鼻で笑ったり憎んだり命を落とすぎりぎりまで酒を呑んだりしないといけないから君の通夜には行けないし








受付 ....
 いつだってそうだった。いや、まだ生涯に2度目だが、3度も4度も変わらない。
 俺が30歳のときの夏。スマホの出会い系サイトで知り合った高校1年生に恋をした。よくある恋愛小説ならこれは幸せなカップル ....
ゆく川の
流れは絶えず
岩はよけ
泥は流して
海に帰らん



























 ....
父母の死骸が漂着した浜辺で
わたしは目を細めている

命を細めてしまった妹の責任の所在をおもいながら
眉をそっている。

この列島に
もはや窓はなく。

わたしはおうどいろの浜辺をセ ....
私生まれも育ちも
川崎堀之内
「どりいむらんど」でお風呂に浸かり
性癖はいたってノーマル
名は亀太郎
人呼んで
フーゾクの亀と発します

俺がいたんじゃ
オナニーできぬ
わかっちゃ ....
わたしは縄文の舟を漕いでいる
トチノキを刳り貫いた
粗末な舟だ
赤い犬をいっぴき乗せていた
これが最後の猟だと
わたしは思った


子どもたちは
夏の来なかった時代を知らない
もう ....
タイトルは僕の信念だ
















座右の銘と言ってもいい
















 ....
法律が





















変わっ ....
へこへこと

頭を下げて働くか


 ....
一年に


たった一度の


正月に


現フォを開く




お前は馬鹿か














 ....
クリスマス

 ....
チキンナゲットのある砂漠
生命が群がる
死に死に死 死に
ぷちぷちと砂がなるので
精密機械の昆虫たちが油を求めて追い求めていて
鶏肉 あるのでむさぼるのである
虚にポンとおかれた
肉?
 ....
山が燃えております
勢子が駆けております
楽しいばかりで得た物は帰り道におきます

あんたなんと思いよ
私の運ぶものよ
稗粟を炊いて帰り道で食べます

病が流行っております
人も死ん ....
いいえ私は天秤座の男
なんでいきなり否定から入るのさ
(「あなたひょっとして乙女座ですか?」とか何とか訊かれたので
 それに対する返答からはじまっていると思います、恐らく)
あなたは遊びのつも ....
あの人の奥さんに会わせてと
強硬に主張したのよ
わたしを散々弄んでおいて
逃げるのは許さない

あの人に
頸を絞められて
バスルームにルージュで遺言
不安な気持ちは確かにあったの
そ ....
明け方、10人目の被害者が見付かった。
大雪で逃げ場のないホテルで、人々は各々の恐怖と
寒さに震えながら戦っていた。
10人目の被害者の名前は、坂上圭子。
ホテルにスキー合宿で来ていた女子大生 ....
 
 
ピキは犬ではないのかもしれない
犬だと思ってドッグフードまであげていたのに
買ってきた犬図鑑に載っているどの犬とも
その形状は一致しない
図鑑の犬はすべて四本足なのに
ピキは六本 ....
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわ
広い校庭を埋め尽くす生徒たちが
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわ
騒がしいから注意したい
だけど今日も見わたすかぎり
キミたちのほとんどの苗字が佐藤
この ....
 ヒューストン ヒューストン 聞こえるか
 君がどこかでこの声を聞いていることを信じて電波をとばしている
 あと2時間で金星の長い夜があける
 ただし30分後から 強い雨がふりはじめる 間違いな ....
家の中で一番大きな窓に身体が映る
わたしの本当に美しい姿は
ピアニストになり損ねた青年の指にゆっくりと裂かれるとき
離れていく右半身と左半身が完全に分離する寸前に
皮膚が結露に触れて濡 ....
 
 
酢を飲んで 改札口で 待っている


汽車に乗り 行ってみたいな 試着室


犬走る 急行列車を 追いかけて


急行の 窓から見たら 走る犬


試着室 あなたの ....
転がると死にます
死がこわいなら転がりません立ちます
座るのでもよいでしょう
はいそこの彼は転がったので死です
死んだら転がります
つまり大体転がりました

鮭の切り身をむしゃむしゃやり ....
鳩を飼っている家がある。近所だ。なんというのだろう、名前はわからないけれど、鳥小屋をもっともっと大きくした屋舎に、何十匹も。朝がたと夕暮れ、鳩たちは放たれて舞う。ほとんどの鳩の身体は真っ白なので、 .... 伊藤くんがなにかべつの存在に入れ代わっていた

双眸にうかんだ青い月影

柔和に引きつれた微笑にそれが凄絶をあたえている

土蔵の板窓が震えているのは僕のふるえでも風で起こったものでもなか ....
ハーブを植えてる家の前を歩く
さみしい気分はそのままだった
風邪をひいてる子供が走る
さみしい気分は溢れていった
長いこと眼鏡をかけていて
いつからこんなに目が悪くなったんだって
ある ....
飯を喰らって寝るだけで、
ヒトの体ってやつぁ生きていけるにも拘らず。
軒下のコンクリートが古くなり
小さな穴が開いている
そこに ひょろりとしたものが居た
それは小さな子供の蛇
大きなミミズかと思ったが蛇だ
二十匹程の蟻が 体中にたかっている

ひょろりと ....
梅雨が酸っぱかったら困るけれど
梅雨が酸っぱくないのも少し寂しい
酸性雨の話は置いといて

梅雨を「つ・ゆ」と読むけれど
梅干しは「つぼし」と読まないね
酸性雨も「さんせいゆ」だったら温泉 ....
ちょっとだけ
似てると言われるから
なれそうな気がして
試験受けてみようかな
(募集要項をペラペラめくる)
やっぱり無理か

みどりじゃないもん
薔薇は
許されたかったのだろう

棘をまとって
なお、
許されたかったのだろう

それゆえ薔薇は
愛された

かつ、
おなじ分だけ
避けられた


薔薇には罪が
 ....
テシノさんのおすすめリスト(158)
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