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念願の停年まであと一年
のんびりと言い暮してきたのに
いまごろになって。

このプロジェクト
あと一仕事おねがいします。

ちょっと待ってください
このところずうっと指折り数えてきたの ....
(よっぱらい)
酒を呑んで話すことをしなくなった
友情も愛も口にしなくなった
同意も求めなくなった
脅し文句も
誑し文句も
愚痴も
寝言も
歌も
詩も
・・・・

嗚呼・・諄い ....
 年が明けるとすぐ『騒』展があった。何の芸もないので下手くそな色紙を一枚出品した。

  太陽にとけゆく海
  椰子の葉叢は
  吹く風に膨らみ
  老いらくの色好み
  ゆらぐ冬の暦 ....
君はいつだって春風のよう
ふわっと頬を撫でて
振り向けば消えてしまう

この両手に掴まえようと
もがいてみるけど
ほら
もう違うところを渡ってゆく

春風に涙は似合わない
いつも笑 ....
ひらたく長いパンの両端を
いとおしげに抱えている子
何度も 何かに捧げるように 
持つ手を変えては見つめる子



パンはやがて消えてしまうけれど
君のからだの一部になる ....
(父、父、お父さん、と泣く声が聞こえるがあれは誰の声であろう)
(息子か、ならば過去からの声か)
(父か、ならば冥界の声か)
父は失踪をくわだてた
湿地帯の臭気が漂う家族から
父の体臭が漂う ....
   


まだ公園も整備されてなくて
材木置き場で資材主の目を盗んで遊んでた頃
もうお家へ帰ろうかという時間に
畑から帰る吉じいは子供達を集め
動物の真似をさせては
これは猿の薬、こ ....
ものがたりする人の
褪せたシャツのすそに手を伸ばして
でも 
そういえばわたしの
ゆびは枯れ木のようにあっけなくもぎとられて
食べられてしまったのでした
(ええ、じゅっぽんとも)


 ....
三保神社前の土産店で
ママカリを干したのを
またもらった

いわしと一緒に取れるのを
ついでに干しただけだから
いつも無料だ
なにか他の魚を買ってくれ
と言う

竹で編んだ手籠と
 ....
    かみしめていると 
    しめかえしてきた
    骨のある
    夕焼けで 頬をどつかれると
    目尻も裂けて
    笑ってやりたくなる
    あたしのここの きんに ....
?.

逃げる父
母は捨てた
兄は堕ちた
姉は隠した
子どもは愛されている?

?.

高い水草の生える湿地帯で生まれた男や女は
高い水草の生える湿地帯で外を向いて車座になった
 ....
わたし すがた けした わたし すがた けした わたし
そして すがた けした わたし きえた せかい けした

代入因子。(過去の)どうでもいいこと。
素晴らしく単調な日々を送る事に疲れた背 ....
ベランダに産まれた雛を祝福します
遠吠えでもいいでしょうか
忙しさに そぞろにかまけます
できないものはできないので

ベランダで空地の雑草が生い茂ります
今なお 石に躓く幼さですから
 ....
まんじゅうの中には多分



があるのだろう

だから
こんなにも甘くて
どこかに行きたくなるのだ
北海道の地方都市では
量販店はひたすら郊外型になってしまって
駐車場は平地で2000台収容
回転式のエントランスに
何カ所にも設置されたエスカレーター
天井は高くて空気もよくて
新宿のビッ ....
って言ったのは
    懐かしかったからだよ


おっぱい大好き
って人を前にして言うのは
確かに恥ずかしいこともあろうが
それは別に恥ずべきことでもなく
男も女も関係なく
哺乳類全 ....
たとえばあなたのまつげの先
それは優しい曲線をえがいて
僕の胸をも濡らすだろう


たとえばあなたの髪の毛の先
生まれたばかりの風に溶け込めば
懐かしい雨の匂いをはこぶだろう

 ....
  
    望んでいたのか仕組んでいたのか遊ばれていたのかは知る由もない
よ。だいいち問題はそんなことじゃないんだ。滝川幼稚園すみれ組のタケシ
君は私の初恋の人。ませた私は教室でいつもタケシ君 ....
                       きゃらめる 4

  うみ

  1

ふるどうぐやで
ぐうぜんみかけた
すなはま
ちょうどもてあましていた
とっておきのゆうぐれ ....
くつひもほどけた

かれはかたむすびしかできなくて

ここのつのかたむすびがつながっていた

あたしのは

よわいよわい

ちょうちょむすびで

ふんわりさしてたので

く ....
すぐにテレビ番組の真似をしていた僕らには
ほんとに魔法が使えたのだろうさ
まさみちゃんは七色のクロトンの枝を折って
くるり くるり と回して
スペシウム光線をかわし
ついでに みんな ....
門前町の 御下屋敷あたりに
囲って 折節通い合い お互いに
密かに会っては 愉しんでいると言う
好色一代男に 涙雨

その涙の雨とは言え 早七年
流れる時の魔物 これこそ因縁
とも言 ....
ふとい尻尾さかだてて猫の目ギラリ
白兎の胎内に酒はたっぷり
うすよごれた虎はねくたれてくたくた
つくりつけの本棚はがらあきだった。

未明。ゆたかな黒髪に顔うずめて
あふれてくるくやし ....
思いがけない玩具から
いくつも朝が現われる
適度にすすけた声からは
何羽も鳥が飛び立ってゆく


現われては消え
融けこんで
小さく小さく また現われる
朝も 鳥 ....
モラタスという新しい気分を
いつも気ままで 曖昧ですっとんきょうな午後で
感じている いや とにかく新しい気分なので
分からないけれどそんな気がしている

「ここの赤をもうすこしモラタスにし ....
ここで
てをふることにする
かぜふくにせよ
ゆきつもるにせよ
きみはもう
とまってはいけない
いちにちやふつかは かまわない 
けれど
ここで
てをふることにする
蔦は一列二列と  ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
 誰か 呼んでる
 あたしを 呼んでいる


 砂漠に沈む太陽
 陰影を深めゆく愛しき人々
 ああ この場で息絶えてもよいのだ


 小さな砂嵐にいつも まかれていた


 口 ....
  


とうさん


せんせいのおはなしには

ぼくらでてこなかったね


ぼくやまねこさんのように

どんぐりのさいばんしたかったな


くらむぼんみたいな友達ほし ....
みつべえさんの自由詩おすすめリスト(1040)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あと一年- 狸亭自由詩504-2-23
酒三題- まんぼう自由詩204-2-23
冬の暦- 狸亭自由詩304-2-21
「_僕に吹く風_」- 椎名自由詩204-2-20
ノート(笑み)- 木立 悟自由詩504-2-20
書かれた-父- 音阿弥花 ...自由詩304-2-20
夕焼けのポケットさん- AB(な ...自由詩4*04-2-20
ものがたりする人の- なを自由詩104-2-20
干しママカリの南蛮漬けの造り方- まんぼう自由詩6*04-2-19
さんだんばらだ- バンブー ...自由詩304-2-19
家族譜- 音阿弥花 ...自由詩7*04-2-19
隠遁- 黒川排除 ...自由詩304-2-19
ベランダに朝- nm6自由詩10*04-2-19
まんじゅう- たもつ自由詩1704-2-18
イトーヨーカドー- 石畑由紀 ...自由詩1204-2-18
おっぱい大好き- AB(な ...自由詩604-2-17
しずく- クリ自由詩2*04-2-17
私生児- 石畑由紀 ...自由詩1004-2-17
きゃらめる_4- アンテ自由詩5*04-2-17
くつひもほどけた- かなりや自由詩4*04-2-16
夕焼けのコメットさん- AB(な ...自由詩5*04-2-16
通い女- 狸亭自由詩404-2-15
パンドラの箱- 狸亭自由詩504-2-14
ノート(朝)- 木立 悟自由詩304-2-14
モラタス- nm6自由詩604-2-14
送る- バンブー ...自由詩1004-2-12
仕事- 山内緋呂 ...自由詩14*04-2-12
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
バグダッド・カフェ- こん自由詩704-2-10
豚の唄- AB(な ...自由詩22*04-2-10

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