からっ風に吹かれ
     あなたはひとり
     どこへ往く
     寒かろう
     たったひとりでは
     あなたの暖となり
     ともに往き ....
あかちゃんの頃から 
ひそかやかに息づいている初々しい清水を
ゆっくりと 汲みあげ 
丸い透明な器にいれて窓辺に置く
水の中に虹を 見つけた

こどものころから 不幸せな場所にな ....
始発までカラオケルーム寒鴉 入院初日十羽鶴でも嬉しい 隣から届いた賀状が速達 私の中の詩を探しつつ
冷たい風の中を歩く
鳥が鳴いて
水が流れて

そんな道を歩きながら
私は私の内側しかみていない
鴉がどこのなにを見ているのだろうか

電柱の頭からうめきもせずに俺は俺で

キジバトがたむろするアベニューから

天馬とおぼしきちぎれ雲を眺めている

相変わらずコスモの塵埃を吹き続け ....
雲を食べ尽くして流星群待つ 死神踏みつけて明日まで歩く 皆が助けてくれる。
皆が声を掛けてくれる。
皆が救ってくれる。
死んではいけない。

2時間も電話で話して
くれる人がいる。
心配してメールをくれる。
本をくれる。
本当に俺を救える ....
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人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている

私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ....
湖は空を映している

それは私と息子の関係に似ている

澄み切った青色の空を
湖はより澄み切った夏色で

そういう風に生きて欲しくば
そういう風に生きていこう

叶うかどうかは ....
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曇り空が雨になった
今日も外はたっぷりの湿気と
喉を締め付ける暑さだ
雨滴が大きくなって硝子を叩く

雫が流れていく
交差点は水煙 ....
きみがいるだけで
どこからかちからがわいてくる

きみがいるだけで
そらをもとべそう

きみがいるだけで
ちきゅうのうらがわまではしっていける

きみがいるだけで
こんなにもなみだ ....
いままでで
いちばん
おいしかったものは何?と
質問した。

そうねぇ・・・

小さいころ
母とおばさんと
うみに行った
行きの電車の中で
おばさんがくれた
おにぎり

あ ....
昨日会社を辞めてきた。僕の心にはため息が一つ。それは何も意味を持たないだろう。君も詩を書くのをやめてしまった。こういった感覚は、いつかどこかで感じたことのある感覚だ。子供の頃、暮れかけた公園の中に .... この世の終わりに
思うこと
人を愛する事は
人を大切にすること

優しさ
笑顔
生きる事
苦しむ事

互いの幸せ
天国への階段
謙虚
感謝
穏やかな日常が
美しく思えるのは
嫉妬や、ねたみや
細かな不安の襲来と
絶え間なく
闘っているからかもしれません

ほかの
みんなはどんなふうに
生きているのだろう
何を心に
抱 ....
まず魂のくせを矯正します
今世のくせも後で清算する予定ですが...
とりあえずお世話になった想いの数々に手土産のひとつももたせて
さっと湯通しをします

その際肩をおもみしても構いません
 ....
死ぬ間際の鳥は
自分の翼をハサミで
切りはじめた
もう飛べないように

だれとも会わない
だれとも話さない
だれとも交わらない
だれとも遊ばない

毎日機を織る
着物を作る
飲 ....
欲しかったのは
そんなことじゃなかったのに
必要だったのは
そんな言葉じゃなかったのに
どうしていつも
間違ってしまうのだろう


わかってほしかったのは
そんなことじゃなかったのに ....
曇天から垂れ下がる梯子
見つめる君がいて(天使だった)
問いかける

帰還はいつのこと

・・・・・・

土は汚れ
川の水は濁り
かなしみの花が咲く

無口な冬の日溜まり
 ....
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** いつものイタリアンレストランで **


今日の昼食には
初夏の香りと笑いのレシピ
笑い声を集めて作る
レシピは初夏の匂い

 ....
もう
勘違いで傷つきたくないから

実体のある
あなたの接触を

私はただ
待っているのです

充分過ぎる時間がありました

桜は毎年咲いています
年を重ねてもきれいに

 ....
大きな街の
大きな駅の
大きなロータリーで
人 独り独りのたましいが
何事もなかったかのようにのたれ死んでいる

 昨日まで
 そこには花が咲いていて
 春でもないのに咲いていて
  ....
げっそりと白豚になれ四月馬鹿

入学にいくらかかるの払えない

シクラメン泪を落とす場所がない

治聾酒が心の穴から漏れている

若草をサンドウェッジで根こそぎ

朝きても生きる意 ....
北風と紡いだ一月の空
背中越しから僕の肩を叩くと
うつ向いていた体内の蛹が割れて
一匹の蝶々が飛んでいった

海を渡り
消えていく

夏の蜜のある処へ
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{画像=120205233928.jpg}


からっぽな心 / 電車の影を追って


電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走す ....
肩に積もる 雪振り払い 君の部屋

窓の雪 飽かず眺める 床の上

ゆきおとこ 背中丸めて 帰りけり
人と人だからしんどい

どこか遠くをながめながら
君は私に言う

背中をみつめる私

人と人の私たち
一緒の空間に流れる
空気はどんな色かな
君にはみえてるの?
舞狐さんのおすすめリスト(651)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
からっ風がわらうとき- 石田とわ自由詩7*13-1-7
I_love_you- るるりら携帯写真+ ...8*13-1-7
寒鴉- 北大路京 ...俳句613-1-6
入院初日十羽鶴でも嬉しい- 北大路京 ...自由詩5+13-1-6
賀状- 北大路京 ...俳句313-1-5
冬のおと- 朧月自由詩412-12-31
凍てついたサウンド(四)- 信天翁自由詩112-12-30
雲を食べ尽くして流星群待つ- 北大路京 ...自由詩1012-12-30
死神踏みつけて明日まで歩く- 北大路京 ...自由詩812-12-30
辛い時- ペポパン ...自由詩12+12-11-29
人はみな心の中に花園を持っている- beebee自由詩27*12-11-12
夏色の湖- 小原あき自由詩10*12-7-24
夏の雨_/_浸透水- beebee自由詩27*12-7-20
むすこへ- 小原あき自由詩10*12-5-9
今まででいちばんおいしかったもの- うめバア自由詩612-4-26
上野で18時- 番田 自由詩212-4-26
集大成- ペポパン ...自由詩2*12-4-25
おひるごはんを食べながら- うめバア自由詩612-4-25
魂の浄化のレシピ- 梅昆布茶自由詩1912-4-25
機織り- ペポパン ...自由詩5*12-4-25
理由- 春仙自由詩4*12-4-24
問い- 乱太郎自由詩16*12-4-23
幸せのレシピ_/_ランチのハヒフヘホ- beebee自由詩20*12-4-23
桜に。- 森の猫自由詩11*12-4-14
たましいだまし- そらの  ...自由詩512-4-11
春の闇- 北大路京 ...俳句20*12-4-8
一月- 乱太郎携帯写真+ ...1312-4-3
からっぽな心_/_電車の影を追って- beebee自由詩28*12-2-5
ゆきおとこ- つむじま ...俳句4*12-1-23
僕らの空気- 朧月自由詩311-11-21

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