描いたような月
逃げたい夜
蒼い景色
片腕にロックを歌う魚噛み付かせて
血を滴らせている
犬は走るしかない
疲れたら眠るしかない
蒼い間に魚をたくさん捕まえろ
ほっといて
ほっといてほしいの

そっとしておいて

君って絶対
僕の視界に入ってくるよね

今 
今TVみてるの
君のことは いつも見てるし
いつも好きだよ

でも…

 ....
残された わたしは
息をしなければならないと
ごぶごぶと
両腕で水をかきわけながら
溺レル

月も星もない
光なき空の下
コールタールのように
生き物の棲まない
真っ黒い海がうねる ....
今日も緩やかに流れて行く
空の雲の様に静かに消える

音も立てずに傍を離れる
君よ

古びた校舎の色合いは時を刻んだ証
茶色や赤錆は独特の匂いで僕を向かえる
錆びた鉄棒
一人揺れるブ ....
犬の耳が
ちょうちょになって
飛んで行ってしまった
音が出なくて済むように
静かな玩具を買い与えた
名前を呼んでも
もう振り返らない
それでも涼しい場所は
誰よりも知っていて
 ....
日常の軌道を{ルビ反=そ}れて、
行く当ての無いバスに乗る。 

車窓に薄く映るもう一つの世界の中で、
駅周辺を流れる人々の葬列。 

葬列の流れる行き先に、渦巻いている濁った泥沼。 
 ....
戦う出で立ちで
挨拶切って 
僕の名前が記された
紙切れを配って回る

相槌のタイミングは重要視していて
ぴりりと緊張さえ走るけれど

親切な笑顔に報いがあるかは
正直わかっていない ....
夏を飛び越えてゆく
あの雲を焼く

それは炎ではなく
蝉の声だったりするのだ

蝉よ焼き尽せ
雲を鳴き尽せ
人には理解しがたい言葉で叫んだ。
僕は此処にいると、言わば俺語で。
mine Language.
oresama Language.
ただ、自分だけが世界の中心と信じた。

電波に乗せて歌 ....
すう…、と
夏が引いてゆくにつれ
風に乾いた砂が
自ら風になる
砂に埋められていた
右の素足と左の素足が
柔らかに打ち明けられるのは一瞬
直ちに、衣服へ、衣服へと仕舞われ
 ....
コンクリートの森で
遊ぶ子供は
四角い空をみて育つ
贅沢な大人は
退屈をお金で買って
美しい水を飲んで暮らす

ジャンクの少女が
生活から切り取った
光を集めて巣を作る

風が凪 ....
愛してるって言葉に
あいを感じないこんな時代だから
誰もがきっと傷付けあうんだろうね
何が足りないってわけじゃなく
満腹状態で余白のない感情じゃ
大好きなデザートも食べられないよ

過去 ....
空虚な腹部で
命と鳴いている
今日は夏だ
われんばかりの空だ
あぁ、こぼれてゆく

大地の精霊を
宿す
からだは
青空のもとで響く
首すじに光る雫を
ハンカチーフにすっと吸わせる ....
ねぇ、もしアナタが。

「好きな人、できた。」

って言ったら。

僕はどうしたら良いのかな。

全力の笑顔で喜べば良いのかな。

独りで生きていく準備をしたら良いのかな。

 ....
絶え間なく落ちる水は
その優しさの象徴
穏やかに浮かぶ笑みは
平和を見守るまなざし

彼はいつでも
世界を見つめてる
そんな一人の天才少年
‥もう終わりだね

呟いたのは
あなただったか
わたしだったか

照らし出された
顔だけが
暗闇に蒼く浮かんで
すぐ消えた
秩序と自由に鐘がなる。 桃たべよ
じゅるじゅるであまあまの桃たべよ?

桃をたべるのは服がべったりと張り付いて、顔もむくんだ寝起きのころ
ちゃいろい床をぺとぺとと歩く午後

しゃらしゃらのうぶ毛
ちゅるちゅるの ....
花火に君は独りなんだよと突き付けられた気がした
火薬の匂いに過呼吸をおこしそうになった
独りなら大声をあげて泣くことが出来た
でも物理的に一人になれなくて
涙を見せれる人はとなりにいない

 ....
親父に関するエッセイを書こうと思ってやめた
だってお前の声が聞きたいから

何時まで繰り返せばいい?
脈の無いコミュニケーション
脈の無いカンヴァセーション
赤剥けるまで繰り返すマスタベー ....
自転車に乗った風と花
ラジオの道を駆けてゆく
季節は今日も手のひらに
微笑む水を遊ばせてゆく
          黒い太陽が投げつけている
     スライダーに似せたにびいろの雲影を
             つつじが丘のひだと
            八幡の森のぼんぼりに
     ....
  カイテンを早めた写淋
  光速で宴を描き
  満てるこっちは眼が廻りそう
  哂えるほど奇持ちワルいんだけど
  こっちはみたいものがあるから
  魅かれる真際までジーっと
  狂味あ ....
  回転を速めた車輪
  高速で円を画き
  観てるこっちは目が回りそう
  笑えるほど気持ち悪いんだけど
  こっちはみたいものがあるから
  轢かれる間際までジーっと
  興味あるのは ....
日没にはまだ少し早い
真昼の太陽で暖まった道は
この足どりを重たくする

ふうと
ため息に似て
諦めともつかない
息を吐きかけたとき
風が首のあたりを
掠めていく

この道の
 ....
ことしはまだ梅雨明けの宣言がない
そのさなかにあって
不透明な吃音で
 ....
それは肢体のまわりから立ち昇って、存在したと確かに(それはパトス)、

薄暗に陰が頭をもたげるから、ながくひきのばされた刻、刻、刻、
 は消息を知らせてくるけれど、

不在の中で微弱に生動す ....
天窓に響く雨の歌が
唐突に激しい叫びに変わり
秒針が半周も回らない内に
また静かな声に変わった

空の激情を表現した雲が
宵闇に何を描いたか知りたくて
僕は窓にへばりつき
 ....
知ってる
きみが「信じて」と言う時は
訳もなく泣きそうな時だってこと
微笑みかけて髪をなぜれば
ほら、もうどうだっていいだろ
此処には真実なんて無いんだから

あの丘に埋められた死体には ....
あるスピードをもって
街の夜明けをめぐっていると
辻つじを曲がるたび
まあるい月が現れては消え
消えては現れるのだ。
四角い建物の影に、
あるいは影から。
黒い樹樹のあいだに、
あるい ....
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