すべてのおすすめ
卒論はハナモグラ語
ハナモグラ語における
平均異なり語数について

修論は異言について
非習得言語に対する人間の場面依存的翻訳能力
霊媒は何語で喋ったかということ

もちろんどちらの論 ....
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ

初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
 ....
クルクルと回る 洗濯機の中で
思考回路も 絶え間なく 廻る

綺麗な衣類を
唯だ 座って 待ちわびる時

何だか サボリーマンに
成り下がった 気もする

埃を 付着させたのは 私な ....
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると

ホワンとしたきぶんに
なってしまう

気を全開にゆるしてしまう

たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがい ....
 ――月が 落ちていた

 頭上の太陽は 甲高く鳴いている

 西の山で、勤めを終えた私は
 ふと 名もない町を訪れた

 眼下の生き物たちは
 汗を搾り取られ 滴り落ちている

 ....
{引用=

6月の雨が
まだどこかに残っていて
それが7月の終わりになっても
降り注いでいる
一月以上寝かせたからだろう
いらないものがたくさん混じってる
人間の気持ちに置き換えたら
 ....
おはよう
世界はまんまるだよ

ぐーてんもるげん
ぐっどもーにんぐ
おはようのあいさつは三つしか知らないけど

あさだよ
世界が明るくなる
夜から抜け出して
未来が見えるよ

 ....
                100726



軽々と海を渡るからカルガモ
海を渡れないのがアヒル
ケリを入れるのは昼
中学生のくせに
朝から飲んだくれているのがグレ
一緒に酒を ....
「ね、やっぱり 男を忘れる為には 新しい男よ。
 ね、 アンタも そう 思わない?」

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

そう 一番 大嫌いな 「私」に  ....
理想の母とは
いつも友人の母だった
決してとることのない仮面の笑みが
もたらす安心の温度にほどけていった

なぜ母は私をよぶとき
まゆげをきりりとたてているのだろう
目の端が尖っているの ....
本当のかなしみを知るひとは
かなしみのあり様をあれこれと邪推せず
涙で濡れた手のひらにあたたかな眼差しを重ねてくれる



本当のかなしみを知るひとは
ひとの過ちをあれこれと論ったりせず ....
前略

お久しぶりです。元気にしていますか?
私は元気です。暑い日が続きますね。

あの頃は毎日のように顔を合わせていましたが、最近はめっきり疎遠になってしまいましたね。
人って、トコロテ ....
   「スカイブルー ダイビング」


その言葉って何?
良く解んない 唯だ 思い付いたから

君は言う 体裁などは おかまいなしの台詞
無限大のDNAが 絡み付いては 消えてゆく

 ....
大きな空の真ん中に
言葉にならない穴があって
その奥の色は群青色で
いろいろなランプが
つり下がってる。

いつでも自分は一人なのですが、

このごろますます一人なので、
言葉に ....
僕は彼が嫌いだった
僕はことあるごとに
彼のちょっとした悪口を言いふらしていた
その悪口は町中に広まって
しまいには町中の人間が
彼のことを嫌いになった
その悪口はどんどん酷く ....
ここに戻ってきた

狭いけど おちつく
あたしのキッチン

安い焼酎の炭酸割りの
グラスをもって

シンクの扉によりかかり
へたり込む

このひんやりとした感じ
ほどよいスペー ....
黒いベールを外す瞬間を
思い浮かべて
銀の食器を並べている
今宵は月夜
一夜の逢瀬
誰よりも会いたいって
自由に伝えられない
私を可愛がって


空に浮かぶ
闇夜を切り取って ....
予告もせぬままに 急なりの訪問
「いつも通りだね。」

眠た気な目で そう言っている
同じ様な目で きっと笑っている

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
 ....
出してない書類が
陽炎にまじって消えてく夢
現実


泣きたい自分のためのプレイリスト
安物のイヤフォンが眠りの邪魔をする


つけたり 消したり 冷房


携帯電話


 ....
ゆがんだ
細長い背もたれのいすに座って
ぼくたちは半日を
大きな絵のように過ごした

首筋を汗が
降りていく牧場で

太陽が庇の縁をなぞって
ゆっくりと半円を描き
ぼくたちは昏い絵 ....
静かの海
ここはどこまでも静寂な 砂がさらさらと、
乾いた想いを落としていく
初めて出会った日を思い出しては
ナトリウムの大気に
耳をすませる

小さな部屋で聞いた
パステルの紙を走る ....
公園でタバコをくゆらせていると

大胆不敵な白いヤツがやってくる

ニャンと甘えた声で



*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
 
横断幕を掲げて狐の団体が行進する
サクラマの山を下って
ミソグスの河を越えて
ブヒタナの街で尻尾を振って立ち上がる

嘖嘖 即即 黙黙

僕はヨシコと昼食の約束があるので
空に向 ....
父がテレビを見ていて
「昔は良かった」とつぶやく
おそらく白黒テレビの時代だろう

私もテレビを見ていて
「昔は良かった」とつぶやく
だけどそれはカラーテレビの時代

父は「いしだあゆ ....
 眠らないバスにのった
 眠れないぼくは
 あの野性化した雲といっしょに
 あかるい夏の海辺をどこへむかっていたのだろう


 写真でみただけの
 マリアナ諸島の鮮やかなブル ....
おばちゃんに先導されて何気ないビルをエレベーターで五階にあがった
ほそい通路をニ度ほど折れておばちゃんがドアをあけた
そこがコピーショップだった

数分のうちに千元のブランド時計が五百元になっ ....
人と言うのは
慢性化
しやすいからね

道に 人が来ない
今日も 来ない

そうすれば 人は
その道を

人が 通らないと
思うんだからね

★,。・::・°☆。・:*:・° ....
いちもんじせせりを
うどんこ と呼び

指先についた燐粉を
ズボンのひざになすりつけ

指紋の溝が光るままに
半日を走って過ごしたのは

いつまでだったでしょう
何が楽しかった ....
まあるいおわんの底で
くるくると回っている
ガラス玉のように
くるくると回っている

ゼリーの雨が
ぽとぽとと降ってくる
服がぬれると
かなしみ
したたり
冷えた体が
憂いを
 ....
 
 
水で出来た線路の上を
指列車がやってくる
わたしは道路の言葉で話しかける
指列車は親指を振って応えてくれる

空から墜落しそうになっている空を
真夏の工場群が
かろうじて支え ....
豊島ケイトウさんの自由詩おすすめリスト(486)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リリカルな言語学- 海里自由詩4*10-7-28
聞こえてくるのは- 乱太郎自由詩17*10-7-28
- 藤鈴呼自由詩6*10-7-28
あったかいひと- 森の猫自由詩13+*10-7-28
蝉と月- 結城 希自由詩3*10-7-28
雨の残りもの- 真島正人自由詩9*10-7-28
おはよう- ブロッコ ...自由詩410-7-27
カルガモ- あおば自由詩3*10-7-26
*おほしさま- 藤鈴呼自由詩1*10-7-26
- 朧月自由詩410-7-26
本当のかなしみを知るひと- 恋月 ぴ ...自由詩42+*10-7-26
別れ- 結城 希自由詩3*10-7-26
*ピエロの素顔- 藤鈴呼自由詩1*10-7-25
けっかんしゃ- ……とあ ...自由詩12+*10-7-25
好きになってもらうために- くなきみ自由詩2*10-7-25
キッチンにて- 森の猫自由詩8*10-7-25
一夜- さき自由詩610-7-25
*僕の神様- 藤鈴呼自由詩3*10-7-24
15時23分の泣き声- 幼虫バニ ...自由詩4*10-7-24
休日- オイタル自由詩9*10-7-24
静かの海- 月乃助自由詩18*10-7-24
ニャンコ色- 殿上 童自由詩10*10-7-23
行進- 乱太郎自由詩8*10-7-23
昔は良かった- 空美自由詩6*10-7-23
うつつと夢の間を縫うバスに乗って- 石川敬大自由詩1910-7-22
洞窟にかける鍵- 吉岡ペペ ...自由詩610-7-20
*プライド- 藤鈴呼自由詩2*10-7-19
うどんこ- まひ自由詩1*10-7-19
- within自由詩6*10-7-18
夏休み- たもつ自由詩910-7-16

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