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彼は人並みだ
情も愛想も
必要がないからすこしずつなくしていく
空から降ってくるようなmarchを
追いかけるほど、日々に怯えていないから
今年も淡々
見送っていく
明日にはもう ....
ゆるして
あたまのうしろの
いちばんやわこいところを
食べてしまったこと
知らない間に
食いしばるのが癖になっていた私の歯は
削れてひどく不格好になり
喋れば口内を傷つける
春 ....
孤独という
張り詰めながら、それでもたゆたうこのことばは
いったいどこからお出ましになって
ここに鎮座ましましているのだろうか
けして拒絶しないやわらかなグレイ
みたこともな ....
真夜中の台所の暗闇を手探りでさがして
やっとみつけたスイッチを押したら
なにも起こらなかったとき
なにかを間違えてしまった気持ちになる
アイボリーのしかくいこれには
スイッチ以外の名 ....