すべてのおすすめ
銀河系宇宙には
空飛ぶ円盤がある
あるだろうね
あらねばならない

円盤が飛来するために
滑らかに仕上げられた
空の広さといったら
ロシアの大地には敵わない
ネバ河に沿っても雪は積も ....
吐く息がすぅすぅと白くなるので
ああ そうか と合点がいく

      駆け込みで無意味に アスファルトが掘り返され
      交通誘導のおじさんは 震えながら旗を振る

工事ラン ....
さがしものをしているんです。


声をかけたのは
いつもベットに腰かけているはずの
小さなくまのぬいぐるみ。
話を聞くと
ひつじやぞうのぬいぐるみをかきわけ
布団の隅々
た ....
乾燥した空気に
なんとなく
背中が痒くて今日も
着合わせには気をつかったつもり
なのに
私とドアノブの隙間にパチリ
静電気が走る

アスファルトの似合わない小道
夕顔の枯れてしまった ....
見慣れない肌の子供が立っていて
おまえは苦しんで死ぬと囁くものだから
そんなもの
首を絞めたっていいじゃないか
結局のところ
君たちは知らないんだ
君たちは知らずに転げる
転げている、ろ ....
時計の針が2時をまわって
秒針の音は聞こえない。

私が眠らないので
隙間を探して猫が寄り添う
黒い毛がつやつやと
私の心を落ち着かせる。
ドリップコーヒーの滴る音は
あなたに会わない ....
紙コップに注いだウーロン茶が
ずいぶんと長い時間をかけて
紙を軟らかくしてしまったようなので
もうお茶を飲む気にもなれなくて
台所へ持っていって
その液体を捨てた。

残った紙コップは
 ....
 あたしは、赤い口紅を塗りたくって
大人になった気分に浸っている小さな子供と同じだ。

何も言わないで
欲しいものを指差して
これが欲しいの?と聞かれると
頷くだけの、無愛想な子供

 ....
夕陽の色を集めれば
溶かせたでしょうか


旅行く雲に焦点を結べば
胸に焼き付くでしょうか


風に吹かれる風車も
いつか飛ぼうとするように


いつまでも見つめているだけでは ....
どこからか

はっきりしない

いっぽんのせんを

ひいてしまったら

もう

さみしくて

ここには いられない

どこにも いけない
 
 幼き頃
 大事なおもちゃは全部弟に取り上げられた
 母に話してもお兄ちゃんだからがまんしなさいと言われた
 よく妹をいじめて遊んだ
 そのころの楽しい思い出が僕には全然ない
 家庭の ....
ただ
ハコベの花のように
ひそやかな 誇りをもって

ただ
ハコベの茎のように
地を這う たくましさをもって

ただ
ハコベの葉のように
しんしんと いのちをもって

本日 ....

か 雨が生え ・・ ・・・・・・・落つ
雲 雨が生え・・・・・・・・ ・落つ
い 雨が生え・・・・・ ・・落つ
暗 雨が生え ・・・・   ・・・・ ・・落つ
の 雨が生え・・・・・・・ ....
夜空の星はあんな小さな光で私を照らすのに
私は何も照らしていない

照らせるものがないからか
それとも照らしてくれる人がいなくなったからか

私は月だ

太陽がなければ輝けない

 ....
ごはん

うまい

ごはん

うまい


きれい


わたしはまだ

だいじょうぶだなって思う
見ていられない手つきで
君が包丁をにぎるものだから
僕は目がはなせない

指の皮すれすれで切り出される
それはきっと食べ物なのだろうけど

目を皿にしても
そこにおいしく彩られることは ....
透過傾向にある
あこがれを{ルビ禁=いさ}めて
風と{ルビ心中=しんじゅう}
(危うげに傾倒する風脈)
距離は
あこがれを侵食するのか
もう発生です
雨天決行よしなに

風はどちらか ....
君も
同じ夢をみたのかい

思い過ごしなら
私に空を見上げることを
させないで

紫の酒を
ソーダで飲むような
甘くて痛い酔いのまま

次の月の晩
ふたりのそれが
正夢になる ....
    一枚の地図が置かれた

    薄暗い部屋のなかで

    手のひらに生えた双葉を

    見つめていた
正気で話ができるひと
天然ボケのふりをするひと
自分が正論のひと
気づいてないひと
弱さを隠そうとするが故の人


わたしは最近
苦笑ばかり
わたしは
ここから地上を見ている
大気で霞む昼にも
誰かが見つけてくれる
よく見れば味気ない天体であるのに
そんなに想うのは
わたしが最後の衛星だから

振り返らない
嘘の顔
嘘の ....
ひらがなで笑って
カタカナで怒る
漢字で宥めた
雨の中
それでは歌謡曲ではありませんかと
ミズスマシ

北から来たのが
季節風
南風ではありません
いつまでも
バカ言ってじゃない ....
メリーゴーラウンド回転木馬
どうしてみんな白馬なの
リアルメリーゴーラウンド回転木馬
黒馬茶馬
たてがみつかんで

メリーゴーラウンド回転木馬
乗るよりも
眺めてるほうが綺麗と
思っ ....
児童画
っていうジャンルがあるのだが
児童が描いていれば
それはそうなんだけど

最近の入選作をみていると
圧倒的にはみだしていることに
今日気付いた

浮き輪にのった女の子も
畑 ....
ことばは
しずかに
すべりおちていく
せなか
まるく
じてんしゃを
あめのなか
こいでいく

だいぶたいりょくがついてきた
さかをのぼる
としょかんへいくんだ

しはまいにち ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
どぉー 
と真っ直ぐに降る雨は
あまり見なくなった

雨じたい
いまは
よく見ることもない暮らしぶりなので
乾燥している

どうやら
気づいてもないけれど
他の人も
そういうも ....
{ルビ錘=つむ}ではなく{ルビ罪=つみ}刺さりし王女

ツェツェ蠅のベルゼブブの興奮した口吻
忘れて 吸われて
導眠の 粉落とす砂男
ヒュプノスとモルフェウスの拮抗
色の呪い は熱い氷
 ....
人の仕事までとって
頑張ってみせても
それ
本物じゃないでしょう

アナログでごめんなさい
真似すればいいなら
得意なほう
だけど

私の作ったものを
愛してくれてありがとう
 ....
もし月が地球に落ちてきたら

全世界の人々は両手を天に掲げて

月を支えようとするだろうか
 
  
ひよりさんの未詩・独白おすすめリスト(243)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の円盤- あおば未詩・独白4*05-12-24
師走に咲く- 月音未詩・独白505-12-20
さがしもの- もろ未詩・独白605-12-11
隙間- もろ未詩・独白305-12-1
そして君たちはろうりん- いとう未詩・独白1105-11-28
抵抗- もろ未詩・独白205-11-26
三歩前へ- もろ未詩・独白405-11-25
赤へのこだわり- つぐこ未詩・独白205-11-23
初めての、そして遠い- たりぽん ...未詩・独白7*05-11-22
境界線- こむ未詩・独白3*05-11-20
半生記- 炭本 樹 ...未詩・独白5*05-11-15
春待ち- 月音未詩・独白605-11-9
椅子- ふるる未詩・独白8+*05-11-4
月の光- 李恵未詩・独白3*05-10-29
ごはん- 蒼木りん未詩・独白5*05-10-28
まな板の上の恋- ベンジャ ...未詩・独白5*05-10-24
運転- こしごえ未詩・独白7*05-10-8
同じ夢- 蒼木りん未詩・独白405-9-22
ノート(36Y・11.21)- 木立 悟未詩・独白705-9-21
苦笑のひと- 蒼木りん未詩・独白205-9-21
ここから- 蒼木りん未詩・独白605-9-17
隙間風- あおば未詩・独白3*05-9-16
メリーゴーラウンド回転木馬- 蒼木りん未詩・独白305-9-16
児童画の正体- umineko未詩・独白6*05-9-13
すべりおちていく- 石川和広未詩・独白7*05-9-11
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
昔雨- 蒼木りん未詩・独白105-9-5
レムネムレ- クリ未詩・独白4*05-9-1
本当の仕事- 蒼木りん未詩・独白205-8-31
もし- たもつ未詩・独白1105-8-12

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