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朝露に光る姿は艶やかに彩り添える紫陽花の花


清流に若鮎跳ねる今もまだ大志をせなに雄飛を胸に


揺れ動く穂波は仰ぐ空の青田には命の輝き満ちて


雨続く窓の際には子どもらが作りし ....
一人だけ何でも言える人がいる
ただそれだけが笑顔の理由


ひとりきり過ごす一日時長く
窓際近く微睡む陽射し


独り言呟きポツリ溢れ出し
止めど流るる滴と共に


 ....
風吹きて傾きやすき天の川おをむけのわれに星降り注ぎ

初夏の森蝶に誘われ入りにけり敵の数だけ花持ち帰る
君思ふわが名流るる滝つ瀬の
   はやき心をたれか止むらむ

紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
   いでやかなしき人をぞみゆる

こころありや宵待草にあさつゆを
   ....
そういえば、春をずっと待っていたのです。春らしからぬ、風に身をよせ

いつのまに桜は散ってしまったの?桜のように私も消えたい

その月を明るくなるまで探してた。君も見ている青い月です

一 ....
 
 
柏餅
大きなコイと
花ショウブ
行方は誰も
知らないようだ
 
 
春の色に月やあかきと問ふ人の
かざしにせばや八重桜花



あらし吹く春ならずともこぼるるは
恋のこころの花とこそ知れ



仮初の夜にも似たるかいささくら
 ....
鍬を肩に明日の日和のたしかなるを
友と語りつ茜さす道


亡き兄が呉れし つつじの花濡れて
五月雨暗く今日も降りつぐ


寒の水 喉鳴らしつつ飲みほして
湯上りし吾子 大きく息す
 ....
 
 高熱で
 あえぐあなたは
 美しく
 命が光を
 放ち続けた
 
 
 苦しみで
 うるんだ瞳
 紅い頬
 ひとつひとつに
 魅せられたのだ
忘却の
旅の果てには
哀しみと
深い想いが
溢れだしてた
 
 
泣く君の
姿を記憶に
留めては
差し出せぬ手を
固く結んだ
気を抜くと襲ってくるよ

あいつには触れさせたくない

うなじの黒子
春近く
陽も穏やかに
降り注ぐ
もう足音が
聴こえるだろう
 
 
穏やかに
照らす光が
眩しくて
それでもそれを
見つめてたくて
 
 
鮮やかな
陽色の頬に
キスをして
春の匂いに
また酔いしれる ....
聖夜にて
愛だ恋だと
どこかしこ
 
我が身焦りて
寒さ染み入る
五十二の祝いにもらった万華鏡徹夜でつくる工作少女 山陰の川の淵こそ淋しけれ雪降り出せばなおのことなり 携帯で山崎まさよし聞きながら家計簿つけるこんな夜中に  裏を結ふ道を行かしむ灯火は遠く離れし故郷に似て

 数多ある吾が記録片の口をつく「頭貸してよ、戦争がしたい」

 食堂に恋の歌を持ち込みて湯気にともなふたおやめをかし

 

 
 ....
永久にひとりだったら孤独でもないし傷付くこともないよね


本当の孤独が欲しい休日を愛に似ている友が邪魔する


自己否定以外行き場のないふりを続けられなくなれば死ぬかも


青りん ....
君とするあてない約束までさえもこころをじんと暖かくする  
鼻ほじる フサフサである 君と目が合わない日々は鼻毛のせいか


東京の排ガスまみれを抜け出して君と鼻毛の伸びない国へ


鼻毛切る使命を果たしこれからは一生上目づかいされたい

 ....
思い出と別れのせりふのせいだろう 汗腺と鼻涙腺の分泌は


耳下腺の分泌がとまり うまいこと言えないからこそ別れの言葉


目を閉じる 耐え切れなくて目を開ける
どちらにしてもあなた ....
以前詠んだ短歌105〜121からいくつか

七時半 いつもの電車の6両目 あの人がいる 今朝は快晴


十字路で君は左に曲がるからそれまで少しゆっくり歩こう


美しく可愛くなれと願う ....
老いてなお 明日に夢を 見る母は 幸せなのか 不幸せなのか 知る人ぞ 知る限定のノリ弁を 
        買って帰らん 聖なる夜に

鮮やかな 赤いタンクに寄り添いて
        灯油を入れるわが身悲しき

燃えるごみ 燃えないごみと分ける夜 ....
ゆきの「ゆ」が角ばって見える、
さむい。
屋根裏部屋は、
雪色吐息。




みかんはこたつで甘くなる。
ならばとりんごも並べてはみたが、
はて。


 ....
辛口のカレーをライスなしで食うくらいは破滅的な木曜


このカレー泣けてくるほど辛いよね 玉ねぎのせいなんかじゃないね


貞操は守りたいから今日作るごはんはまるごとニンニクカレー

 ....
さまざまなものにあふれる大都市にわずかばかりの霰降るなり 富士がみえ大島がみえ茅ヶ崎の空は冷たく風が真っ青 白黒の無声映画がきりきりと巻き戻されて冬が始まる


泣き方が子供みたいだ やわらかい頬に吹きつけられるあわゆき


バイエルの何番だっけゆうぐれに似合うつたないものばかり降る


 ....
法事餐子等と遊びし吾を諌む酔い冗談の義親族
生田 稔さんの短歌おすすめリスト(362)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水無月- 秋桜短歌11*07-6-2
ひとり- 秋桜短歌6*07-6-1
星降り注ぐ- 村木正成短歌307-5-30
恋夏草(れんげそう)_______■古語の宴参加作品■- Rin K短歌28*07-5-28
【短歌祭参加作品】春を待っていたのです- たにがわ ...短歌507-5-14
端午の節句- 秋桜短歌207-5-6
月下咲羅(げっかさくら)___■古語の宴参加作品■- Rin K短歌20*07-3-22
1P_「短歌2」より_昭和三十六年- むさこ短歌10*07-3-16
- 秋桜短歌407-3-16
- 秋桜短歌5*07-3-5
SF- 明日葉短歌107-3-2
春間近- 秋桜短歌207-3-2
師走の寒さ- 黒子 恭短歌1*07-3-1
さらに真夜中の主婦- weed & s ...短歌1*07-2-11
- A-29短歌1*07-2-1
真夜中の主婦- weed & s ...短歌2*07-1-24
こぶかくし- ふもと  ...短歌107-1-23
青りんご味のサワー- 鳥獲短歌2*07-1-19
約束- WILLY短歌107-1-15
東京を排ガスまみれを抜け出して- 歌乱亭カ ...短歌1*07-1-11
悲しい歌- 歌乱亭カ ...短歌2*07-1-8
②まだまだ初期です- 歌乱亭カ ...短歌1*07-1-6
母と- プル式短歌4*07-1-2
聖なる夜でも- つむじま ...短歌1*06-12-25
「_雪色吐息。_」- PULL.短歌8*06-12-24
辛口のカレー- 鳥獲短歌1*06-12-22
- A-29短歌1*06-12-17
茅ヶ崎- A-29短歌1*06-11-15
スノーライン- ソマリ短歌2006-11-12
法事餐- WILLY短歌106-11-8

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