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渚の端
砂焼く日など
追い抜いて
夏を駆け出す
洋髪乱す
パンイチで
阪神戦を
睨む父
熱帯夜
父のパンツは
でっかいや
横たわり
股間むしった
手で柿ピー
「俺、臭い?」
ハニカミながら
聞く王子
「退かぬな ....
一人部屋
雨音の部屋
湿った部屋
花咲かぬ部屋
日の差さぬ部屋
長雨を
眺めるわたし
袖振る君
水が土に
流れる予定
軒下で
笑う坊主に
しかめっ面
わたしを牛耳 ....
偏狭きわまる
愚か者
精々逃げろ
愚か者
私が造った
この銃で
嗚呼、さらばだ
愚か者
小さな小さな獣達
辟易するのか
愚か者
精々喚け
愚 ....
各地へと
足跡残す
偉業には
天国行きの
片道切符
漂泊の
旅を終えれば
いざ寝床
朝日を見ずに
さあ眠り逝け
掃除機が
ごーごー奮起
する日曜
我は横目に
チキンラーメン
朝8時
バス停にある
虚無主義(ニヒル)の目
息の空想
煙草の科学