酩酊する鳥、踊り狂う爪、剥がした謝罪と月明かりの弓、オレンジ色のケースとそこに収まるグラス、腕まくりした腕の傷、傷跡に群がる蟻たちと、すっぱい緑色、ひざまずく、俺はひざまずく、すべての信仰と薄まっ .... 体の
もうひとつの機能を知って
不安で
怖く
子供に
戻る

こころから、
こころから、

言いながら
愛情は結局
体から出ている

気がつく

強 ....
(覚えていること)

くせ毛、喘息持ちの喫煙者で、裾のよごれた(でも長年きちんと手入れのされた)ジーンズ。カメラ、6×6、すこし背中を丸めて歩くくせ。犬のような、かんじ。

ベンチ、チャイ ....
だれからも好かれる資格が無いような気がしたので
もう
古文書は読まない

豚の仲間
豚の仲間

軽蔑される
怖いから
この雨が
あの町からきたものだと信じたいわたしは
ただむせかえる白さのなかにいます

微笑むそれに似た
レンズ越しで息を吐き出しながら
なにも見つめたりしないでいましょう
調 ....
一度 目にした。
周囲の境目が 暗闇で塗りつぶされようが 何だろうが
シルエットは 目に焼き付けた。
逃げる可能生ごと 捉えつぶす。


周囲はこちらの都合と関係なく生きている。
思惑の ....
君の乳房のかんじ、
とっても好きだったよ
まあ
でも
君のならえぐれてても
良かったけど

あなたの濃いすね毛
暖かくて
心地良かったよ
毛深いひと
きらいだと思ってたんだけ ....
写真を撮らなくなって一年ほど経った。しかし少しまた絵を描くようになって、カメラを使っているときにはほとんど絵を描いていなかった、文章だけはいつのときも書いている。
物事をおこなう上で(ここでは創 ....
「水にならなければいけない、氷になるため、黒い液体の注がれた水槽に、地球は浮かんでいて、回転すると、ぬれた部分が夜になるから、ここで、産んでもいないのに死んでいて、生まれてもいないのに殺されていて、わ .... うす青は群青の背に程遠く 終わらぬ恋の浅はかさを見る

はじめから終わっていたと知りながら引きずるように肌をぬらした

すべてなどあってないようなものだから千切れた胸に世界を仕舞う

 ....
開け放たれた 窓を 飛び出せば
どれみふあ空のかなたどちらさまでしょうか
わすれがたみということの
わずかないたみを もつものです

聞きかじりのリアリティに
意義をとなえる あたしと
 ....
テレビの音が
 ザー
です

うるさいです

私の体というモノはうすい胸です

なんてうるさい

雨の音が
 ザー
です


待ち合わせた場所ではじっと ....
かどの さかなや
まがった まがった

かどの おすしや
まがった まがった

かどの ポストで
まよった まよった

ゆうびんやさん
かえらない
 
 
消しゴムを食べていると
母が気を利かせて
夏みかんのジャムを持ってきてくれた

消しゴムなど食べられるはずもないから
いらない、と断ると
代わりにコーヒーを入れてくれた

 ....
おそろしいことばかりおこる
おそろしいことばかり
それは
じぶんの
あいまいさに
もとづいて
ひどく
がいする

だから
なぜこんなにも
くるしいのかと
まいにち
ひとりで
 ....
こうやっていつも春は来る

嫌いになったわけじゃない 彼女はどこへいったのだろう
途絶えた連絡は 繋ごうとしないから 切れていく
忘れたふりしていていいよ 笑っているなら それで

 ....
冬と春が手をつないでいる夕方に
静かに立ってそとをみていました
わたしはもう少女ではなく
絶望と仲良くもありません
ひとりで
静かに立ってそとをみていました

燃えつきる煙草、蘭のつ ....
午前二時にだいたい起きてふらふらみんな大好きおまえも死んで。


死にたくて死にたくて忘れてる/髪切ったのに心臓が痛くて


太ももを見てるだけではなくたとえば死んで切って/花が咲き、 ....
{引用=それを、聞きのがして、
提燈アンコウのように、ひかり、
ただ、
春を、まっている、
鋏をいれて、ほつれをひろげる、
物語がはさまれる、
この浴槽で、犯行におよんだのだ、
強い、断 ....
向かいの屋根の瓦にはまだすこし雪が残っている。祖母の家から預かっている蘭の葉が黄ばみはじめた。髪の先だけを少し赤く染めて、わたしは座っている。
選ぶことがすごく苦手だった。どうやって選んでき ....
ブラックサンダーを買った
丁度予鈴が鳴る時間だ、と
デジタルはぶっきらぼうに言い放つ

運悪く遮断機が寝そべる
そういえば、彼は息災に過ごしているだろうか
雑音の迫るなか髪をといた

 ....
魚になって歩く街
雨の街はうみのよう
淡くなってる 昨日の約束
信号待ちの学生の列

足元の風が強すぎるから
ひきかえしたくなるよ
元の場所に

あるはずのない居場所さがして
この ....
{引用=
氷解する
ゆるやかな原理
欲求にも
愛という仮説を立ててみる
、と
広がってゆく
小さな波紋
私は岸辺から素足を引いて
身をかたくする

むきだしの音
やさしい情動の ....
遠花火 君が誰かも 知らないで 手を握っていた 君とは知らずに あなたのことすきだったよ
死んでもいいとおもってた

でももうむかしのことです
思い出せないくらいに
うねるうずまき
僕らのかたつむり管
しわくちゃになった紙くず
僕らの髪のなか
ちがうちがう
僕らの眼に血がうかび
死さえ語れば
治外法権なので僕らは
ちがうちがう!
と叫ぶのだ
 ....
首を絞めあって さきに死んだほうが勝ち というゲームをやって 恋人を殺しつづける夢をみて 窒息するなら深海がいいとおもった 部屋も 窓の外も煙も おまえの首も 真っ青だった 深海魚の眼球が退化せずに残 .... 俺が爪を切っていたら、彼女が目薬をさしていた。眼球が赤く熟れて、化粧をしていない汚い肌との比較がとても映えてみえた。それの自慢は眼球や爪や腰や内臓が極端に綺麗で、他の部位は血色の悪い醜い姿 .... うそをつくと、体が くっ と軽くなるから、抱かれたままうそはつけない。
ばれるから

しめった肌のかんじが すこしだけかわくとき
だから うそついてるんだな っとおもってたよ
はだかで  ....
 

ねむりの海岸にうちあげられて
ぴくりともうごかない魚のようなおとこ
その手の甲が
ずいぶんとひびわれているのがわたしにはさみしい

 
おとこのかたちに馴染んだシーツを
鉛筆で ....
アオゾラ誤爆さんのおすすめリスト(661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パンの角- はるな自由詩211-5-31
play- 自由詩611-5-30
追悼- はるな自由詩211-5-29
キャラウェイ- 6自由詩211-5-29
白濁- あぐり自由詩311-5-28
虎視眈々- 電灯虫自由詩3*11-5-28
ソーダちょうだい- はるな自由詩511-5-25
作るに関する覚書と考察- はるな散文(批評 ...611-5-9
水サイド- 魚屋スイ ...自由詩10*11-5-9
群青- はるな短歌111-4-25
あまがみ- るるりら自由詩21*11-4-25
ひとよひとよひと- にしなま ...自由詩6+*11-4-24
ダンジョン- 小川 葉自由詩4*11-4-16
右利き- たもつ自由詩611-4-16
ラ_ターシュ- 6自由詩111-4-3
Endless_Goodbye- ゆうと自由詩211-2-25
みていた- はるな自由詩411-2-24
花と嘔吐- 榊 慧短歌311-2-21
蝶番について- mugi自由詩6*11-2-19
美しいこと- はるな散文(批評 ...211-2-17
黒き稲妻- モリー自由詩9*11-2-14
うみ- 朧月自由詩311-2-10
こい- 高梁サト ...自由詩9*11-2-9
遠花火- 小川 葉短歌111-2-8
むかし- はるな自由詩311-1-25
切断- シホ.N自由詩311-1-20
溺れ凍える- 魚屋スイ ...自由詩13*11-1-19
孕まない理由- ayano自由詩411-1-9
アンテナ- はるな自由詩210-12-30
そうおもう- せかいの ...自由詩810-12-21

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