すべてのおすすめ
日だまりの中に飛び込む
パシャンと光が飛び散る
明日やあの人の背中へと
破片が突き刺さって行く

昨日たくさん照りつけた
残り日がまだほのかに香る
ママが干してくれた布団のよ ....
なあ今日は
おまえが好きな
政治的なバーはよそうよ
そっちのほうがビール安いし
人々もいいけど
外国の刑務所に拉致されてもどってこれない
バスクの革命家たちの写真を見る ....
紫色の光が
車のフロントガラスを突き抜けると
冬の夜を始める
光は焦点へ集まり
紫は黒に変色し
やがては海を創り出す

緑と赤の点滅が
眼球のレンズを通り抜けると
冬の夜を始める
 ....
私は嫌なことがあると、まほー屋によく行った。
まほー屋とは、不思議な名前のお菓子がある駄菓子屋さんだった。
嫌なことがあると、そのお菓子を食べに行った。

友達と喧嘩したとき。
大切な物がな ....
  4歳になる姪っ子が、私のスカートを引っ張った。
  「どうして白い服なの?」
  花婿と花嫁は、紙ふぶきの中、腕を組んで出てくるところだ。
  「えーと・・・」
  きっと外国の習慣だ ....
いくじなしのぼくは
竜なんかと戦いたくないので
なまけもののロバとサボテンのよこで
だってさ〜
でもさあ〜
なんて言い訳ばかりしてると

白い馬にのったお姫様が
さっそうとやってきて
 ....
 人と人
 巡り合っては
 別れていくもの

 心と心は一つになったり
 はじきあったり

 越えなければならない試練は
 時に僕達を試す

 冷気が身も心も冷やす
 暖かい毛布 ....
{引用=───それは全宇宙での
   些細な惑星衝突なのだ
   おまえとわたし
   という星の}


角を曲がったとたんに
猫と目があった
どこにでもいるような
ありふれた灰色猫 ....
カナリアの声を
一枚の手紙に文字を綴る指に感じながら
また人を好きになることがあるものだと不思議に感じていた
     
インドでは後幾らかで日が沈むらしい
その街を包むほどの大きな夕日 ....
物怪が動く
第二日曜日
静かに眠る
もがき出す

悲しい人生
寂しい人生
人の嫌がる
ことばかり

魂を売って
快楽を得る
クダを巻き
酔い潰れる
憧れはわたしに
足りないものを教えてくれるけれど
足りないものを足す方法は
教えてくれない

どんな大人になったらいいかを
わたしは知らなくて
憧れる人はいたけれど
どんなに頑張っても ....
今日は晴れたので
畑の土に足を踏み入れてみました
乾いた土が靴の中に入って
ついには裸足で歩きました

今日は晴れたので
あいさつがいつもよりも
大きな声でした
返事も大きな声で
つ ....
ぼうぼう山の狸が言った
そっちの煙がくさいから
こっちも負けじと火を付けた

乾いた木々が燃えていく
嗚呼燃えていく燃えていく
これであんたの山の煙も
気にならなくなった
 ....
湯船に
アヒルが浮かんでいて
わたしは
とっても不安
テーブルに
知らない人が
座っていて
やっぱり
とっても不安
冷蔵庫を開けたら
包丁の先が
こっちを向いていて
とにかく不 ....
僕の心の海鳥たちよ
涙を拭いてやって来い
白い翼広げて潮風をつれて来い
悲しくなんかはないけれど
僕の心の海鳥たちよ
僕に勇気を与えておくれ
たったひとつの道をみつけるために
大空へはば ....
毎日いろんなかたちのバベルの塔の建設に関わる
或いは色々な種類の背伸びの仕方をおぼえていく
こつこつとレベルを上げ努力をし積み重ねるもの
それらに意味はあるだろうか
歴史のどの部分が繰りかえさ ....
本を開くと
そこは遠い昔の日本のお寺 
お金持の人々が行列をつくり 
次々と賽銭箱に大判小判を投げ入れて 
ぱん ぱん
と手を合わす 

そこへ 
ひとりの乞食があらわれて 
薄汚 ....
辿り着いたよ世の果てに
走りながら立ち止まりながら
疲れ切って時に歩きながらも
辿り着いたよ

世の果てはとても温かい

知らなかったよ
いつもただ付き従う
従者のよう ....
いなくなるとすぐ生きてる?と聞く
そんな時間だった
死んでる?

私はもう何もないから
こわいことばはみんなまほう
  
  おばけも信じてる

ゆれるゆりかごがあなたのおうち

 ....
 季節は移ろい
 人は漂い
 時代は叫ぶ

 飛んでくる火の粉を払っているうちに
 どんどん歳をとっていって
 気がつけば猫2匹飼う独りの部屋

 流れるままに
 そう
 流れるま ....
夢の中の街は
思っていたよりもずっと
重化学工業だった

建物はすべて
高度経済成長だった
メインストリートでは
地元の人々が
それぞれに近所話をしながら
いろいろな店へと入っていた ....
あたたかな深い世界と
冷たく閉ざされた陸地の
あいだにおかれたからそれは
あなたに触れたときの私の肌
のように、あしもとでざわめく
むねのどこかで
小さなちいさな六分儀が
あやふやに極星 ....
昼飯が終わって席に帰ると
閉じたパソコンの上に電卓があった
そんなところに置いたつもりはなかったが
なんだか光って見えたので僕は手にとってみたのだ
いつも使い慣れた電卓は実は僕のものではない
 ....
告知、{ルビ其=そ}れは、まさに告知であった
寡黙な感情を破り
寂寞の暗闇の中で
出刃包丁を手にしたのだ
右腕を、切り落とすために
告知
(わたしはもう絵描きをやめる・・・   ....
 声を漏らさぬよう

唇を噛み締めたら 甘かった

 なにせあたしの血は 苺シロップでできているし



あなたなんかに 舐めさせてあげない

 ほっておけばすぐ すっぱくなる ....
屋根裏から、
聴こえてくるあの音は、
きみが還ってくる、
その足音なのか。

紅茶を淹れて、
待っている。

きっときみは、
冷え切っているだろうから ....
おんなにとっての
それは囚われ
深遠の亀裂より鉄鎖を垂らし
おんなは生きる
獣は獣
下履きから覗かせる鉄鎖を
見も知らぬ男に掴まれたとしたら
それが悲恋物語の序章
秋の日の静寂に我が身 ....
夜遅く 
街灯の淡い光に照らされ 
家へと続く道に伸びる 
老夫婦の影 

互いの腕を組み 
びっこをひいて 
揺れている 

( 街路樹の枝に結ばれた、赤い風船 ) 

老夫婦 ....
一人でいる寒い夜は
温かいミルクを飲みます

スプーンで雫を落とすと
ミルククラウンができるのですが
それがあまりに一瞬のことなので
私には何も見えません

あなたがそこに
いれくれ ....
空から星が降って来た
幾つも流れ星が降って来た。
夢を乗せ降って来た。
瓶の中におっこちた。

酒ができた。
美味かった。
塩辛と一緒に
飲んだ。美味かった。

突然雨が降って来た ....
青山スイさんの自由詩おすすめリスト(721)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日だまり- なかがわ ...自由詩5*06-11-14
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影法師- 山崎 風 ...自由詩706-11-13
灰色猫とわたし- 石瀬琳々自由詩20*06-11-13
好きになるということ- たにがわ ...自由詩406-11-13
オーミゼラブル!- ペポパン ...自由詩4*06-11-13
走光性- 北野つづ ...自由詩6*06-11-13
今日は晴れたので- ぽえむ君自由詩10*06-11-13
タヌキ- なかがわ ...自由詩4*06-11-13
居場所- チアーヌ自由詩1006-11-13
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0- 馬野ミキ自由詩12*06-11-13
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世の果てに- なかがわ ...自由詩4*06-11-13
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それだけでいい- 山崎 風 ...自由詩806-11-12
夢の中の街は- ぽえむ君自由詩14*06-11-12
波、とはもう呼ばない- たりぽん ...自由詩18*06-11-12
電卓は- 黒田康之自由詩406-11-12
「告知_〜午前二時の手帖〜」_ー山下石榴_・服部_剛ー- はっとり ...自由詩4*06-11-12
あたしを食べるつもりで、あたしを食べて。- もも う ...自由詩16*06-11-12
「_音還。_」- PULL.自由詩10*06-11-12
断崖(黒薔薇の微笑_其の一)- 恋月 ぴ ...自由詩23*06-11-12
夜道のふたり_- 服部 剛自由詩9*06-11-12
ミルククラウン- 三条麗菜自由詩12*06-11-11
お願い事!- ペポパン ...自由詩5*06-11-11

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