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真理に辿り着くには
真直ぐ進んで
横に曲がって
上ったり下がったり
時には間違えて
そこで道を確認して

大切なのは
一度には一つのことしか
できないこと

真直ぐ進みながら
 ....
お婆ちゃんの細い手が
絵葉書に描いた
美味しそうなまあるいピーマン 

筆を墨に浸した僕の若い手は 
「 いつも ほんわか しています 」
と曲がりくねった字を余白に書いた 

お婆ち ....
雨が降っていたので
花を買わずに
帰ってきました
色が鮮やかだったことだけ
覚えています

雨が降っていたので
コンビニのお弁当を
食べました
ラップを取るときだけ
なぜかわくわく ....
深い悲しみの色だわ
胸に漂う紺碧の思い出たち
今でも夢に見ているの
あなたと出会った嵐の夜を
もう一度愛がよみがえるなら
私のすべてを捧げてもいいわ
あなたの腕の中で生きられたら
何もい ....
その指一本
指の一節さえも愛おしい

かわいい言葉
ちいちゃなお口の赤さ
さくらんぼにも
イチゴにも負けない
甘さ

へしゃげたお鼻
誰に似たのと大人たち
お構いなしに宝物

 ....
秋を彩る木々の中
野鳥の声の閑けさに
癒す心に色染めて
見上げる空に空はなく
紅葉の玉の中にいる

聞こえる音は微かのみ
落ちる紅葉がはらはらと
なびく梢がゆらゆらと
分け行く道に道 ....
仮面


産まれたての
あの頃に
戻りたくて人は被る








他人を欺きとおせても
おのれの顔だけは

欺けない





頭蓋骨


そ ....
朝の光がやさしくて
今日という一日が
光で始まることを
わかるうれしさがある

朝の風がやわらかく
活動する一日が
風で始まることを
感じる喜びがある

秋は今
努力の実を結び
 ....
吹き抜ける{ルビ時間=とき}を感じて
思い出映し出したあの時
私の心に炎が燃えた
言いようも無い淋しさに
翼を広げようとしても
あの頃の青空はもうない
ただ風に吹かれて
心の嵐を鎮めるだ ....
空がとても高かったので
秋の風が流れる方角に身を委ね
森の中

喧騒の街を忘れさせるその森は
時間が止まっていた
まるで今日のこの日のためにしか
その森は存在しないのではないかと
秋が ....
秋の中にも秋があり
気がつく時がうれしくて
秋を問わず
季節を愛させる

暦でわかる秋よりも
手に触れる
目に見える
やわらかい秋があることを

自分の中にも自分がいて
気がつく ....
おいどの大きな者が
持てはやされた遠い昔の
おんなは血を繋いだ。
夜毎
亭主とまぐわって
子を産み
子を育てた。
おいどの小さな者が
持てはやされる今どきの
おんなは血を乱す。
し ....
気がつくとその{ルビ女=ひと}は 
明け方の無人列車に乗り 
車窓に広がる桃色の朝焼けを 
眠りゆく瞳で見ていた 

列車がトンネルに入ると 
全ての車窓は真黒の墨に塗られ 
闇の空間を ....
もういらないの
それは残念
よかった
使い捨てだなんて
知らなかった
わたしが欲しいものはあなたも欲しいものとして
作りすぎるところだった
よかった
もうないから
続きを剥がすことは ....
ぼくは詩人

その季節にはその季節でしかなく
その人にはその人でしかない

今日もまた

夜の散歩をしていると
秋風に出会いました

その風は
暑くもなく寒くもない
夏でもなく ....
まだしっかり帽子をかぶった黄緑の
君の大切なたからもの
やわらかい手が両方ふくらんで
哀しそうに助けを求める
ひとつも手放したくないんだね

小さなポッケを教えると
手の隙間から零れない ....
桃の産毛がこそばゆいので
黄昏は早くやって来る


桃の実を齧ると
甘い果汁が口なかに広がって
心をほわんと幸福にしてくれる
この愛らしい実のように
私もすこしは
やわらかくなったか ....
コスモス揺らめくかの丘に
 置き去りのままに鐘が鳴る
なにも言わず別れた日さえ風に鳴らされ
君は今は誰かと
 夜に沈むのでしょう
  明日は晴れです
君なしで始めた暮らしが
君な ....
コンクリートだらけのこの町に
ポエマーがやってくる
その名は
スーパーポエマー

マンションだらけのこの町に
スーパーポエマーがやってくる

聞くところによると
早打ちらしい
キー ....
青空と風と光と・・・
さうして夏はやつて来た
麗しき少年の日々よ
君の白いうなじを光らせ
駆けて行く あの鬱蒼とした森へと

君の涼やかな瞳が笑ふ時
・・・それは光に似てゐた
君の白い ....
何もできなかった
昨日の自分が悔しくて
今日も努力はしたけれど
結局は昨日と同じまま

何もできなかった
昨日の自分が悲しくて
今日も必死になったけれど
結局は昨日と変わらない

 ....
ほほを桜色に染めた
小町娘が夜道をすっすーと横切って

午前零時の散歩
{ルビ映日果=いちじく}の葉に反射する
コウモリの声
超音波時計に刻まれた
わたしは悲しみに冷静でいたつもりだった ....
死体になることも出来ない
朝の、調子はどうだ、と聞かれても
貝殻になりきれない私では
考えているからと、通り過ぎるしかない

美しくありたい
ほんの、時々でいいからそう思って
張り詰めた ....
夏の夜に
いくつもの太陽を揺らすひまわり達 
仕事帰りの疲れた男に 

 わさ わさ わさ わさ 

大きい緑の手のひらを振る 

日々の職場では 
密かな善意を誤解され 

  ....
流れる秋に
ススキが揺れる
過ぎ去るものは
夕焼けの風
気づけば空に
真っ赤なトンボ
心吸われる
我が想い

染めゆく秋に
紅葉が騒ぐ
置き去るものは
夕焼けの風
気づけば道 ....
あなたは手慰みの指先で
わたしの身体をくるくる回す
言いなりになんかならない
と思ってはみても
あなたにだけは嫌われたくなくて
股関節の痛みをこらえ
アンディオールのポーズを取る
(わた ....
そうだ、そうなんだ。

納得していなくても頷くんだ
反抗期は大分前に過ぎたから
手より先に頭が動く
冷静に分析する事は決して悪い事じゃないけどね
時折、悲しくもなったりする
 ....
部屋の中で物思いに耽り
外で鳴る虫の音を聞きながら
ふと想うことを書き記し始める

書くそばから
一匹の蝿が
頭の後ろで勢いよく飛び回る

ブンブン
ブンブン ブンブン
ブンブン
 ....
三ヶ月の月日がたったら
僕を食べておくれ
きっとうまい具合に熟れて
おまえを喜ばすことができるだろう
何だって!食べたくないだって!
嘘を言うのじゃないさ
おまえはいつだって舌なめずりして ....
朝に
林檎がもがれる


それは
太陽になり
風になり
私のもとへとやって来る


おはよう
ごきげんいかが
と はにかんで


さくりと
歯に当てた
ほのかな酸味
 ....
山崎 風雅さんの自由詩おすすめリスト(1174)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真理までの近道- ぽえむ君自由詩10*06-9-27
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