競馬をして
金をドブに捨てる
悪銭身につかず
快楽を求める
そして全てを失う
信用も
金も
家も
地道に生きる
幸せ
蟻さんとキリギリス
長寿の秘訣
あいつは家出人とはちがう
もともと家なんかないから
今でいうネットカフェ難民よろしく
ドヤからドヤを渡り歩いて
それでおかしくはなかった
いまなら、ホームレスボクサー登場 ....
この世にひょい、と
生まれたわたしを
どう思おうと
わたしの自由
どう思われても
わたしは自由
つまりは
すべて、予定のとおり
未定という名が
いついつまでも
....
バス停が鳴いている
訪れることのない朝のために
昨日、私はミシンの音を聞きながら
水道管の裏にたくさんの
傷をつけたのだった
手をあわせれば
祈りのように見えるけれど
....
「自分でできることは
自分でしましょう」
「やらないとできなくなるから」
「はい、分りました。」
妙に納得する。
プライバシーの保護
説明、同意の確認
敬語で話す。
尊敬
....
みな誰でも
夢や思い出を語る
知らない間になくなるのは
お金とほんのちょっとの涙だけ
流石に痛み耐えるだけの人生は嫌だった
希望否それは絶望の親戚
下らない遊びに時 ....
足の向くまま川辺を歩く
チィリリリーと鳴きながら
いそしぎがひっそりと降り立った
すこしだけ日が射すような
くもりぞらが
おまえには似合うね
生え換わる赤子のような羽毛 ....
オーライト
ハーハッハッハ
大空にはばたけ
気分はスカイブルー
飛べない鳥は雛鳥さ
一人前にエサを見つけ
かっこよく
フレミングパイ
ワシはカッコイイ
なんでも一人でする
....
わたしを見守る あなたの温かさを感じているの
叱りながら、背中を押してくれる温かさを感じているの
あなたは愛に あふれていて
わたしの涙を あふれさせて
手を取り合って ....
しあわせすぎて
しあわせすぎて…
僕は それにすがりついた
愛しい思い出たちよ
無邪気な笑顔よ
許してほしい
かなしすぎて
かなしすぎて…
僕は ....
誰もが
好きな人に
手紙を書くとき
詩人になれる
不思議さ
大切かどうかわからない記憶は
抱えていた膝小僧のかさぶたにある
転んだのは最近のことだったか
それとも遠い過去のことか
鉄さびのようなすすけた色は
かつて赤い液体であっただろうことを
....
俄か雨乞いなどするものでない、仰ぐ空色
吊り橋の片側に立ち尽くす思念たるや、遣らずの雨
宿雨が霞むほど気配が際限無く変わる
{引用=嗚呼、満身創痍
....
のどかな春の夢見を悔いる肩を冷して雨の降る
詩になる映画を見た夜は
我が言霊も揺すられて
夢など到底見られない
言葉が秘めるその力
感じて夜空を見上げては
明日になるのをじっと待つ
詩になる映画を見た夜は
会えない友を思い出し ....
久しぶりに寝坊をした
いけないと思い
真夜中にフルボリューム
真夜中にクーラー21℃
今すぐやめよう
そのままにしてはいけない。
ヘッドホンかけ
窓を開けよう
裸になり
パン ....
恋やら愛やら仕事やら
友やら親やら人生やら
きみはいつも手の鳴るほうへ
渡り鳥みたいにいのちをかけて
宗教やら政治やらではないぶん
ずいぶんといさぎよく
伴わな ....
090611
○を書きなさいと言われて
ちびた鉛筆を取り上げる
年老いた今は
ダンガーバルブのように
安定した放電が望めない
ではなくて ....
花束をもらったのは
もう随分前のことだ
大きくて赤い
松明のような花そのあかりが
次第に痩せて暗くなっていくのが
寂しかった
怪我をして入院中
病室まで訪ねて
炎のような花束をくれ ....
こころが雨をほしがる紫陽花のころ
ぼくらは
ふたりで
紫陽花寺を訪ねる
鎌倉は
いつも変わらない佇まいで
うす水色のミストのなかに
ぼくらを包みこむ
こころが
かさかさに渇い ....
『貴方の背に咲く空を見る
目が痛いほどそれは青くて
目を瞑ったら雨が降る
塩辛くなどあるわけないでしょ
雨粒はとても甘いの
貴方に分けてあげたいの』
おまえは甘い ....
良い事あれば良い事がある。
悪い事があれば良い事がある。
苦しみを共にすると
心の輪ができる。
尊敬しあう。
好きなら苦にならない。
とはいかないけれども
耐えられる。
人が好き。 ....
萌え、
の
奴らには判らない
のだ。
ホストを囲んでドンペリが最高だと信じている
煌くシャンパンタワーを前にした
派手やかに着飾った色カノ、
そして何を隠そう・・・・この俺だって
....
090610
小次郎が
きびすを返す
刀を片手に
さっさと歩く
抜刀して歩くのは
人の体力には余るのだと
今の人は言うかも知れない
今の ....
騒ぎたてるのは
今世紀最大の大泥棒
月夜にのこるのは
二つの影と不気味な笑い声だけで
あとは宝がなくなっただけだった
ポーカーでの手札は
いつもロイヤルストレートフ ....
遠くばかりを探していたら
いつの間にか目の前に立っていた
思わず向けてしまった人差し指
音楽の授業でピアノのテスト
弾けないわたしは放課後まで練習
ミの位置にはいつも中指
教えてく ....
窓ガラス滴る雫数えては不実な愛を嘆き悲しむ
雨の中傘もささずに飛び出せば君に出会えるそんな気がした
レインボウ追いかけて行くよどこまでもいつか君にたどり着くまで
紫陽花の冷たい青は君 ....
トンネル抜けて
夜のドライブ
スピード出して
スリル満点
間違えと分っていて
間違いを行う不器用者
酒飲んで
歌って笑って
クライマックス
マッドマックス
ロッドに苦しみ
....
苦手ってわけじゃないんだけど
それでもやっぱし
う〜ん
苦手ってことなのかな
毎年この時期に行われるんだよね
以前は建物の裏口に横付けされた検診車のなかで行われていたんだけど
この ....
夏の入り口には、
昨日の過ちの全てを飲み込んで許す程に煌めき澄んだ空の青さと、
我先にと、重なり合って湧き立つ雲に乱反射して飛び交う光の白と、
弾けた海の水面走る波の跳ねる飛沫の頂点を越えて ....
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