蛙の学校では、生徒たちが歌声の大きさを測られている、太陽は
乾ききらない血の色に染まって、もう四角になってしまいたい、
夕焼けは蛙の先生を慰めることはできない、助けてください、の
叫びは、鳩たち ....
幸せの向こう側にいる
あたしもあなたも手を繋いで笑っている
人はきっとおかしく思うだろう
ほら
歩くおばちゃんが怪訝な顔してる
わかってることだ
今更何を悔やむのか

ぼんやりと輪郭を ....
ぼくときみは中央公園に出かけた
とうめいなビニール傘をさして
昼の3時ごろだ
お弁当には遅すぎるし
宴会には早すぎる
そして雨
ぼくときみと
わずかな乗り遅れたひとたちだけの時間
しづ ....
いつだって鳴いて良いとあなたが云うから、
私はいつの間にか、鳴くことを止めた
 
いつだって鳴いて良いと
そう云ったあなたは

穏やかな喧騒の中に、消えた

 一過性の渦の中で叫んだ愛 ....
笑顔 は よいものだけれど

ときどき 大切なものを曖昧にするね

自分が希薄になっていくような そんな感覚

同調することで 分かり合えなくなることだって ある ね

たくさ ....
散り逝く花が咲き乱れる花を恨めしげに見上げ
(おまえは未だ生きている)                                

                             ....
僕たちは聞いた
わがままな目的地に向かう途中
遠足園児の春風の声
二人を支える車輪の軋み
流れる花びらは耳元で囁き
坂道に浮かぶ町並みと海は
キラキラと音を鳴らしていた
旧道はレコー ....
ちょっと待って、あと五分したら取り合えず着替えます
からまったイヤフォンをぶらさげた女の子
解っているのに1曲リピートで
泣きそうだ
斜め下から太陽は見えない


果てなくつぼみ
つま ....
日差しが
雪を溶かしてゆく

ごめんね、冬。
あなたがゆくのを
哀しんでいられない

ネコヤナギの枝の先の銀色
樹液がそこまで
流れはじめたように

私の中の血液も流れはじめた
 ....
一点を見つめる少女の目は
悲しみを捕らえ
メリーゴーランドの光を知らず
逆光に眩いレンズの光を睨んだ

その手に持つ赤い花は誰の血で咲いたか

モノクロで映る銀塩写真に
僕の目に映るは ....
追いかけても
追いかけても
僕たちが到底届かない
ような所まで逃げて
行っちゃうくせに


僕たちが疲れて
追いかけるの
止めちゃうと
すぐに淋しくなって
ここに居るよって
言 ....
後悔は赤いシロップの味
喉の舳先に引っかかってざらりと落ちた
落ちてしまえばいつも無感覚 無かったかのように
そこまでがリミット 
それ以上はありふれている

市の公会堂 暗い二階への階段 ....
まだ空が暗いな
と呟く貴方の唇に
もう触れることなどできない

全てが涙を誘うよ
毎朝 駆け足で通っていた
このアスファルトの道も

7時50分
あと5分が勝負だって
いつも笑いな ....
言葉は研ぎ澄まされてやがて空になる、という迷信は







 

いまだ空を知らず












飛べずにいる




 ....
さした花が花瓶を震わせ
波紋を作る

波紋は
カーテンの傍を吹き抜ける風と当たり
砕けていく

砕けた焦点を中心に
陽は射す
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ

神保町にゆきたい
どう ....
遠い旅路
ゲル状の未来が磔にされた壁を伝って歩く

崖の下でショッキングピンクのシルエットが腰を振っている

目印程度のグレーゾーンが
If you canと囁いている

投げやりにな ....
穴のあいた障子から夕日が真っ直ぐ

人は美しい
とか
綺麗なもの

流れて
惹かれて


弾かれる


暗い四つ角の隅で
そう 唄ってたり


だって 相変わら ....
さよなら
とんがった優しさが
ふっている


まぶしいと言う
ブラインドの角度をさだめて
すきまから泳ぎだす朝
深く愛したものなど まだ
なかったけれど
よごれた壁の上に
 ....
ホームに慣れすぎた鳩
繋いだ手は確かにふたりだけど
人間でいえばひとりぶんだ
音に成ることを知らず逝かれた言葉は
喉の奥で熱くなったのち
換気扇から抜けていった
せめて、と思い私は
吸い ....
利己主義の果て 僕の砂丘
雨は降らない
唇が乾く
ただ黒いピアノが鳴っている


月はなく、だけど暗くはない
足場は抜けていくけど、つらいというほどでない


何もないことのほうが ....
誰もその奇怪な事件を
口にしようとしないから

変わりにあのタバコ屋の九官鳥が
毎日一時間ずつ
事件の光景を説明している

その声は
誰にも届いていないようだが

本人は、得意げに ....
自分が不正直であるかのように
投函したポストに手をはさまれても
心ここにあらず

無理やり服を着せられてる
かわいそうな犬が
その俺に憐憫の目を送ってきても
心ここ ....
夏に間違いを起こす私は
古き言い伝えのごとく
冷たい季節を信じる

鼻先が冷たくて眠れない
あの夜が
間違いであるはずはなく

痺れ なかされた時間は
何度でも甦る

絡まってし ....
痛みを知らない子供がいるのなら
恐らく僕には救えない
救えなくても構わないから、せめて
傷つけることだけしたくないと願った
ただそれは
誰かの理想を押しつけられた
作られた神にではない
 ....
風は思いのほか近くから来る
雨はほぼ真上から

あなたの街は遠くて
僕は想うより他に知る事が出来ない

いつか
そこに立ったとき
僕は何を感じるのだろう

暑い暑い日差しに
 ....
傷だらけの手首に香水は染みたでしょう
いつもどこかで貴女のことを気にしているよ
私たちはお互いに女だからキスも抱きしめることもしないけれど

化粧をすることを覚えて
香水をつけることを覚えて ....
ものすごおくわかりやすければいいのかなあ
わたしはあなたが大好きですがあなたはわたしが大嫌いです
これならどうだ
{引用=ああ
君は赤い

僕は目をつぶって
一気に吸いこむ


ああ
唇よりも赤い

冷たい空気と巻きこんで
無秩序にえぐる
声、声、


ああ
夕日よりも赤い

 ....
そんな関係
許される許されないの問題じゃなくて
そんな関係になろうよ
命を預ける預けないの問題じゃなくて
そんな関係になろうよ

眠りは死に近いらしい
昔のモノカキが言ってたんだ
死に ....
アオゾラ誤爆さんのおすすめリスト(661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泡の葬列- はなびー ...自由詩3*06-4-15
逃避行できたらいいけどね- 春日響自由詩306-4-14
雨の日にきみと桜を見る- haniwa自由詩306-4-14
遠吠え- エラ自由詩306-4-10
『笑顔と同調』- しろいぬ自由詩206-4-7
花命- smorzando携帯写真+ ...3*06-4-3
僕たちのバックグラウンドミュージック- ススメ自由詩106-4-1
花冷え- 船田 仰自由詩406-3-30
ごめんね、冬- 北野つづ ...自由詩3*06-3-30
Flower- maumi自由詩3*06-3-28
- Honesty自由詩2*06-3-28
Wandering- 篠有里自由詩106-3-27
バス停7:55- Keico自由詩3*06-3-15
孵り道- a.u.i.自由詩306-3-1
- 佐藤伊織自由詩3*06-2-27
神保町にゆきたい- ZUZU自由詩32*06-2-19
Show-Lie- 久野本  ...自由詩106-2-18
「1/29」- hiyoku自由詩4*06-1-29
ひこうき雲- はな 未詩・独白1406-1-28
花束を- a.u.i.自由詩506-1-26
砂丘- 便乗鴎自由詩2*06-1-26
ステレオ(4)- 仲本いす ...自由詩1*06-1-23
心ここにあらず- jei自由詩4*06-1-19
叫びと囁き- スプート ...自由詩1*06-1-16
眠りによせて- なるせ自由詩406-1-15
いつかきっと- 日朗歩野自由詩905-12-31
16歳- リヅ自由詩4*05-12-8
なめてかかる- ののの未詩・独白1*05-12-4
ていねいに四角い紙(ラブレター)- 簑田伶子自由詩7*05-11-18
練炭焚きながら夢でも見よう- 虹村 凌自由詩2*05-11-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22