すべてのおすすめ
{引用=
繋ぎたい手をわざとに隠す
距離に焦がれる眼球を
胸に取り込んでベッドまで持ち帰る
ランプの灯りに意識を漂わせて
アルコールを一口舐める
(あの丸くて柔らかいの欲しいな)
(ホル ....
こぼしちゃいけないってがまんしているきみの
その眉間のしわが好きなんです
吐息が融解していく夜の海に
降りしきる雨はひそやかな銀

さようならをうまくただしく言おう
そのためにわた ....
しっくりこない幸せよりよりも

  自分にぴったりな不幸の方が

居心地がいい。

  そう、言い切ってしまった私

今朝の空気はすがすがしい。
{引用=からだの奥から
たらたらと
わたしが滴り落ちていく
産声とともに泣いた日の
わたしの初めの一滴を含んだ雨で
シーツを洗いたい

足跡にそって
てんてんと広がった池を
みじめな ....
僕は嘘をついたはずなんだが
僕の嘘は誰にも見破られなかったので
僕は嘘をついていないというのが通説であり
僕自身には僕が嘘をついた認識と記憶があるのだが
嘘をついたことこそがもとより嘘 ....
明け方のカラス/みたいにうたってたい



ふりほどいた落ち葉がゆるく 遠ざかる音のする

まだヒトのいなかった頃みたく 吹きすさぶ音のする



空 風がおおく集 ....
喉を掻きむしりたくなるのは
山の輪郭を際だたせる秋の夕暮れ
寂しげな街路樹は
話し相手を欲して
その幹を、枝を、四方八方に広げるが
望み叶わず
排気ガスに体を犯され空しく朽ちる
おまえは ....
腐りかけのものを食べました

胃が痛くなりました

心の中では

痛くなりたくない、と

思っているのに

勝手に痛くなります


私は考えました

もしや胃にとどまらず ....
{引用=

なんにもないとおもっていたあのころが
いちばん
うしなうことをこわがっていた
わたしの手に
だれかが触れる
小さなやらかい繋がりが
ほしがればほしがるほどとおくなる

 ....
彼は人並みだ
情も愛想も
必要がないからすこしずつなくしていく

空から降ってくるようなmarchを
追いかけるほど、日々に怯えていないから
今年も淡々
見送っていく

明日にはもう ....
私のお墓の前で泣いている女が
私の全然身に覚えのない女で怖い
時折愛おしげに腹部をさすりながら
私のお墓に縋りついて泣くから怖い
墨の枝が地にとどく
雪は雪に震えつづく
ひとつ押され
黒く点る


道が夜を決め
灯が季をくくる
心は薄く
水は水に


海のむこうの霧
羊のなかの髪と風
 ....
珍しく雨の降る日
お前を見かけた
傘もささず濡れて冷たいおまえは
疲れた顔で何か見つめていた
そこにあるものは
おまえの中にある本当の世界
髪からこぼれ ....
私にくださいな
私にそれをくださいな
あなたのほら、右手に繋がる白い空
あなたはそれに気付かずに無下に拳を突き上げている
ほら、また泣いた


地中深くから呼ばれたでしょ
聞こ ....
{引用=
ふと気がついた時に  もうなにも掴めずに  いつも湿っているぞ
その指はふやけてる  もう感触もないなら  物言わぬ言い訳だけ
その花火の火薬庫は  なによりも恐ろしい  饒舌に喋る喋 ....
わたしたちがみみにする
しにぎわのうた
そのうたをきいても
みすてることしかできない

ゆるやかにつながっていることは
すばらしいことですね
おおぜいのひととふれあえるのは
すてきなこ ....
名前を知りません、
ごめんなさい、と言います。
花を花と言います。
しかし、君には、
きっと、それなりの名があるのでしょう。
僕は、君を表せません。
散歩をしていると、思うのです。
なんて少ない言葉で ....
空にはまあるい月が照り、
山には桜の花満開
それを眺めるウサギの背
一緒に踊ろu とタヌキ数匹

その囃し歌 wo
井の中の
蛙が聴く

こんな満月の宵に
夜桜満開
浮かれた蛙  ....
{引用=
嫉妬に狂った女が送ってくる
ヒステリックなメール
私が貴方の何かを奪ったのだという
よく分からないのだけれど
だとしたら謝らなくては?

ごめんなさい?
違う、もっと別の
 ....
貝柱の干物を買うために

レジに並んでいる僕

やがて順番が来て

金髪の日本人女性が

レシートをくれた

ランダムでアナグラムな

数字の羅列だが

「愛しています。」 ....
雨よ

もし私が倒れたならば

私の上に降りしきってくれるか

花を咲かし

木を育て

生命を司る雨よ

お前の一粒一粒が尊く

その、あたたかき粒を
 ....
生まれてから
もうずいぶんと歩いてきた
短い人生
もう半分くらい来たのだろうか
そんな僕をあざ笑うきみとの距離
遠くにきみは行ってしまった
僕を囲む人々皆
逃げ水のように消え去ろ ....
暁に踵
窓に花飾り
ふるえる指に
白豹を捧ぐ

光の消えていく夜のつま先
誰か僕を追いかけてくるものがないか
結び合わされたたそがれどきの独白
襟元にさざめく大胆さ

転ぶように坂 ....
靴の中に散らばったいくつかのジグソーピース(履いて出かける)

毛玉のついた毛糸の帽子をすっぽりとかぶる私の頭

発熱する横顔を追いかける冷たいからだ

掃除機で吸い込む埃と誇り(ないと呼 ....
風船が飛んでいった
遠く
遠くへ
そして
すーっと
空に融けた

機械仕掛けの巨人兵が悲しい顔をする
手は空に差し伸ばされている
僕は
いいんだよって
しょうがないことなんだって ....
バイバイ カザルスホール

最初は静々と
自信のない歌声は
旋律の迷いを消すだけの声で
他人の声は聴こえない
自分の声も聴こえない
歌に詞(ことば)はなく
声に魂はない

次に粛々 ....
古城に積まれた石の壁を
遠くから眺めて
はせようとするけれど
なにも浮かばない背景

わからない時代をわかるなどと
桜の開花に似せて占いそうになる

今ある自分の足元の
小さな水溜り ....
これって何かの間違いだったりして

夕方近くに先日面接受けた問屋さんからの着信
胸の震え抑えつつ電話に出てみれば採用しますの吉報だった

他の誰かと間違えていないよね

いつもの野良猫に ....
お早よう! 夜が明けた
全くひどい嵐だったが
ノアの箱舟の諸君、
どこでも好きな所へ行きたまえ

全くひどい夜だったよ
川を流れるオフィーリア、
太陽の光は残酷なものだ
もうお前の顔に ....
冥土にも知る人は居るのか
笑いが消え愁いの毎日
娑婆で見た弥三郎ばかり
もう誰もが信じられない
泣かないで
言い当てた
浄土を信じて


出る杭は打たれるけれど
ほらちゃんと揺らが ....
瑠王さんの自由詩おすすめリスト(1289)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
((心E/D房))- 高梁サト ...自由詩10*10-4-3
もらす- あぐり自由詩8*10-4-2
- うめバア自由詩110-4-2
火群- 夏嶋 真 ...自由詩37+*10-4-2
嘘が嘘ならば嘘である嘘- しろう自由詩1*10-4-1
Frequency- あすくれ ...自由詩4*10-4-1
在処- 寒雪自由詩410-4-1
胃とか、脳とか、小腸とか- くろきた自由詩410-4-1
ひとつの景色- あぐり自由詩7*10-4-1
The_march_in_March- 因子自由詩2*10-4-1
骨肉- セガール ...自由詩510-4-1
冬と冬- 木立 悟自由詩410-4-1
Ordinary_World- 寒雪自由詩110-4-1
哀しむことはないんだな- 太陽の獣自由詩110-4-1
饒舌に響け響け響け- コウ ア� ...自由詩310-4-1
しにぎわのうた- 紀ノ川つ ...自由詩3*10-3-31
名前を知りません(春について3)- クローバ ...自由詩5*10-3-31
蛙_to_満月- ……とあ ...自由詩6*10-3-31
ハッピーエンド- 高梁サト ...自由詩10*10-3-31
ウォーク_スルー_ラヴ- ハイドパ ...自由詩9*10-3-31
- 蒲生万寿自由詩1*10-3-31
My_Faith- 寒雪自由詩210-3-31
空の記憶が残像する- 瀬崎 虎 ...自由詩2*10-3-31
がらくたのそれからと私のまつげ- なき自由詩3*10-3-30
巨人兵- Oz自由詩410-3-30
合唱を_さらに合唱を_ーバイバイ_カザルスホールー- ……とあ ...自由詩9*10-3-30
桜待ち- 朧月自由詩110-3-29
言い聞かすひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*10-3-29
_朝の歌- salco自由詩4*10-3-29
弥陀に逢わずにいられない- 板谷みき ...自由詩2*10-3-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43