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 全能でないが故のモザイク生活
 喜びと哀しみが交互に訪れる

 ここまで歩いてきた道
 それは誇り
 それは恥

 つじつまを合わせながら
 裏通りでつまずいたり
 表通りで ....
私が眠っている 界の隙間で
空がどんなあくびをしているか
そんなことが知りたくて
目を覚ますと、忘れてしまう

後頭部に焼き付くような
落日のあの色を
惰眠のみやげにしようと
まぶたに ....
元居た部屋の
顔のない人物に
猫の笑顔をはめて見た
ステンドグラスが煌めいて
ほの暗い部屋にも光がさして
顔のない人物は喜んで
跳ね回り
踊り回って
暫し黙祷
祈りを真似て
十字を ....
君が疲れきっているのは
ずっと走ってきたから

君が泣いているのは
ずっと戦ってきたから

君が落ち込んでいるのは
ずっと努力してきたから

君が笑っているのは
ずっと耐え続けてき ....
■1

知能は現象である
あるいは人間のような形として存在するのでなく
人間からなる社会の上に存在しているものを
知能と呼ぶ

■2

風は物だろうか
火は物だろうか
それは途切 ....
うたた寝をしていた 
週末の終電を降りると 
駐輪場に一台 
自転車は倒されていた 

それを黙って立て直し 
冷えたサドルに{ルビ跨=またが}って 
軋んだペダルを今日も漕ぐ

人 ....

現在から百万年経った後の或る博物館を訪れる。超現実主義者の絵画にも似た未来の展示物に混じって、場違いなほどに色褪せた絶滅動物展示の看板。緑色のリノリウムでできた長い廊下の両端には無数の水槽が並び ....

瞳の目覚め
限る
あ、あ、
朝は、まず長方形
確定されてゆく窓枠の朝
薄青の東、もっと東の
薄青が
チチチチチッ
微細な鳥を組成してゆく


ああ
次 ....
正午、部屋は光に満ちる。

時計の針がセットされた時間に辿り着く。
耳障りな音がする。

木造の匂いが嫌だ
と、公園のベンチで眠るわけではない。

布団で寝たら、起きれないのだ。
明 ....
目覚まし時計が
三時限目のチャイムを鳴らす
慌てふためき玄関ドアを開けると
見慣れた砂漠が広がっている

決められた席にきちんと座り
勢いよく手を挙げてみたが
指さしてくれる人はいない
 ....
母ちゃんは台所(だいどこ)飯を炊く
父ちゃんは精出し仕事する
祖父ちゃんの戯れ言聞き流し
祖母ちゃんよ天国で見てろ

嗚呼、宵や宵や
夜風よ冷たくて
何億光年先も見えそうさ  ....
冬の日に、自宅へ帰ると彼女がいたので
それから彼女と生活をするようになった

彼女はハチミツがとても好きらしく
尊敬する生き物に習ってすぷーんで食べていた
食べづらくない?と聞くと
うんう ....
冬の青い空を眺めて
見えたのは
光の粒子だった
きらきらと光るその粒は
純粋な希望の輝き

冬の白い地面を眺めて
見えたのは
水の結晶だった
きらりと光るその粒は
純粋な創造の輝き ....
   私の中で歌っていた
   リズムはもう死んで
   あとには振子とぜんまいが
   解体工場の鉄くず同然に
   ゆっくりと瞬目しながら
   光の中に溶け出していくのだった


 ....
はるは さくらのおちるそくどでやはり

おちていく

はるに かぜをまとった やどなしびとと
おなじ ことばで

おちていく
夜の母校に忍び込んで
安い酒を飲みながら
グラスを窓から落として割る
黒板に一筋の白線
暗闇を引き裂く流れ星
先生、わたし正しい答えなんて、大人になっても分かりませんでし ....
   

   ひとつの恋の終わりは、
   ひとつの音楽とひとつの香りを残す―――




いつだったか
すれ違った文庫本の帯が
そう主張していた

乾かないルーズソックスの ....
がらんとしたうさぎ小屋には
冬の一等星みたく
赤いまなこが
ひかっている

かなあみに近づくと
わずかに薄荷のにおいがした
君だったろうか

呟いた息が白い

夜空には
おおぐ ....
劣等感は持つだけ無駄だった
てか
これ以上は持てないのだ
表面張力で
あふれる寸前のコップみたいに


あふれてみたら
たいしたことなかった
テーブルが少し濡れました
みんなトゲ ....
朝のラッシュ
車窓から空を見ている
空を隠す建物が透明になって
オレンジ色の光がまぶたの奥に沈んでいく
背中では別の人が空を見たそうに
少し宙に浮いている
メガトンハンマー持って
彼氏を追いかけるあの子
素直な気持ちになれなくて
ハイハットのペダルロール

運命の扉が今開かれる
どんな出来事が起るか分らない
ゴングが鳴り響く
右か左か選択 ....
腰のまがったひとが
夜のとばりに 星をうえていた
しんぼうづよく ことばを
なくす過程が 大切なのです
と おしえてくれた
読みかけの雑誌を開いたまま あのひとが
透明なルリルになってしまった

笑みもそのまま ときめきもそのままに
ガラスのルリルになってしまった

うす青い 摩天楼の最上階
ここでは 音がこ ....
洗濯物を取り込む音が
二階のベランダから聞こえてくる
言い争うことも無く
君はもう産まない
とつぶやいた

僕らは同じ悲しみを
分かち合って生きる
多分同じくらいの
分かち合えな ....
しーそーしーそー
ゆーらゆら

片側僕が乗っていて
向こうに子猫の幼い姿

しーそーしーそー
ゆーらゆら
しーそーしーそー
ゆーらゆら

ブカブカ
大きい革靴を
無理矢理
 ....
兄ちゃんのヘタクソなギターを思い出す
12月、寒い夜

妹は彼氏が出来たとはしゃいでた

東京には空もないし、星も見えないぞ
父ちゃんは乱暴に俺の頭をはたき
戻ってくるなと言った ....
私が心貧しく荒れていたとき、
あの娘は拳を包んで
涙を塗った。
 ....
起きもせず、眠りもせず
顔の前の空気を、音もたてず吸っている。

この悲しい痛みは消えはしない。  ....
冷たい風は
そのまま冷たくて
ぼくの身体を凍えさせてゆくけれど
この寒さを乗り越えなくてはと
ぼくを熱くする

冷たい風は
さらに強くなって
ぼくの身体を固めてゆくけれど
この辛さを ....
世界の果てって行ったことあるかい?
先週もソコに行ってきたんだ
家族連れやらなんやらで
てんやわんやの大騒ぎさ

広い大地
燦々と降り注ぐ太陽
きれいな瞳
そして心
 ....
青山スイさんの自由詩おすすめリスト(721)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
煎茶をすすろう- 山崎 風 ...自由詩806-12-4
目覚まし時計を止めたまま- たりぽん ...自由詩16*06-12-4
猫の声- あおば自由詩7+*06-12-3
君は笑い続けてほしい- ぽえむ君自由詩12*06-12-3
断片- 佐藤伊織自由詩5*06-12-3
夜道の信号_- 服部 剛自由詩15*06-12-3
寓話#4- Utakata自由詩306-12-3
プライベート・ブルー- A道化自由詩1006-12-3
木造の部屋- ブライア ...自由詩3*06-12-3
解答- Tsu-Yo自由詩406-12-3
妹よ- なかがわ ...自由詩7*06-12-3
ハチミツプウコ- 雨虎自由詩506-12-2
生まれてくる未来への予感- ぽえむ君自由詩12*06-12-2
時をおくる- 月夜野自由詩17*06-12-2
はる- メルメル自由詩7*06-12-2
明日- ________自由詩8*06-12-2
ひとつの恋の- Rin.自由詩24*06-12-2
うさぎ殺し- 吉田ぐん ...自由詩906-12-2
はちどりの森- umineko自由詩12*06-12-2
朝焼け- 暗闇れも ...自由詩4*06-12-2
素直になれなくて。。。- ペポパン ...自由詩5*06-12-2
そろもん(導師の話)- みつべえ自由詩806-12-2
透明なルリル- 藍静自由詩29*06-12-2
空にあってよかった- たもつ自由詩2106-12-2
思春期- Fnoon自由詩106-12-2
東京ラーメン- 大西 チ ...自由詩1706-12-2
あの時あの娘- ネコ助自由詩3*06-12-2
会えない女- ネコ助自由詩2*06-12-2
冷たい風がぼくを熱くする- ぽえむ君自由詩14*06-12-2
ブギウギ・ワンダーランド- なかがわ ...自由詩6*06-12-2

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