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私が、よく考えることの1つに、作者と詩と読者の関係というのがあります。
関係っていうと、大げさかな・・・。お互いが、お互いをどう思っているか、というの。
それが違えば温度も違うということで・・・。 ....
夢って何なんだろうと思うときもあったんです。
掴んでしまうとあっけなくて、掴めないともどかしくて・・・

今の自分を誰が想像出来たんだろう?僕には多分無理だったと思います。
だって、幼いこ ....
夜、歩道橋の上。
缶コーヒーで、煙草を4本吸う。
そんな処では詩が生まれない。知っている。
実際に、詩は生まれなかった。いい場所だ。
夜は、昼間よりも、詩が溢れている気がする。
例えば、近所 ....
泥棒が全て持っていってしまう不安な話に花が咲く母


そんなことあるはずないと言うほどに母の泥棒リアルさを増す


隣人もサイレンも犬も幻聴となりて王国平穏無事に


繰り返ししつこ ....
きーたんが笑う

きーたんが笑うと
みんなも笑う

笑わないと
だれかに撲たれる

強いきーたんが
楽しそうに笑うから
安心して笑える

きーたんは怒らない
いつも愉快そ ....
美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
偶然な午後に
あなたが好き
何気ないため息に
あなたが好き
またねって
言ってくれなかった背中に
また明日ね!って
あっかんべーしてやった
人だかりのキャンバス
めだつほどめだつほど ....
人は

それぞれの

心に




固有の

触手を

持っている




人の心は

正直なもので

 ....
           
今年の雨季は短く
降水量が絶対的に不足している
ほんの少ししか降らなかった
日でりが続き
木々は葉をすっかり落とし、草は枯れ
歩ける動物たちは姿を消した  ....
雪が
すっかり解けて
地面が黒くなって
春になると
冬の間
知らん顔してたお日さまが
坊や元気か

にこにこ嬉しそうに声かける
嬉しくないけど
お義理に振り返って
うんと言 ....
今日はあまりにもいい天気で、つい目を細めます

白いガス状の雲から、地球を覆う空の青へ
境目がわからず綺麗に空へ

言葉足らずの私は

なんて綺麗な空だろう

こんな月並みな言葉しか ....
  

   あまり淋しいから
   ひとりで寝ている
   
   午後15時10分の憂鬱
   外は晴れている

   これから風呂にはいる
   温もればいい

    ....
風が好き
その自由な存在が
絶対に捕まれることのないあなたに憧れる
私は一生地べたに
捕まってしまったけどねちょっとこの入れ物に苛立つこともあるけど
おもいっきり走って
あなた ....
  明るさは残っているが
  パソコンのために電気をつけた

  部屋の中を金魚がいっぱいおよいでいた

  ぼくも水槽の中にいた
  ぼくの部屋は水族館だったのだ

  あしたは ....
  ノックを受けた
  10本 50本 100本
  陸上競技場でだ
  打っているのは父だ
  容赦なく短いボールや
  横へのボール
  前と後ろのフライ
  ショートバウン ....
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
  

   遠くで犬が吠えている宵
   ぼくはふらふら起きてきた
   枕にアイスノンを乗せて
   一日寝ていた
   葛根湯を飲んでいる
   一日寝ていて話題がない
   元 ....
  母はぼくを背負って
  毎日踏み切りを渡った
  栄耀失調だったぼくは
  医者に通っていたのだ
  記憶は曖昧だが
  ぼくたち母子は貧しかった
  ある医者は
  『下痢をするの ....
  トロッコだった
  小山が崩されて
  中学校が立てられるのだという
  その台形の天辺から
  したの道路まで
  レールが敷かれた
  なんだろうと思った
  今まで見たこともな ....
  朝だ
  微熱がある
  精神的なものだ
  
  月曜日の朝には
  いつも微熱があるものだ

  まだほの暗いが
  天気予報では晴れである
 
  またバスに乗って
 ....
聴こえてくる言葉は励まし

自分に宛てられたものではないのに

心に染み入るのは

一種の才能

思いを形に変えることは難しいけれど

そのままの思いを受け止める人は確かにいて
 ....
  
   赤い椿の花が散る
   湯屋では
   手当てのしようもない

   生理なんかなければいいのに
   少年が蝉になっていなかったかしら
   露天風呂の高みから


 ....
    ソファーデ
    タバコヲ
    スッテイテ
    ニゴッタナミダガポトポトオチタ
    ノウノナカノシンゴウガ
    ツライ
    イノチヲ
    タエサセテ
 ....
   エトピリカを待つ
   絶滅寸前の
   マボロシの鳥
   600mmレンズを据えて
   何時間でも
   ポイントを決めて
   弟とぼくと
   二人のカメラマンが
   ....
蛹の時代は終わったと
鱗粉まみれの陽光を謳歌する
ここには花が少ないからと
蜜の代わりに蜂蜜を
葉の代わりに
デッキチェアを

さようなら、また今度、遊びましょう、晴れの日に。
そ ....
  

    サイコロを振った
    吉とでた
    月と河童
    昭和に青春を送り
    平成でこけた
    死が怖くなった
    たとえ河原乞食になろうとも
   ....
 

   花と龍
   盲目の詩人が語る叙事詩
   わたくしが保護されている
   広場
   噴水と鳩
   駅舎に車両はない
   上野駅とローマ駅では
   蒸気機関車の匂 ....
  
    淋しさは機械の油
    切れてしまった地軸の方位

    淋しさは裸の立ち木
    いつまでも震える梢
 
    淋しさは男と女の染色体
    数億の星雲 光っ ....
   ひゅんひゅんと北風はめぐり
   ぼくはタバコの火をつけられないでいる
   詩を求めて詩から放り出され
   いくらタバコを吸っても安息は得られない
   一月は何とか切り抜けた
  ....
   喜びは天まで昇り
   はじけて消えた

   哀しみは砂漠の水を
   補給できずに

   怒りは津波を起こし
   人身家屋をうばった

   楽しみはいま文字がつづれる ....
ひよりさんの未詩・独白おすすめリスト(243)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
作者と詩と読者の関係について(ネットの詩の温度差)- ふるる未詩・独白8*05-6-24
夢・心・今- もこもこ ...未詩・独白2*05-6-19
破壊的衝動による狂乱の独白- 虹村 凌未詩・独白7*05-6-19
ココロノヤマイ- ふるる未詩・独白7*05-5-14
きーたん- あおば未詩・独白3*05-5-9
美しい夜に- いとう未詩・独白18*05-3-30
めだつほどめだつほど- ジストナ未詩・独白205-3-27
【_触手_】_-_しょくしゅ_-- 豊嶋祐匠未詩・独白1*05-3-22
アフリカツイン- あおば未詩・独白3*05-3-21
お日さま- あおば未詩・独白1*05-3-19
月並み- ふく未詩・独白3*05-3-14
アフリカへ- 天野茂典未詩・独白605-2-27
生き方- 未詩・独白205-2-23
ぼくも水槽の中にいた- 天野茂典未詩・独白305-2-22
飛びつきながらボールをさばくぼくらの姿は- 天野茂典未詩・独白305-2-18
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16
アムールタイガーが吠えている- 天野茂典未詩・独白405-2-15
子供たちに母の背中を- 天野茂典未詩・独白1005-2-13
でもそれが乗り物であることはすぐ分かった- 天野茂典未詩・独白205-2-12
天気予報は晴れである- 天野茂典未詩・独白105-2-7
願いと望み- 未詩・独白205-2-7
少年が蝉になっていなかったかしら- 天野茂典未詩・独白205-2-6
アリゾナ州まで- 天野茂典未詩・独白105-2-5
エトピリカは歌に歌われていた- 天野茂典未詩・独白405-2-5
船旅のアゲハ- いとう未詩・独白905-2-5
金網の外へ- 天野茂典未詩・独白305-2-4
水深0mの歌- 天野茂典未詩・独白505-2-3
数億の星雲_光って- 天野茂典未詩・独白405-2-1
見えない世界に詩があるのだという常識- 天野茂典未詩・独白305-1-31
生きるということ- 天野茂典未詩・独白605-1-31

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