しおからい空気が鼻腔をくすぐるので
目覚める
茶色く変色しているだろうごわごわの髪に
手をやりながら起き上がる
腰が痛い
かつての習慣を再現してもほんとに意味がないなと
ひとりごちてそれで ....
その痕は

痛いほど澄みきった
マイナス42℃の夏空を覆う豪雨のよう



歪みきり揺れては
捻れ滲んだピンク色の粒子


埋め尽く
された聴覚は光化学スモッグで視るアリゲー ....
空が白んできたら、無数の糸がぼくをからめて
息苦しいくらいに涙を流させるんだ。

いつか、病室でママが言ってた。
「あなたは、恋人にあげた甘い蜜のかけらなの」

甘い、甘い、あまい  めま ....
少女は逃げてゆくので
その美しい足も
指先や
いじらしい思いも何もかもが
汚く映る
妄想

Wednesday, May 27, 2015

吐き気くらみの中
歩く白昼は腐れた匂い ....
アイリス、
抱きしめて飛びたいよ。
チャンスをさ、
くれないか。

悪影響だよ。
裸体ですら辛口な。
会議室に、
忘れたんだ。
苦しさとか。

痛々しいぜ。
誕生日に、
 ....
駅の片隅に
捨てられたものがあって
ホームレスみたいだって
君は笑ってた
空が青すぎて
吸い込まれていった
呼吸の数だけ
消えていった

分かっている、とてもよく
それは遠いところ ....
http://www2.odn.ne.jp/~cbh42840/


詩ではなく漫画のサイトなのですが、詩的な雰囲気の作品がたくさんあります。
クスリと思わず微笑んでしまう作品や、そこはかとな ....
1月20日、早生まれ
フリーダイヤルの誕生日
だからいつでも遠慮せず
僕に電話しておいで
ただ誠に残念なことながら
毎月中旬あたりには
あなたのもとに
請求書という名の
ラブレターが届 ....
飛んでく、
夜には虫が飛行機が
わたし
女の子じゃないって
いいたかった
鳥が
飛んでいく
ぼくの
夕日の上で
電線と
電柱が、足元に垂れてきた
電気色のコーヒーに
「こんばん ....
ブルー
このことばから導き出される感情
印象、心象、映像、記憶、追憶
日々流れていく風景は
車窓の景色が特急列車で飛んでいくように
はっきりと認識することができず
ぼんやりと視界の ....
あなた
あなたは夕焼けの罪で
無期限に
私の記憶から
逃げ出すことは出来ません

あなた
私の胸に
秘密を差し入れた
私はあの日どうかしていた
いえ
それはあなたもきっとそう
 ....
最初は平凡なライトフライだと思った。
しかし、白球は八月の太陽に吸い込まれると、思いのほか、その滞空時間を伸ばした。
右翼手がスローモーションでそれを見送る。
やがて、白球が静まり返った観客席中 ....
バスルームで
容赦なく濡れた孤独、もはやバスタオルの
吸水性の問題ではなく
それをどれだけ濡れたまま、濡れたまま抱えあげるかということに

アテイチュードはテストされ凍てついた
 ....
 
 
 
いつのころだったか、わすれてしまったし、どこからきたのだったかも、はて、となってしまった。体温のようにそこにあった、ぬくぬく、や、ぬるまゆ、や、ぬめり、にみられる、ぬ、的なもの。それ ....
何気無く無為な日々を



風のように過ごしては



喧嘩した日もあったね



(マックでの会話。)



「何食べてんのさ。」



「ポテトは鼻 ....
家庭崩壊 間際に、パパは今その団欒を取り戻す準備
夕食さえ愛せれば早く帰るだろうけど、ママの手料理じゃマズイ。

社会崩壊 間際に、社員は今その原稿を見直す準備
残業も愛せれば出世するんだろう ....
ピアノという家具の冷たさの{ルビ傍=そば}で 千利休が七輪でツバメを焼いて食べている、
そんな絵葉書が一枚届く
彼女はそれを見ながらテレビ画面を舌で舐めている
その姿が、どことなく黄昏ていて
テレサ・テンの歌声とともに
無限増殖するスー ....
ふうせんガムを背につけて
うそつきが空を飛んでいく
「らいねんまでには戻ります」
いいから降りて働けよ
 
暑さがまだ
襟元にも残ってる
汗との少し
間違いがあって
葉をかきながら
歩くあなたの足元
側溝の蓋が
少女の口のように
開いて
ふとある日から
そのままの感じがする
ひき ....
空が燃えた、瞳が赤、涙

キリンは夏の数え歌、オレンジ

白いドアが砂漠に夢を撒き散らす、虹、雨上がり

水溜まりに写った未来に見とれた君がたまに見せるその表情

俺は死んでもいい

口の中に残るねっ ....
君は黒猫が居れば「風景にストーリーが生まれる」という。
だから僕は、白みがかった鯖虎の飼い猫を黒くペンキで偽装することを妄想する。
「馬鹿じゃないの。頭大丈夫。」
「だって黒猫であれば、物語が生 ....
右足の指先が冬の林檎みたいに冷たくなって ああ いよいよこれまでなんだと思った
潔く力を抜けば良いのに
走り続けた中途半端な自尊心と 生まれ持った見栄とで緊張したまま
狩りを覚えた捨て猫ってきっ ....
クラクションの音と共に衝撃音がこだまする

窓の外を見ると

ハザードランプが点滅していた

しばらくして救急車が来て

まだ

なんかしてる

なんか

なつかしいな ....
ぶっ放せ オートマチック ガガンガン 


極彩色の  俺の左目
ハンガーに黒いコートを預けて
白いシャツを汚した
洗濯機を回して
青い思いを吐き出した
綺麗な思い出は飛び散った
飼い犬は尻尾振っていた

何が哀しい訳ではなく
夜が冷たいのをただ受け ....
あいつ赤い目腫らしてあそこで待っている
うさぎが月でマルボロくわえて
腹だして
欠伸して
待っている
僕はロケット乗り込み
ギリギリぶっ飛ばして
月へ急ぐ
サンクスのビニール袋に人参適 ....
 排気音が高く
 高く空へ昇って
 陸橋を走るぼくは
 町並みに連なり
 息づかいみたいに
 浮かされて
 白くあからさまな
 積乱雲を
 水平して
 開けていくにつれ
 早く
 ....
飛行機を飛ばそう
主翼を捻じ曲げ
パチンコであげる
旋回するように

ケント紙を切って
カッコの良い形
友だちの家でした。
楽しかった。

友だちは喘息持ちだった。
蒸気に口を当 ....
imperfect stardust

青い文字に矢印を合わせて人差し指でそっと触れるように
街へ向かうサーファーみたいに人並みを掻き分けて進む
坂道を登れば
ステージの上でギターをかき鳴ら ....
アオゾラ誤爆さんのおすすめリスト(661)
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黄沙- ペタ自由詩407-10-27
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ベースボール- んなこた ...自由詩207-10-22
孤独の内訳の大半は打ち捨てられたペニスに集約される(Grow ...- ホロウ・ ...自由詩2*07-10-22
カルネヴァーレ- nm6自由詩1207-10-14
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残暑- たもつ自由詩407-9-28
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