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小学三年のとき、図画工作で足の彫刻(といっても粘土細工)を作った。手首から先の手か、足首から先の足をつくれといわれ、私は足にした。足の方が単純構造で指も短く、簡単そうに思えたのだ。基本的に、全員が自分 ....
今日、引越しの前に最後の高校訪問をしました。
朝の10時に学校について、後輩とおしゃべりをして、そのまま川西へ。
後輩とほんの少しの間お茶をして、彼女は塾へ、ボクはまた学校へ戻った。
友達との約 ....
父が、言いました。
『お前なんかもう要らないよ。』と。
妹が、高校に通うために、父とボクの住む家にやってきた日のことです。
ボクが最初に住みだしたこの家。
父がボクを追って、ここに来たのは、ボ ....
今日、学校に行ってきました。
実に、三週間ぶりの学校です。
名目は、大学の結果発表だったのだが、本当の狙いは、いっちーと仲直りをすること。
(いっちーが誰か分からない方は、以前書いた、『12年間 ....
ボクは、12年間、入院しました。
病院は、いろんなことのある場所です。
亡くなる方もいれば、元気に退院していく方もいる。
何人の人を、ボクは見送ったのでしょうか。
何人の人の、冥福を祈ったので ....
帰りのJRまでにはまだ三時間ほど余裕があった。真冬の札幌で所用を済ませたあと迷わず向かった先は、昨年11月にオープンしたばかりの丸井今井札幌南館内シアターコムサ。その中にあるカフェ・コムサでケーキを ....
誰が吹いたか知らないが、ひと吹きの風がごちゃまぜの花の香気を運んできた。開け放されていた窓から侵入してレースのカーテンにぶつかった。カーテンは後ろへ飛びのくような格好で家の内側にふくらみ、左右に風を ....
地響きひとつ。またひとつ。灰色の仮囲いの隙間から、黄色のユンボー。
引き裂かれたアパート。ざくざく歯先を確かめるように、太陽を何度も掠めて振り下ろされる。
断面図は美しいと思った。断面図の発見と人 ....
ここは何処でもないところ
かつて私が暮らし
いまも 少年の私が
棲んでいる町
※
森の向こう側へ大きく曲がっている道なりにトモコが姿を現した。固い雪の面をキュッキュ ....
熱いものを触ったときに耳を触るってのはよくやることだけど、実はあまりやらないことだ。まあ、こんなことはどうだっていいんだ。おれが言いたいのは、一つしかない。餃子を食いたい。ラー油 ....
肉まんをコンビニで買ってきて、そうだな、2個ほど、部屋に戻って、肉まんの中心にカラシをほんの少し塗って2個とも胸に当て、白のTシャツを着ると、ほら、カラシが乳首みたいに透けてる、という遊びが全国で広 ....
はじめに
詩人であり『中庭』の熱心な読者でもあるS氏から寄せられた文章を読みました。日本語による押韻定型詩の可能性にたいする根本的な疑問が述べられており、まことに古くて新しいこの命題は常に論じ ....
ミミズには裏表があって、裏側は表に比べてちょっと色白で、ミミズは裏を下にしてないと這うことができない。こういうのこそ無駄な知識というべきで、ミミズを実際に手にとってみたひとは知ってるだろうし、ミミズな ....
死は近づくものではなく、たどり着く場所だ。死に呼び名をつけるのなら、それは「完全な停止」と呼ぶことができるだろう。死者のまなざしは動くことなく眼前を見つめ続ける。前にも進まず、後ろを振り返らず、変わ ....
【1月19日(晴れ時々落雪)】
さて、どうも私は転換期を迎えたようだ。そこで、徒然に雑記したいと思う。管理人様と読者様には甚だ迷惑かもしれないが、さして革新的なことを語るわけでも、新しげなことを書 ....
火星の人類学者は、毎日毎日「お断り」ばかり繰り返している。「珈琲に砂糖は?」「いりません、ブラックです」「クリームは?」「いりません、ブラックだと言ったでしょ」というたぐいの「お断り」だ。甘いのが嫌い ....
私事ながら、私の詩を評価する方法には3種類ある。(どうでもいいだろうが、一応入りなので読んでいただきたい。すっ飛ばしても影響は無いが。すっ飛ばしたい方は、「見えない」から読んでいただければよろしかろ ....
1
ある男がいた。彼の名は大山昭雄(おおやま あきお)。有名人であり、その独特の職業で成功。莫大な財を成し、人々の尊敬の念を集めた男。
彼は、占い師だった。
彼が脚光を浴び始めたのは、と ....
3
いよいよリスト国際コンクールが開催される。リストは音楽の技術を飛躍的に向上させた。世界の選び抜かれたピアニスト達がリストの魂を再現する。
中でも一際才能を発揮した男がいた。通称ショパン?世 ....
2
朱音は次の夜、ソファーにまたがりテレビを見ていた。いつもこのソファーは身体的にくつろぐ場所で、リラックスしながら友人たちと映画を見ている。
「この CM ソングは誰が作ったんだろ。」
いかに ....
1
コンピュータ音楽のラ・カンパネラが鳴り響く自宅 2 階の仕事部屋。仕上がりの確認作業をしているそれは、コンパクトなファイルサイズで受け売りの携帯電話の着信メロディーに使われる MIDI だ。
....
{引用=以下の文章は2001年春に書いたものに訂正加筆したものです。}
ふっと思いついて、『新潮世界文学辞典』で「フェミニズム批評」を引いてみた。1990年版だからわるいのかもしれないが、そういう ....
人間がいつか骨になって消えてなくなることを初めて知ったとき
小さな私は庭に飛び出して
道路でバトミントンをしていた母に向って
「人間はいつか死ぬと?死ぬと? 私も死ぬと?」
と、何度もた ....
さてさて。
自己内包について書こうと思っていたら先に佐々宝砂さんに書かれてしまった(笑)。
(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=4701)
って ....
「カテゴリについて」における「文句こくな耐えろ」という私の言葉が暴言と言える理由は、それがただひとつの基準で対象すべてをぶったぎっているからである。あんな暴言がいいもの正しいものであると、私はおもっち ....
今、NHK教育で「ハイスクール・ウルフ」を観ながらこいつを書いている。なんであれほどのアホ・ドラマをNHK教育でやるのだろーと前は疑問に思ったこともあったが、今はわかるよーな気がするぞ。あれは、(非常 ....
「ところで、アンビパンツというのをご存知ですか?」
というセリフが内田春菊の4コマ漫画か何かに出てくるのだが、
正解はもちろんアンビバレンツである。
まったく相反する ....
ときどき、じゃないな(笑)、よく、あるのだけれど、
そんなつもりで書いた詩じゃないのになぁと思っちゃう
感想なり批評なりあって、
でもまぁ、そんなのはどうでもいいんだよな。
「この人はそう ....
昨夜パーティで食べたものが悪かったのか、どうも腹の調子がおかしい。ひどい下痢だ。朝から何度もトイレに通っている。宇宙空間でクリスマスなどやるもんじゃないな。ズボンのベルトを締め直しながらトイレから出 ....
〜〜以下引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして理由もわからず、大人たちに、まじって逃げた。
助かった小さな子どもたちは、みんな
小さな胸を痛めていた。それは、
家族が殺された理由を ....
たもつさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(131)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
リアリズムについて
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佐々宝砂
散文(批評 ...
7*
04-4-2
最初で最後の握手。。。
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Lily of the ...
散文(批評 ...
4*
04-3-25
愛されない孤独。。。
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Lily of the ...
散文(批評 ...
8*
04-3-23
高校生活のピリオド。。。
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Lily of the ...
散文(批評 ...
1*
04-3-10
12年間の入院と、高校生活を振り返って。。。(長いので暇つぶ ...
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Lily of the ...
散文(批評 ...
6*
04-3-4
Tea_For_One_(ひとりでお茶を)
-
石畑由紀 ...
散文(批評 ...
5
04-2-20
Cats
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みつべえ
散文(批評 ...
1*
04-2-20
鉄筋コンクリートの解体風景の前に
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バンブー ...
散文(批評 ...
3
04-2-17
地蔵前
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みつべえ
散文(批評 ...
3*
04-2-14
電話してくれりゃよかったのにさぁ
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カンチェ ...
散文(批評 ...
4*
04-2-9
少しでも心当たりのある人は
-
カンチェ ...
散文(批評 ...
3*
04-2-8
九鬼周造著『日本詩の押韻』再読
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狸亭
散文(批評 ...
6
04-2-4
虫も殺さぬ
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佐々宝砂
散文(批評 ...
9
04-2-1
死への苦痛を取り去る方法
-
麻草郁
散文(批評 ...
2
04-1-22
騙された(;´Д`)〜雑記〜
-
ポロリ
散文(批評 ...
1*
04-1-19
ネリリしたりハララしたり
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4
04-1-16
見えない(たもつ様作)〜公正とは何か〜
-
ポロリ
散文(批評 ...
2*
04-1-15
PIGSTY①
-
暗闇れも ...
散文(批評 ...
2*
04-1-9
ネットワーク(リスト国際コンクール)
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Terry
散文(批評 ...
2
04-1-9
ネットワーク(不明の出火)
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Terry
散文(批評 ...
2
04-1-9
ネットワーク(音楽家の交流)
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Terry
散文(批評 ...
2
04-1-9
雑感&書評『テクスチュアル・ハラスメント』
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10*
03-12-29
ケンジヨ
-
つきのい ...
散文(批評 ...
7
03-12-26
つれづれ4
-
いとう
散文(批評 ...
8
03-12-25
私のダブルスタンダード
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佐々宝砂
散文(批評 ...
4
03-12-25
カテゴリについて(二流詩人7つの条件補遺3)
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佐々宝砂
散文(批評 ...
9*
03-12-23
つれづれ2
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いとう
散文(批評 ...
7
03-12-23
つれづれ
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いとう
散文(批評 ...
10
03-12-22
2100年宇宙のクリスマス
-
みつべえ
散文(批評 ...
4*
03-12-19
君が悪いんじゃない_「トットとトットちゃんたち」黒柳徹子
-
白糸雅樹
散文(批評 ...
7*
03-12-18
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