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ピエロは
いつも装っていた 
彼のまわりには 
いつも明るい{ルビ日向=ひなた}があるように  

ピエロは 
どうでもよかった 
彼のことを 
まわりの人々がどう言おう ....
空には空しかなく
梢の葉ははらはらと
大地に垂直に
それは昨日

空には太陽しかなく
落ち葉はひらひらと
大地に平行に
それは今日

空には心しかなく
光の葉はきらきらと
大地 ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
黄金に色づいた銀杏の葉が

枯れて萎んだプラタナスの葉が

静かに落ちてゆく


それら微かな音にも
わたしの耳は鋭く応えるのに
あなたの声が届くことは無い

印したインクの滲み ....
中途半端な気持ちで
何かに向かって
それが叶わなかったとしても
泣きたくはならない

真剣な気持ちで
何かに向かって
それが閉ざされたとしたら
心から泣きたくなる

泣きたくなると ....
地元を離れて何年経つだろう

あいつはどうしてるんだろう

あの子はもう結婚したんだろうか

恋をしていたあの子はどうしてるだろう

ギターをあげた俺の親友は・・・

無免で乗った ....
飲み屋を出たばかりの 
ほてった{ルビ頬=ほほ}を夜風に受けて 
改札に入ってゆく 
友の背中を見送っていた 

気がつくと 
「友情」という像の前に 
僕は独り立っていた 


 ....
丘の上には 
{ルビ幼子=おさなご}を抱くマリア像 
周囲で秋風に揺られ 
{ルビ頭=こうべ}を{ルビ垂=た}れるススキ達 

丘の上から 
見渡せば 一面の海 
きらきらと日の光が踊る ....
現実逃避する僕の影の中を這いずる

暗いくらいスネークなど形だけすらなかった

わかっているハズだったのに

体が火照るだけの感情を

押さえきれず心は砕け散った

エン ....
どんなときだって
それだけで元気になれるんだ
自分が他人よりも
不幸だと思うのは
他人も自分のことを
そう思っている

他人が自分よりも
幸福だと思うのは
他人も自分のことを
そう思っている

不幸も幸福も
他人が決めるもの ....
空の青さが遠くなる
秋の朝
それは同時に
山の芸術が近くなる

空の光が白くなる
秋の昼
それは同時に
山の葉が輝く

空の光が赤くなる
秋の夕暮れ
それは同時に
山が休むあ ....
わたしはくま
バニーにも
子猫にもなれなかった
ちょっと可愛くない女の子
だって言われても
好きなのは甘いハチミツ
大きな森の小さな家で
あなたと暮らす夢を見る
わたしはくま
バニー ....
人は
過去を切り捨てられないまま
今を動く現在がある

人は
今を動く現在があるから
変えることのできる未来がある

人は
生まれてきた事実を否定できないまま
今を生きる現在がある ....
しがうまれたころから

ぼくらのことばはこきゃくだいいち

あまごいしてあめがふらなければ

ぼくらはころされてきたのだから

いちばんゆうめいなひとのなまえくらいしってくれなきゃ
 ....
生きれば生きるほど
しなければならないことが
多くなってゆく
いいことが続かないことが
多くなってゆく
昔に恋した想い出が
まぶしいままに

生きれば生きるほど
すべきことが
多く ....
駅前の寂れた広場
少年がギター片手に
この世の終わりを歌っている
死んだ魚の目をしている

完全だろうが不完全だろうが
事態はすでに起こっていて
動いていて生まれては無くなっていて

 ....
霧の朝僕は
白い虚しさにまかれる
あるいは
あるかなきかの徒労に
世界は音もなく沈んで
僕一人を孤立させる部屋
あの夏の日
彼女が湖水に指をすべらし
その音のない{ルビ水面=みなも}を ....
都会の中の植物園は
いつも静かなまま
大きな木の根は
下水道や地下鉄よりも
ずっと浅く
かすかでしかありません
雨をしのげる大きな葉が
静かに広がる

都会の中の植物園は
いつも黙 ....
くすぐったい
くすぐったい
可愛い君の吐息

やわらかな朝
淡い光の中で
そっと息づく白い小さな花

無邪気な君の微笑みは
僕をやさしくしてくれる

くすぐったい
くすぐったい ....
「最初で最後の、黙礼を交す」



いまはむかし
(この{ルビ宇宙=そら}もなかったころ)
それは無としかいいようのない、事象でした
そんな折に私は、
星占いをゆめゆめ零さぬようにと、 ....
失恋は感傷に浸るためにある
そんな捨て台詞
あなたは残し
ひとり、わたしは取り残されて
遠く過ぎ行く機帆船の陰に
絶望の甘い涙を流す
(白い砂浜で貝殻ひとつ拾った
身体の隅々にまで刻まれ ....
明日と書かれた本が
売られていました
中を開けることができないその本が
不思議と気になって
ふと買いました

明日と書かれた本を
買ってきました
中を開けてみるとその本は
不思議にも ....
どこにでも行ける
風になりたい
遠くへ行ける
風になりたい

どこにでも飛べる
光になりたい
速く飛べる
光になりたい

風や光は
人間ではできない
すごい力をもっている
そ ....
前を向いて歩きたい
自分だけの長い道のりが
ずっとずっと終わることなく
ゴールは見えない
歩かなければ
風が背中を押してくる
いや
何かが背中を押してくる

前を向いて進みたい
自 ....
きょとんと首をかしげる

(鬼サンコチラ)

木の実をついばんで
天気雨とかくれんぼ


   *


二羽がくちばし
頰よせあって

(フレンチキスっていう ....
いつも定められた電車に乗って
東の朝日を窓から浴びる
電車を降りれば
眩しかったことを忘れている
私がいる

いつも決められた時間割に沿って
前の黒板を席から眺める
授業が終われば
 ....
こんなおかしな話があるもんか
あなたはいつもそうやって

だからわたし
あなたの偽物ショッピング

この腕だぁれ?
本物みたい
この声なぁに?
本物みたい


睫毛だってね
 ....
これが
自由というものなのですか
教室の机の中に
ゴミがいっぱいに詰め込まれて
誰がしたのと
言ったところで
全員が「知りません」
どうしてこんなことがと
思ったところで
全員が「わ ....
鈴虫鳴く頃の季節は過ぎ

紅葉も枯れ葉となりて冬が来る

街を歩めば皆の慌ただしい冬支度を感じ

僕の心も冬への準備を始める

人肌恋しくなる季節となり

誰かに心の寄り所を求める ....
山崎 風雅さんの自由詩おすすめリスト(1174)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ピエロのハンカチ_- 服部 剛自由詩15*06-11-7
それは明日- ぽえむ君自由詩12*06-11-7
秋晴- 水在らあ ...自由詩40*06-11-7
秋の日記- LEO自由詩19*06-11-7
泣きたくなるとき- ぽえむ君自由詩7*06-11-6
望郷の空- DirectConnec ...自由詩5*06-11-6
「友情の像」- 服部 剛自由詩7*06-11-6
海の見える駅_〜江ノ電・鎌倉高校前〜- 服部 剛自由詩9*06-11-6
エンジェルリングの誓い- こめ自由詩1006-11-6
私信が一通届いています- 虹村 凌自由詩5*06-11-5
生きているという証- ぽえむ君自由詩7*06-11-5
空の青さが遠くなる- ぽえむ君自由詩15*06-11-4
わたしはくま- 恋月 ぴ ...自由詩21*06-11-3
人には未来がある- ぽえむ君自由詩12*06-11-3
しのれきしをあたらしくつくるために、または「ことしいちばんさ ...- イダヅカ ...自由詩5*06-11-3
今が悲しくて- ぽえむ君自由詩12*06-11-2
祈り- 青山スイ自由詩1306-11-2
霧の朝僕は- 石瀬琳々自由詩12*06-11-2
都会の中の植物園は- ぽえむ君自由詩8*06-11-2
カスミソウ- 未有花自由詩12*06-11-2
星と礼- こしごえ自由詩20*06-11-2
冬の蜃気楼- 恋月 ぴ ...自由詩28*06-11-1
明日と書かれた本- ぽえむ君自由詩10*06-11-1
命の力- ぽえむ君自由詩10*06-11-1
何かが心を呼んでいる- ぽえむ君自由詩9*06-10-31
小鳥- 石瀬琳々自由詩14*06-10-31
私は私になる- ぽえむ君自由詩7*06-10-31
おかしな恋人- アサリナ自由詩7*06-10-31
これが自由というものなのですか- ぽえむ君自由詩8*06-10-30
夕凪- DirectConnec ...自由詩5*06-10-30

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