

昔から彼女は人に臆病で
誰かを好きになるという事が
嘘のように思 ....
きみの一日を 僕は知らない

きみが毎朝買っているパンの味も
きみが気にして飲んでいる健康ドリンクのことも

きみが僕に隠れて嬉しそうに読んでいる新聞の四コマ漫画のことも
きみが髪を無造作 ....
{引用=


色はにほへど
はらはらと

うゐの奥山
かなしみの

惑ひの細道
たどれども

古里さむく
風まじり

夢の通い路
ほろほろと

散りぬる淋しさ
 ....
   {引用=ケンタウルスの夜に


ケンタウルスの夜に
星屑を降らせよ

砂糖菓子のように甘くかたまって
壮大な橋をつくれ

研ぎ澄まされた露を舐めて
硝子の角を指先に絡ませて
 ....
僕の初恋は
とてもとても遅かった

僕は口下手で
人付き合いも下手で
不器用だった

そんな僕に
君は笑いかけてくれた
隣に座ってくれた

思い切って食事に誘った
君はきてくれ ....
いつも迷惑をかけて
ごめんね
ありがとうじゃ
伝えきれない気持ち
照れくさくて
言葉にできないケド

本当は、ね
一緒に何かを作ったり
ばかして笑いあったり
何だかんだ言いながら
 ....
ふと君のことを思う人がいます
椅子にすわりながら
悲しい目で

僕は病院の待合室

病人の自分と付き合うのは大変だろう
その人は思います

君は
頑張れとは言わない
ただ
見守 ....
引力と反発力が協力しあって
逆立ちの猿が人社会を覗いて
月が自力で発光を始めて
太陽が満ち欠けを始めて
何を信じていいのかわからない鳥が
哲学書の暗唱を始めて
民主主義の独裁者が
一匹の ....
桜の花の咲く頃
僕と君は出会った

黒く流れる髪
花より紅い唇
桜の精のような君だった

僕たちは付き合うようになった
映画もいっぱい行った
ドライブもした

桜のになると
必 ....
ひと折り ふた折り 届くと いいな・・

だれかのためなんだけど
だれのためでもなくて たぶん あたしの

折り返しては 悩んでみたり
振り返っては 折り成してゆくよ

あたしに

 ....
奪いたいのなら早くして
口先で騒いでないで
走って私を迎えに来なさい

近付きたいと思うなら
心を見せてごらん
そっと指先で触れてあげるわ
痛くて悲鳴をあげて
涙を流して見せて

 ....
ねぇあなた
冬を知っていますか
春に芽吹いたあなたは
いつか冬に死ぬのです
私はずっと見てきました
私は冬を越えてきました
ぽかぽかと暖かい体に
雪解け水が染み渡る日
あなたは冬を知ら ....
井戸水を拾って
足音をしのばせて
どうか誰にも
誰にも気づかれませんように    想いを、想いを、想いを
つるべを握って         しのばせて
雨よ、雨           降るのは花 ....
庭に植えた橙(だいだい)を
隣のいい年頃の娘が じぃと見ていた
熱視線で家が燃えるわい・・・
と小声で冗談を言いながら
剪定ばさみを手に持って
「家のは少し酸っぱいんだけどねぇ」
と呼 ....
呼び出し音
ドキドキの時間
君の声
こぼれる笑顔




内緒話しのように
囁く君の声が
可愛くて
たまらなく好きだ。
「 1g 」       卑猥な界隈で  歪曲した幸い

           裏路地のロジック  トリッキーな取引  

           立ち込める黒い光  うらぶれた ....
誰かを信じるには短すぎるくらいの残された時を

新しい季節へ見送る わたしを 新しい季節を迎える あなたは

ありがとう を足りないくらいに


いいえ それは わたしの感じているだけ ....
いまは
忘れたい
記憶

きのう見た
きみの胸の中を吹いていた
風が

きょうは
わたしの中を通り過ぎて
行った

折れてしまった膝を
触ってみたり 摩ってみたり
も ....
形のないものを
型に入れてみる。
名前のないものに
名前を付けてみる。
新しい事にも
古い事との
関係を探してみる。
それとなく
秩序を求めて
曖昧という
自由さは落ち着かなくて
 ....
あなたに近づく前から感じてた

これ以上近づいてはいけない事を。



あなたに近づくことは わるい事

大切な人をめちゃくちゃにしてしまう事

大切な人との約束を破る事

 ....
 




「 蜃気楼 」        ねむらない街 俺の心はすでに麻痺

            マフィア ....
ふるびた日記の片隅に残した言葉を 忘れても
わたしの中の心の片隅に残した言葉は 忘れない

雪が解けるように消えていった
それだけの時間と それだけの思い出なのに

どれだけの気持を綴 ....
人を責めるのは簡単で
人に責められる事も簡単。
あなたも私も。
つい相手に完璧を求めて
つい自分を甘やかしている。
あなたも私も。
そしてそんな毎日を送って
小さな幸せを見逃したりもして ....
あの唇に触れたい
と思う
真昼の摂氏8度

あの手に触れたい
と思う
真昼の月をなぞる指先


その歌声があんまり甘く優しいから
自惚れてしまいそうになる
わたしのために歌っ ....
−今更なんで、思い出したりしてんだろう?

雪が降りしきる午後のメールでフラッシュバックして、彼の好きな桜は今年は遅くなるだろうなんて予測してみる。
桜の木の下に佇む白いジャケットの彼の姿は、 ....
小さな泡が
ぷつぷつと
うかぶ
クリームソーダが
好きだった時期がある。

けれど実際
私は炭酸が少し苦手で
いかにも人工的な緑色も
エイリアンのようで嫌だった。

だというのに ....
眠れない夜が明けて
何かが起きている事を誰もが気付かない
けれども
遅い窓辺のカーテンが開く時
ぷりん ぺらん と
あなたに 呼ばれた。

胸の明かりも 波打つ鼓動も
流れる 水の ....
もこもこわたあめさんのおすすめリスト(888)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
素肌の_ここち- ひより自由詩10*08-4-17
桜花散想- ゆきのか ...自由詩2*08-4-17
「ずっとずっと好きでした。」- Lily of the ...自由詩3*08-4-16
失恋- AKiHiCo自由詩308-4-16
きみの一日を_僕は知らない- もも う ...自由詩28+*08-4-14
桜散りぬる- まどろむ ...自由詩4*08-4-13
素描- もも う ...自由詩11*08-4-13
@初恋- 貴水 水 ...自由詩208-4-12
本当は、ね- 春日野佐 ...自由詩4*08-4-12
@待合室- 貴水 水 ...自由詩3*08-4-12
夢の中の夢の始まり- 美琴自由詩208-4-9
@桜- 貴水 水 ...自由詩208-4-5
おりがみ- ひより自由詩9*08-4-2
実行に移してみせて- AKiHiCo自由詩208-3-30
若葉に- 野火 後 ...自由詩108-3-25
しのばせて- ふるる自由詩18*08-3-22
ご挨拶- 千月 話 ...自由詩10*08-3-20
電池一個の賭け。- 空 春色自由詩2*08-3-18
1g- ae96自由詩4*08-3-16
そつぎょう_までの・・- ひより自由詩10*08-3-11
しゃもじのあとの- ひより自由詩6+*08-3-9
着地点- 美琴自由詩808-3-9
後悔- shion自由詩2*08-3-7
蜃気楼- ae96自由詩208-3-6
わすれない- ひより自由詩6*08-3-4
ゆとり- 美琴自由詩408-3-3
溺れる旋律- 衿野果歩自由詩6*08-2-23
だいやりー。(番外編)- 自由詩308-2-19
クリームソーダ- 亜樹自由詩108-2-17
ぷりん_ぺらん- ひより自由詩1*08-2-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30