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放埓に道の辺を埋めては幾重にも重なり
紅く、山もみじの朽ち葉を華やかに散らして
浄土の途には細やかな初しぐれ、
ただ傘もなく二人痩せた身を苛む。
勾配のぬるい瀝青の坂道には影もなく
緋色 ....
その摩訶不思議な調べは、
けして妖魔を封じる術の音などではない
草木も眠る丑三の刻にひびく――
あえて眠らぬ者たちへと告げる、
慈・悲・喜・捨の警笛だ
幽かに香水の匂う背広を纏って
俺 ....
淫らに、露出した仮想の小窓には
時と場所の不明な青空と、
見えざる航空機による白い猛毒の軌跡――
ながく留まる筋雲状の航跡が表示されていた
≫いわゆる、薬物や病原菌等の散布。
僕たち ....
陰鬱な雨音が窓辺に滲みて
低くつづく唸り声と
さかんな水飛沫とともに
霧中に奔り去る夢の銀輪たち
仄暗い部屋で
目覚めると
突如、
胸に激しい痛みを覚えた
良くない
一日の訪 ....
かたく凍った夢を砕いて
画用紙に宇宙を描いて暴れだす
果てのない星々の海は瞬き、
チビけた鉛筆が一本
煌く銀河を縦横無断に奔る
つめたく凍った言葉を融かして
原稿用紙に文字を紡いで ....
萌え、
の
奴らには判らない
のだ。
ホストを囲んでドンペリが最高だと信じている
煌くシャンパンタワーを前にした
派手やかに着飾った色カノ、
そして何を隠そう・・・・この俺だって
....
禍々しく106ミリ無反動砲を六門装備した
巨大な蟹のようなM50オントスの装軌式車両が一台、
まったく人気のない夜の街を過ぎて
ビルに潜んだ甘い夢を殺しに、兵士たちは散った
すべての忌わし ....
切ない夜を波濤の数だけこえて
やおら滅びゆく貌(かたち)のように虚しく、
何処までも果てのない君とともに
歌うべき僕たちの言葉が見つからない
伏せた漆黒の虚しさは朝日を浴びて
いつしか濡 ....
オリーヴさんのatsuchan69さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
濡れ髪の三千院
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atsuchan69
自由詩
13*
09-11-3
チャルメラ_☆
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atsuchan69
自由詩
14*
09-10-16
パノプティコン
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atsuchan69
自由詩
15*
09-7-27
暗い窓辺に_★
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atsuchan69
自由詩
20*
09-7-9
チビけた鉛筆の唄_★
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atsuchan69
自由詩
29*
09-6-27
クリュッグVSドンペリニョン_☆
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atsuchan69
自由詩
15*
09-6-10
甘い夢_☆
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atsuchan69
自由詩
14*
09-5-9
渚のリフレイン
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atsuchan69
自由詩
16*
09-4-21
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