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逃水の向こうに君の姿を見つけ
マボロシと気付くのに3秒かかった

ホースの水が作る虹を
君に見せたいなと

君のマボロシもう一度みたいと

手に取れない愛おしさに指先だけで触れたいのだ ....
雲のない、風のない、
夕暮れの山の静かな尾根に、
連れ合いをなくした龍が、
孤独な炎をあげる。

ぼんやりとけむる色彩は、
何色と定めることもできず、
ひらりひらりと空に拡散し、
おぼ ....
 *灯台

   かすかにまだ
   光っている
   間違えたままの、
   やさしい思い出
   わたしの幸福な思い違いを
   あなたは
   そのままにしてしまったから
 ....
息してるよ
僕は息してる

生きる方法は知らないけれど
呼吸の仕方はなんとなく知ってるよ


息してきたよ
僕は息してきたよ

退屈なんかじゃなかったよ
したいこと ....
 
僕の
この身体全てで
何を魅せよう。

悲劇、

破壊崩壊。

共鳴という名の救済。

そこから
また
始まる、
人生の縮図を。

少しずつ崩す作業、
傷を増やす ....
僕の言葉は、どこへ行ったというのだろうか。

揺れて、震えて。

どこまでか届いて。

大切な人に、大切なところに。

きちんと届いているのだろうか。

僕の言葉は、空に飲み込まれ ....
きれいな名前をもらった
壊れないように
ちいさく口ずさむよ
動かない両足を
なげだしたまま



今夜も
きみは訪ねてこないね
夜のじかんは
やさしく騒がしくて
フラスコの中に ....
 *
空は輝いているかい?風は唄っているかい?
君は…、
君はどうだ?
元気にやっているのかい?

笑えない
眠れない
今日を、消化することさえ出来ない街で、
いつまで膝を抱えて生きて行くのだろう? ....
毎日何気なく流れて行く時間が愛しくて愛しくて堪らないんだ。泣きたいく
らい幸せな瞬間が永遠に続けば良いと願う。しっかり捕まってないと振り落
とされそうなくらい速度をあげて日々は過ぎる。 ....
両手いっぱいの憎しみで
ふくらませた青い風船
それを今 
ベランダからそっと飛ばす
それは思うように
遠くへと旅立ってはくれず
ただ あたりをふわふわと漂い始めた
部屋に戻り
静か ....
きみには
ひどいことばかり言った
それなのに
死ぬまで
友達だと思ってた

あの頃が
あの頃になって
この頃も
いつかあの頃になるから
だからできるなら
やさしいことばかり言いた ....
コーラとコーヒーを比べたら
コーラの方が好きに決まってる
甘くて美味しいし
炭酸が病み付きになる

コーヒーは苦い
ガムシロとミルクを二つずつ入れても
まだまだ苦くて飲めたも ....
雨よ
私を砕き流し
消し去っておくれ

灼熱の太陽よ
私を溶かし
消し去っておくれ


いくどとなく
願った思い



叶うはずもなく
今日も自分の罪に罰を与えられ

 ....
誰よりも

“私”を理解し

支え 導いてくれた人

今も

心の中

あなたのいない場所を

探すほうが難しいほど


空を仰ぐ時も

虚無に俯く時も

あなた ....
 
パパの笑い声で安心
ママの笑顔で満たされる
抱き締められて、
気分次第でキスまでしちゃって

はい、
目の前で崩壊

頭痛と吐き気
夜は涙が邪魔をして眠れない。

保健室で ....
あなたはいつも寡黙
あたしを抱いてキスをする
愛情ってあるか?
人を心の底から
声を出したことのないあたし
裸の一部が溶けて
行く先に未来はあるのか

一日しか数えられなくなった
明 ....
 *
優しく風が吹く、
僕はそれを背に受けて、走り出す、
追い風を受けながら
加速して行く

風を感じなくなる迄
加速して、
風と並んだら、
風を孕んだら、

今度は一気に、
向かい風を生み出す位に ....
「いらない」と見向きもせずに、あの日も弁当は置き去りだ
  しょうがないのでその人は、昼飯にやるせなさを食べた

「ほうっておいて」と突っぱねて、また綻びが大きくなった
  しょうがないのでそ ....
顔の無い人形は
しばしば子どもの夢に出てくる
複雑な問題を出して
子どもたちを悩ませるらしい

最初は信じなかったけど
同じ夢を見た子が何人も出てきたので
夜遅くまで起きてい ....
摂氏36.5℃で凍てつく切なさは、雪降る夜の電熱灯の明かりに似ている
欲した物は手にした瞬間色褪せていって、わたしをその都度落胆させた
言葉でさえくちびるを離れたときからこの肉体を棺桶にして死んで ....
強い風が吹いて
あの人の紺の傘を打つ
骨の折れた傘の下で
あの人は片目を抑えている
コンタクトがずれるらしい
風の強い日は
視力を補って泣きそうになるなんて
馬鹿みたい
……なんて思わ ....
晴れ間を見ることもない季節の真ん中で、
僕は、一人、
梅雨の空の底に沈んで
ゆらゆらと漂い、
腐って行く。


空に浮かんだ溺死体、つつく魚もいない。


途切れない雲は
灰色の、鈍色で、
痛みや ....
 いつだって、現実味を帯びていない夢を見たがるんだ。
甘いお菓子のような夢に浸って、空を飛んだ気になって、
ご満悦になって、はっと目が覚めたとき、
それが気に入らなくて、爪で壊す。

例えよ ....
夜風が心の隙間の

しこりをのこす異物を吹きさらす



毎日の喧騒で忘れていたものが

日常の隙間に現れだす



夜風に当たりながら

僕のパズルがピースを求め求心力を ....
蓮の葉ベットの上 雨水が風に合わせコロコロ遊んでる

水玉が転がる やわらかさで 落ちる闇の雫 揺れる花

心情も背景もモノクロで 
理屈ばかり浮かんでる

疲労の蓄積に心も肩も背中も凝 ....
静けさを測る術を探している。冷たさには限界があるのだけど、

静けさを測る術を探している。住宅街の、小さな公園の、真夜中、ブランコをこいで、こいで、鉄の鎖を軋ませて、泣いてしまいそうだ、どこかの家 ....
                080628



明日は大雨ですから
透明なビニール傘ではなくて
しっかりした傘でお出かけ下さい
天気予報が告げる大雨の予測
雨が降るから傘をさす
 ....
雨が抑えている
気持ちにふたをして
重くのしかかるのは
度の強すぎる眼鏡のよう

咳こんだところで
深く吸ったところで
するのはただ、土のにおい
しみてゆくしみてゆく
こころもぬれて ....
静脈を流れていった
幾度かの夏がありまして
網膜に棲みついた
((ただそれだけの))海があります

無人の駅舎―――ああ、思い返せば
入り口でした この仕掛け絵本の


 ....
揃いの浴衣 鼻緒の赤
ミルクの河に浮かぶ きっと螢

源氏と平家が 仲よく飛び交うなんて
霊的な 絣の紺みたいです

(アトミックボムのランドマーク
鐘楼流し と間違えた外国人の夫婦の涙 ....
月下美人さんの自由詩おすすめリスト(743)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 湖月自由詩208-7-19
日を貫けば兵乱の兆し- 佐々宝砂自由詩208-7-15
海辺の詩集- 嘉野千尋自由詩49*08-7-13
いき(し)てる- 1486 106自由詩8*08-7-5
新世界- Izm自由詩208-7-5
空気振動。- 狠志自由詩408-7-5
えいえんが生まれるまえに- ねことら自由詩808-7-5
さあ、行こう。- 遊佐自由詩4*08-7-5
一息- かとうゆ ...自由詩2*08-7-5
両手いっぱいの憎しみで- 自由詩14*08-7-5
ひどいことを言ってみたい- 小川 葉自由詩208-7-4
コーラとコーヒー- 1486 106自由詩6*08-7-4
くりかえす日々- 舞狐自由詩10*08-7-4
涙とカンシャの気持ち- 春日野佐 ...自由詩208-7-4
果てぬ。- Izm自由詩408-7-4
いちにちの詠- yoyo自由詩308-7-3
スプリンター- 遊佐自由詩7*08-7-3
いらない- yaka自由詩5*08-7-3
顔の無い人形- 1486 106自由詩2*08-6-30
夜を呼吸する- こんぺき ...自由詩6*08-6-30
紺の空、風の強い日は- 衿野果歩自由詩308-6-30
空に浮かんだ溺死体- 遊佐自由詩5*08-6-29
_圧縮せよ- つぐこ自由詩408-6-29
雨音- ウチヤマ ...自由詩108-6-29
rAindrop- 北大路京 ...自由詩19*08-6-29
静けさを測る- rabbitfighte ...自由詩37*08-6-29
_雨の日の庭、傘から聞く風景- あおば自由詩16*08-6-28
抑制雨- 唐草フウ自由詩18*08-6-28
仕掛絵本- Rin K自由詩33*08-6-27
螢祭りの夢- 西日 茜自由詩8*08-6-25

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