スロープが設置され
単離された感情が乗って行くスロープ
サングラスが監視する目を伏せ
切り刻む風景を随時放り込む

横縞の観覧車が上下に回転する
警笛がしずかに
きわめて静かに鳴っていく ....
性欲がないなんてありえない〜って言えるほど 元気モリモリの年でもないので むしろ俺に性欲がまるっきりなかったら どんな人生を送ってきただろうなんて 考えてみたくなる今日この頃ごろ 皆さん如何お過ごしで .... 春日早々
蒼穹にひるがえり
はためく何か白いもの

ああ
あれは一反もめん
由緒正しき日本の妖怪

いったんもめんがいったんもめんとけんかしちょる?
ひらひらきれいじゃけんがいったん ....
春の便りは未だ届かないのでしょう
もう通わない通学路
バスからの景色は結露に滲んで消えそうで
改札は湿り気の強い泥だらけですもの

誰も居ないキャンパス
いつもより広く見えた
喫煙禁止エ ....
 わたしは蓋をしめていた

あきっぱなしのものを見てしまうと
得体の知れない
なにかが
侵略をしに来るのではないか
感情は青ざめ
そして おののくのです


 気付けば穴をみつめて ....
【ジュゴン】
目覚めると、恋人がジュゴンになってゐた。慌てて抱へあげ風呂に入れたが、彼女はとても不機嫌さうだった。湯に食塩を入れると、少し機嫌が直った。あとは食べ物だ。ふえるわかめを湯に入れてみても ....
 
 
手紙を出す用事があって
エレベーターを待ってる
扉が開く
エレベーターの中が
こんにゃくでいっぱいだったので
乗らずにに見送る
あんなに沢山のこんにゃくを積んで
あのエレベー ....
細いラインの

その奥が

何故だか

無性に気にかかる

穿いてないより

気にかかる

凡そ分かっているはずなのに

そんなに違いはないはずなのに

そっと隠してい ....
 今俺は、横になって眠ることができない。
 かといってただ座っていることもできない。
 前屈みになっているような状態がいくらかましだが、その姿勢そのものが苦しいので全く楽ではない。
 そしてずっ ....
遊星にあそぶ有人飛行体。君の言葉は○や△。


声高に春春と鳴いても、僕の耐えられないのは凍る鉄塔。


街に現れたオーロラは、三夜輝き消えた。僕はみえなかった。


古い写真は砂漠 ....
散乱した部屋の中で
テーブルは孤島と化す。
一体どうしたものか?
無傷のまま空き瓶に貯めこまれていた
コインを眺めながら男は考える。
数年後、交通事故に巻き込まれ
ストレッチャーで運ばれて ....
 限界なのだ。という声が聞こえた。
 見ると綿雲がぶるぶると震えていた。
 空が震えているわけではない。空を支えるものが震えているのだ。
 いよいよその時が来たのだ。
 私は日々の糧を得るため ....
 高村光太郎は嫌いだが
 高村光太郎風に
 朗読がしてみたくなった

 人間の口は
 そんな所についてないじゃないか
 人間の眼は
 そんな風に並んでないじゃないか
 人間の顔は
  ....
けっこうウザく
思われるかもしれませんが

構内全面禁煙と
太いゴシック体の赤字でプリントされた
間抜けなチラシが等間隔に張られた

ヒトまばらな
長い駅の端っこで

帰り道

 ....
  /こほん。こほん。マイクチェック
   マイクチェック。本日は晴天……にあらず、
   本日は晴天にあらず
   音量、問題なし
   内容には問題はありますが
   マイクチェ ....
そして彼は吸収された
吐き気のする赤色の肉をしたたらせて
眠っている針葉樹林
脳を想像したことのない微生物の饗宴が
夜行われている赤い
肉は彼に吸収された

同調する振動が落ち葉
茶色 ....
 最近、4講時の講義を終えて裏門の階段を下りると、そこに3人の女子高生がいつも座っている。まさか、僕のファンだろうか? と思ってしまうところが僕のかわいいところだろう。今年大学に入学した1年はルックス .... 車のスピーカーが壊れたんですよ。
それは、左のスピーカーなんですけども、音が出ないんですよ。
汚職した政治家のように沈黙を保ってるんですよ。
そしたらもうなんか左のスピーカーってめちゃ静かで、「 ....
波止場をうろつく
足のない鳩は 足を探している
飛べないで 地面を這いずり回ってる
誰かが残したパン屑のそばを
一心不乱に 突っついていた



ダッカ行きの貨物船が
停 ....
ここには点灯した
叫びと蛍が浮遊しているから
指をちぎる
さわりませんように
あなたにこの文字を見られないように

舌を噛んだまま
呼ぶ
から
そうですよね、
身を破り散りたいほど ....
遅刻する夢を二度見た水曜日の朝 メイクの続きは会社で


寝癖が直せなかった悲しみを窓にうつして電車はホームへ


氷の粒を瞼に閉じ込めて今日も強く生きてゆけるように


今日はボー ....
雨を見たい

そんな日に雪がふって

こころは冷え冷えと

白くにじむ


どこかで少しだけ擦れ違った

なにか と かにか は

必ず意味を持って目の前に現れるのだと

 ....
あたしは都会に行ったことがない
友達のえりあしは屈託がなく、溜息は山並みに同化する
おんぼろな校舎の3階からは特に何も見えない
はるか彼方に水平線が5cmほど臨めるが、
手垢だらけの教室内のほ ....
厳かなガラス窓は空気を揺さぶり
ついで昼間の光が皮肉まじりに照らしたので
塵と埃の谷間 誰も知らない村から
ささやき交わしたり毛を伸ばしたり
微生物の営みが浮かび上がった
まだかすかに漂うス ....
三人の男が横に並んで
箱の中の小冊子の数をかぞえてる


いち、に、さん
バイトの女子高生が
早退してお疲れさまでしたと
言ってるのも聞こえなかった


短気な老人が社 ....
己かわいさに泣くよりも
口を結んで仕事しな

そおすりゃ
田舎の母さまに
粋な便りも書けるだろうし

まんまるお月様登る国で
ぶくぶく溺れる事もなし

貴方十五の ....
燃える この暖炉のそばで
人たちと暮らしていけたならと
幸福なことはないと こんなに
音楽のようなものを 薪たちがパチパチと出していて
ウイスキーをテーブルの気分は高ぶらせる

街ではどう ....
討論番組風で
保守的で知性と安定感のあるキャスターの男女が
「ではここでVTRをご覧ください」
大学生ぐらいの恋人同士が
こたつに向かい合い座っているようで
しかし実はコタツの天板に見えたの ....
主人公「なってやるぜ、勇者ってやつにな!」
村人「目玉が弱点っぽいモンスターが暴れてる!」
武道家「理由は言えないけどここでセーブして行け!」
戦士「キーアイテムとは知らずに持ってきててよかった ....
プログラム一番
国家・校歌斉唱
尚、時間短縮のため赤組・白組応援歌も同時合奏とさせて頂きます。
保護者の皆様もご起立下さい。

 
 君が代は流れて尽きぬ赤組ゴーゴーゴー!
 千代に八千 ....
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