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今日の夢を支払って
明日にたどり着く

その繰り返しは
さむかったり
そっけなかったり

だからかな
風邪気味みたい
って君がいうから

部屋の中から見てる
出発前の月を
げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けばいいのにね

つんつんとんがる手の平は
だれの心も指している
ふわっと さらっと流れるような ....
なにもない場所で生まれる言葉は
なにもないと思える私の中の歴史

かじっただけのアイスみたいな安価な
浅い浅い川の底にある小石みたいな

それでも私には捨てられない石

生まれたときか ....
さみしがるのをやめにする
悲しんでばかりで雨がやまないから
しとしとしとしと空が暗いから

泣いてしまうのをやめにする
このままいくと目がとけて
海に流れてしまうから

あちらのほうか ....
古城に積まれた石の壁を
遠くから眺めて
はせようとするけれど
なにも浮かばない背景

わからない時代をわかるなどと
桜の開花に似せて占いそうになる

今ある自分の足元の
小さな水溜り ....
ざわざわしている森の中で
私の命だけが静かでいる必要はないのだ

煌いている光の中で
緑にも影がある 川の光も影を持つ

入ってみない?
なんて聞く前に足を踏み入れてもいいのだ
川には ....
給食費を払いたくない親がいるらしいけど
その子供は大食いらしいよ
なにより給食がすきなんだって
おかわりっていう声が明るいんだって

教室とろうかの隔たりが なくなって
オープンスペースに ....
もったいつけてみたのに
りんごは赤かった
むいてみたら白い肌があらわれた
赤と白のはざまには昨日があった

とまどってみせたのに
だれにも発見されなかった
土色の顔には夕日は映えなかった ....
うまいヘタでいうと
生きるのが
ヘタなほうが 正解だ
大失敗なら 大成功だ

うまい生き方すると
最後にリセットされて
振り出しに戻るようになっている

うまいヘタでいうと
生きる ....
にんげんの主食はにんげんです
人を食って生き延びています

にんげんはにんげんを探し
食うために挑んでいきます

たまに気に入って
持ち歩いたり
数回に分けて食べたりします
飽きたら ....
片手ナベに
この世の終わりみたいな白い牛乳いれて
つきっきりで温める
ナベの内側にふくふくと泡が立つ頃
みじかい瞬間の想いを終了させる
いれたココアのせいで
白は濃く染まる
自分のためだ ....
音が無いのならば創ればよかろうと
できた文字を束ねて音を組み立てた

私は音に勝つのだ

熱さえも生まれるほどの熱意をもって
ひびけ ひびけ 私の文字よ

りんと 鳴った ぐわわわわわ ....
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます

そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ....
優しさってなんですか
優しいことが
生きていくために必要ですか

優しさがほしいのはみんな一緒ですか
それは言葉ですか
しぐさですか

優しくないからと捨てられたけど
優しいからでな ....
上には上があるという
横には横があることを
だれもちゃんとはわかってない

並ぶってことは重要だ
生きることを認めることだ
同じ地球の同じ場所に
並んで生きるということだ

上には上 ....
なんかちょっと曖昧にしてたら男が逃げた
いいかげんにはっきりしてと言ったら母親が逃げた
みんなどっかへ逃げる癖があるんだろう

どうするつもりだっていうから私は逃げた
私だって逃げてもいいと ....
雨がガラスに寄り添って
打ち明け話しているような

ひとりの私は指先で
つっとなぞってゆきました

地面をおおう水溜まりが
あまりに暗くみえたので
身をひるがえして逃げました
溺れぬ ....
終わりに

最終章に書いてある言葉は重い

わりと真実であったり
虚をつかれたりする

終わりに

人の終わりには本音が語られる

終わりに

この際といっては
言いたい事 ....
なんで泣いてんの
と 姉がきく
ずけずけと  真っ直ぐに見つめて
あのときもそうだった
私をみて 手をふった姉がいた

特殊クラスって言葉の意味が
わかりはじめた頃の
私には はずかし ....
生きるということをうたうことは
今の私にはむずかしい

でも
生きているということは
当たり前のようにここにある

私がそれを阻まない限り
なにかがそれを阻まない限り

その
な ....
私の
この私でさえ
わからぬこの気持ちを
わからないままにわかるという
人を愛したいのだろうか

今の私には
それは違うという声は受け入れがたく

たとえば交差点でぶつかった肩にとま ....
瑠王さんの朧月さんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夢旅行- 朧月自由詩412-5-17
手遊びの今日- 朧月自由詩510-7-12
我の大河- 朧月自由詩310-6-12
幸せの小鳥- 朧月自由詩410-5-4
桜待ち- 朧月自由詩110-3-29
ざわめく森の中にあって- 朧月自由詩410-3-22
子供事情- 朧月自由詩610-2-25
とまどいの林檎- 朧月自由詩710-2-20
凸凹- 朧月自由詩610-2-14
にんげんの主食- 朧月自由詩910-2-7
この世のはじまり- 朧月自由詩1010-2-4
一線の音- 朧月自由詩410-1-30
過ちの街角- 朧月自由詩610-1-16
優しさ- 朧月自由詩510-1-14
地球の輪- 朧月自由詩710-1-10
逃げる癖- 朧月自由詩410-1-8
雨の虜- 朧月自由詩410-1-7
終わりに- 朧月自由詩409-12-25
- 朧月自由詩709-12-22
背徳の烙印- 朧月自由詩209-12-4
心干し- 朧月自由詩5+09-11-6

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