ほんわかと 猫柳さえ 春の色 “おかえりなさい”と
風に揺れてる 桜草
思わず 微笑みかえしてしまう
不思議な春の魔法
死にたいと言わせて下さい

自己愛に塗れたものだとしても
言葉を吐くことで救われるものがいるのです

同情を欲し悲劇のヒロインになりたいと
願ってもいいじゃない

一人きりの夜に

 ....
春の嵐みたいな日

俺は出かける

黒い薄手のセーター

黒いジーンズ

黒い帽子

俺が

どうでもいいような所で

迷っている間に

季節は変ろうとしている

 ....
生きる為に仕事をして

感性の為に夕月は昇る

三日前の事で酒場へ行き

癒しの為に焼酎を飲む

三年前の事を思い出し

五年前の事でもっと飲み

今の為に歌は流れ

三日 ....
何故あの時のことばかり、思い出すのだろうか
いさかいや、揉め事は嫌いだった私が
いつになくいらついていた、あの時


「ごめんね」と素直に言えば、解放されたね
意地を張るのってやっぱ、駄目 ....
今 旅に出よう
この灰色の街を逃れて

心も涙もなくなってしまえ
何もかも空っぽになってしまえ

そしてただ ただ
あたたかな黄色に
一面の黄色に包まれたい
空ばかり目で追っていて
貴方の気配ばかり追っていて
気づかなかったよ 春の訪れ
足元の 小さな いぬふぐり
なんとなくの予感が外れ続けて
はずだったのに
ですぎていくことが多い

僕は全てをそれなりにうまくこなして
相応の評価を浴び続けるはずだったのに
と思いながら過ごすと
現実はぜんぶ見当違 ....
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  1

なにもみえない
から
こわいんじゃない
なにもみえる
はずがない
から
こわいんだ
 ....
真夜中でも

僕のところに来ていいよ

僕は待ってるから

君は寂しがり屋で

毎日

いろんな付き合いがある

買い物 食事 カラオケ

それでも

君の寂しさは癒え ....
気がついて ここはどこだと ふきのとう きらめく空に 大きくのびして うつむいてる私と
見上げてるあなたたち
それに勇気づけられたから

君がうつむいた時に
私は水色の希望の星になって
咲いていたいナ
畳 の 上
裸足

ふち に 添って
一匹 の 蛇

明るい ささやき の内で
頭 を もたげる 闇

草薮 から 訪れた
赤い 口

切り そろえた ばかりの 爪に
 ....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり

そのまま眠りに入って・・・

朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
 ....
春は渡るほどに
瞳で深呼吸をして
そして一方通行の追憶を
リバイバルで・・・

俺の家の近くにも そろそろ
更新の匂いがする歩道橋があり
その歩道橋の階段を登りきれば
少し歩いたあたり ....
思いっきり身震いしたら
壊れてしまうかと思っていた
田舎町に
今ではすっかり馴染んで仕舞い

若かったゴジラ達も
皆立派な町の世話役となり
ズルズル引きずっている

逞しい尻尾に気づ ....
僕は
静かな夜の海に来ているよ

こわくないよ

僕の足跡は
波が消してくれる

今までの僕を
消して欲しい

絶え間なく寄せる波

生まれたくて
生まれたんじゃない

 ....
僕は置手紙を残して

出て行くよ

このメールの時代なのにね

せめて

僕の体温を感じるものを残すよ

「さよなら」を書くと

いろんなことを思い出して

涙がこぼれるか ....
わたしにはおかあさんがいます
おとうさんもいます
いもうとも
おじいちゃんも
おばあちゃんだって
ともだちはたくさんではないけどしっかり
しりあいとよべるひともそこここにゆびさすことができ ....
冷凍庫で
ひっそりと眠っている 肉まん
活き活きと冷気を吹く アイスクリーム
カチコチの 鯖・鶏肉・エダマメ・・・

満席ですね
冬の列車

僕はそろそろ起きなくては
流氷も離岸した ....
堕ちた孔雀が集まる場所で
ただひとりかがやくものは傷を得たもの
白く織られた光の羽の
かすかなほころびから見える花
光や音の波の向こうに
見えること 見えないことの向こうに ....
パスタ屋で
蟹スパに憧れていると
ななめ後ろ カップルの男が
こちらを見ている

さっきからわかっていましたよ
こちらを見ているのは

やだ
恋人がいるのに
目の前の彼女を見なきゃ ....
風が強くて
笑うほどはためく
せんたくものたち
私のからだも
飛べたらいいのに
夕方から恋人と会うが
今は一人昼過ぎ
なにやらイマイチ
気持ちがボーッとしている

恋人に物を買ってあげる日でもないから?
外は三寒四温中だから?
好きな音楽のCDが転がり過ぎているから ....
空寒み ぽっぽとこぼれる 白い息 春への汽車が 出発進行 木の芽ぶく 枝の指さす 春の雲 ほんのり花に 染められピンク 愛情なのか欲望なのか
もうわからない
世で

夢なのか要求なのか
もうわからない
世で

俺も決めかねる

自分で自分のことがわからないぜ

身長とか体重とか服のサイズは
わ ....
首筋にそっと手をやり
髪をかきあげる
自分で自分を愛でるように

この街を
この地球を
そんなふうに愛していたい

多すぎる車も
せわしない人並みも
みんなみんな愛しい

枯れ ....
ネット上に書かれた ある小説の紹介と感想を
夜更けにこっそり読んだら
あまりに似た好みと感想だったから
お互い変わっていないことに呆れて 安心して
逢えなくても まぁ、いいかと 思った
さちさんのおすすめリスト(986)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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★35_ヨルノウミ- 貴水 水 ...自由詩204-2-27
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☆54_オレガ…ツクル- 貴水 水 ...自由詩404-2-17
「_いとしさ_」- 椎名自由詩204-2-16
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