{画像=071224181905.jpg}

夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが ....
         ねこぜのまるみに
     情熱のあせた夕陽がそそぎ
          鼻粘膜にむけて
   消長のシルエットがとびかかる   
       うすむらさきは西の空
 そ ....
卵をふたつ

砂糖をたっぷりいれて

しょうゆで味付け

年季が入った四角いフライパンで

上手に  くるくるっと

黄色より もう少し茶色に近い 
焼き上がり

大好きだっ ....
朝起きて僕はまず
鳥かごのひよちゃんとちよちゃんにあいさつをする
(おはよう
(ひょひょ
(ちょちょ

今日は曇り空だ
傘を持って家を出る
(いってきます
(ひょひょ
(ちょちょ
 ....
ポタージュが冷めるのを待てず
やけどする舌
冷たい朝に

湯気の向こうで
陽の光が磨りガラスにはじく
無邪気なほどきらきらと

関東地方の今朝は今年一番の冷え込み
半袖のニットを着た ....
大切なものは手に入れない
失くしてしまったら悲しくて
その悲しさのあまり
手に入れてしまったこと自体
後悔してしまうから

大切なものは失くす前に
自ら手放すことにした
自分から望んで ....
木枯らしが吹いて 柳が鳴く
ぐるぐるネジを巻くと 明日が育つ

ダーツ遊びで 二の腕だるい
狙い通りには 上手くできないな

 時計が壊れても
 太陽は昇るよ
 無邪気に地球儀をま ....
病と闘いながら
貴方の描いた自画像が
私の心を離さない


貴方は 男らしい顔だった
しかし 貴方が描いた貴方の顔は
左右の顔がアンバランス


貴方が塗った背景は
燃え立つよう ....
{画像=080907104708.jpg}

神社の縁の下は雨宿りの場所で
みんなの隠れ場所だ
賽銭箱の階段の脇から入って
宝物を蜘蛛の巣の奥に隠した
捨て犬も捨て猫も一緒に連れ込んだ
 ....
冬へと向かう足音は

あまりにも

確かで



冷たい冬の
【心臓】


手のひらの上に

浮かべてみた



それは明るく輝いていながら

とても凛とした

冷たさを持っていて

裸足の指先が凍 ....
空からヒラヒラ
粉雪が舞い落ちる
空ではクルクル
体が踊る

君は自由だ
何もかも自由だ
楽しい
愉快だな

温かいコタツ
ネコがいる
モチを焼き
カルタを詠む
    ペアで連詩


   「花鳥風月」

           愛心&ペポパンプ合作

散りゆこう 散りゆこう
貴方のために 美しく
花びらが 舞うように
貴方のために 生 ....
元気になる権利があるので
いちいち弱くなる話は
しないでおくれ

朝からまた人の悪口言っている
どこから集めてくるの
そんなに悪いだけの人なのだろうか
どうせ にこにこと私と話していても ....
ボロが出ない
失礼にならない
傾聴
自分の事を最後に考える

忍耐
オレオレ度を低くして
謙虚に
時に鋭い言葉

他人を立て
他人を引き出し
他人を受け止める。
気持ちを共有 ....
これが泣いている、
という行為
大粒の雨が
ぼたり、ぼたり、と
音を立てる


わかってあげられない
ティッシュを差し出すこと
背中をさすること
それしかできない


それで ....
あなたがあなたであるために

あなたがあなたであることを

あなたの限り、
生きぬいてください
{画像=081019224202.jpg}


今日は窓際の席は止めよう
曇り空にスリットが入り
わずかに日の光が差し始めたけれど
今日は明るい景色を見たくない
風に揺れる梢も
今しば ....
優しい光が降り注ぐ
穏やかに晴れた休日の午後は
微風に吹かれながら
静かに死にたいと思う

毎日が死に続けていて
こころはこんなにも穢れているのに
姿は透明のままで誰の瞳にも映らない
 ....
お金でない
心の
キャッチボール
快感だ

気持ちのやり取り
人がつながる
そこには愛がある
{ルビ絆=キズナ}が強くなる

相手に生きていて
欲しいと願う
その思いが
互い ....
夜中のしずけさの中で
言葉が涙をこぼしている
いたらなかったこと
おこらせたこと
言葉であるために泣いていた

言葉が化粧をするときは
ひとを欺くため
言葉が銃を持つときは
ひと ....
あなた
子供作るからね
まぐあいのあと
Sは言った
「垂れてくるよ」
Sの肉は弾けていた

三週間後
妊娠が判明した
百発百中じゃない!
あんなに嬉しそうな
Sの顔 見た事ない
 ....
久しぶりに 家に帰ったら
妻がよかったわって
顔をクシャクシャにして
迎えてくれた


末っ子が
お父ちゃん お父ちゃんと
叫んで飛び跳ねた


娘たちが
恥ずかしそうに お帰 ....
すとんっと落ちた釣瓶の井戸に響くあっという間の出来事の
外はもう闇
急に冷え込む閉店準備の店内で
夜には強すぎる冷房で涼む集積回路
ホッとしながら「もっともわずかな安堵の時期である」と言った
 ....
日常の生活を離れ
遊びの為の毎日
全て自由
全てが新鮮

毎度あり〜!
八百屋の声も届かない。
また来週と!
人に頭をさげない。

重圧から解かれ
身が軽くなる
口開けてると
 ....
{画像=081005021659.jpg}

砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑 ....
(一)

「ここも戦場になるのね」

キキはちょっと悲しそうに呟いて
刈り込まれた芝生の向う側に
迷彩服の男たちを認める
忙しく移動式対空レーダーを組み立てていた
目的のためなら一番大 ....
    (わたしは秋
     枯れゆく落ち葉のしたで
     春の夢を待ち焦がれている)



北国の夏はぬるい
日焼けした肌
汗臭いTシャツ
サングラス
海と空がひと ....
時は流れ
自己は留まり
空は流れ
色は変わる  

想いは千年を走る
生きるという思い。
命という綾
生き方という戦略

細く長く
積み重ね
長く待つ
長く喜ぶ
私は悲しまない
全ての書き損じの詩があなたに届かなかったとしても

私は悲しまない
秋の風に心の暖かさまでもを奪われたとしても

私は悲しまない
友人達がそれぞれに希望を持って生きていた ....
冷たく横たわったそいつは
人間にもけものにも昆虫にもなれない
5ほん足のいきもののなれのはてだった
みみずにもからすにもこうもりにも馬鹿にされた
5ほん足のいきもの

「せめてここに居るこ ....
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