開いた空に手をかざす
高い太陽からの光線が
透き通る
通過


在り来りなものに
ときに目をとめてしまうから
歩みは加速しない いつまでも

初夏の影がちらつき始めた
散らばった ....
 山崎さんは次は自分の番だと思っている
 隣の老人はもう逝ってしまった

 遠い朝の点呼のように
 順序があればいい
 そして死にも

 牛乳ビンのふた
 爪で弾いて
 裏が出るか表 ....
小雪舞う 朝焼けの
オレンジ色の結晶の
構成単位の隙間から
瞳 合せて


大山 眺む


空 裂けて 
捲れたのに  
おしなべて
振り返らずに


発つしかなかった
 ....
 
 目からミルクを出して見せるのは電撃ネットワークの誰かだ。名前は知らん。おれの場合、ミルクを出す箇所はせいぜい鼻ぐらいなものだ。あのツんとくる衝撃は嫌なものだねえ。最近は出してな ....
 プラスティック容器工場の駐車場

 緑のフェンス
 黄色のポール




 58番の車止め
 膝から上がない直立した右足には
 左足がない



 ....
したことより
しなかったことが
あなたには重い


19の頃に書いた詩は
幼すぎてもう読めないけど
最後のさよならを
何度もできる大人に
あなたはなってしまった


言 ....
パラレライ
遠くを見据える機器です
ただそれだけのために



あまりにもあけすけなので
笑ってしまった
カランカランと鳥は鳴いているのに

ぼくは 見つからないので
とりあえず ....
ちょっとでも過去が他人のものになったらいいのに
とおもってずっと恋愛ごっこをしてきたのさ


8月9月10月
絵日記
11月
道路わきのさびた缶に無造作に挿された枯れたお花
いつか誰か ....
十一月の夕暮れに
落とした財布は
世界の意味にすっかり濡れて
もう使い物にならない
ちょうど
開かれることのない
窓の高さで生きる
ぼくらのように

おとといと昨日と今日の夕焼けの違 ....
こいつわるい癖のねこなんだ
そう言ってぼくはつまみあげられて
きみの天体にキャッチされた

白鳥座x-1の1等星にしてくれよ
描いてくれたら
昼メシごちそうするから

きみはしぶしぶ筆 ....
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