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大きな夕日の線状に放射される
赤い光線の先に
黒いシルエットに変わるまばらな家並みが
山並みにより既に陰っている
表面のうねっている畑の中にあった。

その中を疾走する人影一つ
帰るので ....
R.S.V.P.
それは、きっと
一つの世界の終焉
幕がおりてしまえば

手の温もりをさぐりながら、
かわらぬ笑顔が
かえってくるのに
人のさわがしい声ばかりが
するのです

重 ....
終わりに

最終章に書いてある言葉は重い

わりと真実であったり
虚をつかれたりする

終わりに

人の終わりには本音が語られる

終わりに

この際といっては
言いたい事 ....
始めは静々と歩み始めた恥掻きっ子は、
獣道を中腰で歩き続けて、
水のある川岸まで
キョロキョロしながらたどり着いた。

川岸の潅木は少し腐りかけていたが、
得意の木登りで川岸に張り ....
飛行船になって君の頭の中の上
浮かびたいなんて大それてるな

潜水艦になって君の心の中の奥
潜りたいなんてバカみたいだね

どちらも穴を開けられて
君の元へと落ちればいいのに
おひさまは
毎日うまれて
毎日しんでしまう


しんでしまったおひさまは
地球の裏側を
じつは照らしていることを
わたしたちは
ちゃんと知っている


しんでしまったひとさまも ....
瀬戸内海とは違う海

海は女性である。

船から見る雲が美しくてコルクの蓋の小瓶に
唄とまりもとレースと子馬と宝石
海水を注ぎ瀬戸内海に。
配達。


女性が  いいはなちました。 ....
ウミガメさんからメールが来ると
海が見えーる気がします

アオウミガメなら青い海
アカウミガメなら朝焼けの
ヒメウミガメなら秘められた
秘密の在り処のメールです

ウミガメさんのメール ....
わたしは一切のものを 
この業欲な手に 
所有することは、できない 

わたしが一切のものを 
この手から離す時 
初めて、目に映る世界の姿は 

{ルビ完=まった}き天の、贈りもの  ....
なんで泣いてんの
と 姉がきく
ずけずけと  真っ直ぐに見つめて
あのときもそうだった
私をみて 手をふった姉がいた

特殊クラスって言葉の意味が
わかりはじめた頃の
私には はずかし ....
煉瓦も煙突の梯子も
宵に馴染まない
うっすらと蜜の匂いで
遠くの空は、山猫みたいだ

人が通り
加湿器が見え隠れする
冷たい錆がべっこうの窓を往来する

心細い釘に守られて
行灯は ....
降りしきる雪に
運命を委ね
去って行くのですね
白い肌は
景色に吸い込まれ
後ろ姿が美しいから
何時までも見ていた

触れあった
指先の温もり
覚えてますか
手渡しで与えあった
 ....
ここだけの話
寂しそうな家の前を通ると
文字のない手紙をポストに入れる
いつも笑顔の少年が
この町にいるという

行く先々で配る手紙で
肩からかけている袋は
いつも重い

どれくら ....
ヲウスの心は壊れてゆく
白鳥になんてなりもせず
国から父から捨てられて
峠の大きな大きな木の下で
故郷を想い死んで逝く

ヲウスよヲウス

父の嫉妬に兄殺し、
それを父に疎まれて ....
真夜中の台所の暗闇を手探りでさがして
やっとみつけたスイッチを押したら
なにも起こらなかったとき
なにかを間違えてしまった気持ちになる


アイボリーのしかくいこれには
スイッチ以外の名 ....
眠たさを誘う 五月の街
Market Street 1200
サンザシの木がほこらしげに 赤い花を咲かせていました
通りを染めるほど 目に映えるほどに
歩きながら目にできる家々の
フラワー・ ....
お葬式に行った。
友達のお母さんの。


泣いてる人は沢山いて、
あたしのお母さんも、その隣の知らないおじさんも
こぼれる涙をハンカチでぬぐっていた。

あたしは何故か泣けなかった。
 ....
今年が終わる前に
新しい年が開ける前に
箸を一膳お互いの為に買いにゆきましょう
毎日の食事の後に
台所の排水溝へ流れる水に身を投げたくなったら
箸を渡して橋にして
また戻ってこ ....
ハワイは1年に3cmずつ
日本に近づいてるんだって
と君がいう
うん、いいね
とぼくたちは笑う

9才の君が
どんなに長生きしても
せいぜい3mか、そこら
それでも
いいね、とぼく ....
鉄屑の中で暮らす僕達は
私利私欲の中に閉じ込められて
それを誤魔化すための言い訳ばかりが
会話の中で花を咲かせる

愚か者同士が誉め合っているのは酷く滑稽で
天才を知らない彼等の欠 ....
射しこむ陽が壁に{ルビ日向=ひなた}を作り
そっと今を忘れるとき、想うのは
別れ際のプレゼント、忘れられた約束
または、これから出会う誰かのこと
晴れた日は
ひとりでいると少しくるしい

 ....
倦怠に縁取られた
無垢な黒い瞳

その瞳は
高い空を見上げることが無い

足元に絡んで踊る枯葉を
鼻先で弄びながら

右足と左足を交互に休ませ
歩き出す合図をただ待つ

広 ....
そこそこに慌ただしい日をこなしたあとは
急ぎの用ではない
コマゴマを
脇へ全部追いやって

静かに坐ってまゆつくる

まゆからでてきたからといって
羽根あるものになるでなし
わたしは ....
同時代をおなじ言語圏で生きているって
夜を宇宙からながめるような感じだな
いっしょうけんめい光っているよ
列島のうえにのる日本の詩人たち
人工も自然も判別なんてつかないよ

おまえたちはな ....
絶対音感なんて
贅沢は言わないから
一音だけ
例えばA音
聞けたらいいな

木の色
幹の色
梢の色

空の色
雲の色
雲のふちの色

色を日々
いろいろに見分けているよう ....
私は止めないよ
壊れるほどに塞ぎ込んだって
あなたを置いて歩んで行くからね

私は止めないよ
どんな使われ方をされたって
全部あなたが選んだんだからね

私は知ってるよ
 ....
心臓がわりに林檎を胸に嵌め
黒い帽子をかぶって初冬の街を歩いてゆく
成り成りして成り合わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぎて

行きめぐりの天の御柱
妹よりさきに
褒めそやし

美しき言葉
ミトノマグハヒ



 ....
人間はいらない
ロボットの方が純粋だから
何故生きている
優越感より大事なものを知らないくせに

人の手は器用に動く
それがどうした
人の知能は高い
それがどうした
人は言葉 ....
詩んしな人たち
詩たがる人たち
あしたあいつにことばちあたれ

なんのために詩を書いているんだい?
理屈はないか

詩るべなき道に咲いているのは
詩くらめん
いわゆる
{ルビ詩=う ....
瑠王さんの自由詩おすすめリスト(1289)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彷徨ー黄褐色の月−- ……とあ ...自由詩9*09-12-26
R.S.V.P.- 月乃助自由詩9*09-12-26
終わりに- 朧月自由詩409-12-25
ピテカントロプス- ……とあ ...自由詩7*09-12-25
ミスト・ウォーク- 秋助自由詩1*09-12-24
おひさまひとさま- 小原あき自由詩9*09-12-24
水の中の雨花石について。- Monet.嗣治 ...自由詩109-12-23
海がめメール- 小池房枝自由詩4*09-12-22
星夜_- 服部 剛自由詩3*09-12-22
- 朧月自由詩709-12-22
- しべ自由詩309-12-22
- ミツバチ自由詩17*09-12-21
知っていてほしいこと- りょう自由詩8*09-12-21
やまとたける- ……とあ ...自由詩6*09-12-20
スイッチ- 因子自由詩5*09-12-20
アマリリス- 月乃助自由詩16*09-12-20
傲慢- 空都自由詩3*09-12-20
2009/12/20- 鎖骨自由詩209-12-20
空を飛ぶ宿題- 佐野権太自由詩30*09-12-19
善人である必要はないが人であることは忘れてはならない- 太陽の獣自由詩1*09-12-19
恋でも友情でもない- 小林 柳自由詩5*09-12-18
葦毛馬の夢- 深月アヤ自由詩409-12-18
まゆつく- 笠原 ち ...自由詩14*09-12-18
夜の詩人たち- 吉岡ペペ ...自由詩409-12-17
その音のノート- 小池房枝自由詩2*09-12-17
時間と少女の白昼夢- 秋助自由詩3*09-12-17
散歩オブジェ- 塔野夏子自由詩3*09-12-17
こじきー水蛭子ー- ……とあ ...自由詩8*09-12-17
わからない- 太陽の獣自由詩209-12-17
あしたあいつにことばちあたれ- 海里自由詩109-12-17

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