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気がつけば骨まで{ルビ柔=やわ}くなるようだカルシウムが少し足りない
心から信じてもらうということは
愛されているということでした
君のこと信じてるって言ったとき
嘘をついてる気分になった
生きていて大事なところで迷うのは
思い込みと信じる ....
ただ横に 在らせる冷たい 我が子ども 今問ふコレは heかitか
昨日死に 迎えた朝の 日差し見て 今問ふ世界の 変化の色を
人の生む ゴミ喰ふ烏を喰ふ野良猫 今問ふ流れる血は誰のもの
....
猫の背のまるみにそって春の陽が君をくすぐる、うたたね日和
・国語
休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで
「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない
・算数
「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
無い音が無い音のまま駆け廻る影より疾く影より疾く
花はただ花を呼吸し花に在るわたしたちでなくわたしらでなく
空つまみ冬を廻して雪を舐め夜を分 ....
白息に はしゃぐ笑顔は 何度でも 空に透かして 林檎のほっぺ
木枯らしが 染み入る午後は コーヒーを 暖房の前は 子猫専用
甘酸っぱい 君との距離を 思う日々 一緒に作ろう キンカ ....
息白くずっと頭を下げている
あなたのハゲは私がつくった
海水で血液製造するために
従業員を急ぎで募集
タコの血は青いんだって静かだな
たかが生理にいつもドッキリ
牛 ....
遠い君 思う瞳に 鶴映り 帰っておいでと ため息混じり
顔を上げて見すえる先の その先の いまだとけない氷を割れば
3分だけ待っていてね 目を閉じて待っていてね いなくなるまで
幼い日 歌いつつ急いた道すがら どこに戻れずにいるとおりゃん ....
「どうしたの?赤土みたいな顔をして」元気だなんてとても言えない
もういいよ電話もメールもやめようぜ言った奴から「アド変ヨロシク!」
空箱にカマキリ飼っていたはずがいつの間にやら ....
魂の総設計師となりたし
銀河と地の底 芯に立つ事
一人立つ既存の価値からオサラバだ
引用引用 坩堝灼熱
仏壇に戦没者の遺影寂しくて
....
暗やみの響きを見つめ行くのかとエンジンに文字ターミナルのバス
浮かんでは食べる料理の店の海必死な景色の席は絶壁
ブランドの赤いフェラーリにゴミもなくピンクにマダムがモナコの ....
東京の晴れが泣いてる公園のブルーシートの青さに負けて
窓越しの隣の家のベランダのタオルのさくらのピンクのドット
蜘蛛の巣に桜はなびらひっかかる馳走だね蜘蛛よお酒が飲める
....
昼間寂しい一人遊びにかまけ、疲れて眠る夕御飯抜き
キリストも起こせぬ奇跡起こしけり町のはずれの名もなき子なり
罪犯し獄の少年清らかに人のイメジの粗雑なるかな
ほほえみに生まれくるならむのちの世にふるきみ寺の小さき仏は
誰よりもスキと思える君だから。
別れのいらない友達でイイ…
繰り返す出会いも別れも上の空。。だってあなたはもういないもの…
繰り返す出会いも別れも上の空。。あなたの思い出忘れちゃいそ ....
過日、ヨーロッパを旅したこと、おそらく二度と行かれないだらうと、思いをめぐらすことしきり
周縁に隠遁するはたのしけれ死あり詩のありまれびとのあり
地を裂くは猛き神なれ巨大な ....
学寮の{ルビ公孫樹=いてふ}のみどりたかだかとそのてっぺんの知恵深き鴉
「{ルビ去年=こぞ}の雪」ルフラン低くつぶやきつ絶交の友をおとなふ
悪徳も美徳もありき若さかな支離滅裂の理論 ....
「口を開けばうたとなる」そのさま覗き見の妹は{ルビ蝦蟇=がま}吐きたるを見る
ボードレエルほどの遺産を欲すれば生涯に花悪の華こそ
法華経に異形のけものまたがりてなほ恐ろしき賢治を夢 ....
死近く木漏れ陽足にまつはれば動かぬものはわが足のみ
カルメンを聴き誘惑者を求むれど落葉積もる妻の車椅子
口中にあふるるものは入れ歯さへ{ルビ緑青=ろくせう}浮きて痺れる歯茎
....
愛犬ガラス戸に>―<の字に飛びかかり はかなきはI love you
ぬくぬくと陽だまりに眠りを包みをり 若さすら包みをり猫は
{ルビ襤褸=ぼろ}で作りし{ルビ偽物=つくりもの}か ....
あのときにもしもだなんて想像をしても私は私なんだし
美しく何かを見聞きするたびに今が苦しく切なく変わる
流れてく時間で変わる愛すべきものの変化も愛せるように
サンダルの指さき焼いて終わる夏
さわぐ波音遠くに聞いて
誰もいないパラソル揺れて砂浜に
思い出さえも続くスナップ
飲み干したカルピスウォーター氷だけ
....
渚の端
砂焼く日など
追い抜いて
夏を駆け出す
洋髪乱す
含まれてこその『わたし』で
一部ではなく
全てでもない
そんな存在(モノ)
真実の投影機でもあり
嘘の映写機でもある
そんな存在(モ ....
山の端に今昇りくる太陽に
向いて鳶は羽ばたきにけり
コーヒーを嫌いな時がありまして僕は素敵な恋をしました
苦いのが好きと言ったはずのコーヒーに君は少しの砂糖を足した
今日の日も、たぶん僕らの記念日と、君と二人でコーヒーを飲む
繋がらず ....
標識は海それだけを手がかりにギアはトップで{ルビ夏風疾走=サマーラナウェイ}
かざなぎでアクアスカイに叫ぶとき見えていたんだ白きクラック
無人駅いつから来ない夢列車ココナツの浜 ....
チョキチョキと なんでも切るよ チョッキンな
僕の鋏は グーにも勝つよ
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