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陽当たりがいくら良くても 部屋は部屋 風は吹かぬがあなたもいない
浅ましい魚に餌をやるように君は俺に言葉を与える
殺したいから死にたくて音楽はごまかすために聴くばかりだと
死にたくて動けませんが通じませんだれか俺にゆすらうめくれ。
つらいのは ....
麦わらを被りて座る母の背に今日は夏日であったとおもう。
敗戦と聞き自害した青年の血のなき跡に自転車とめて
よろめいて叫ぶ彼らの声などが含まれたる潮戦後にならず
日本戦没学生の手記など ....
うす青は群青の背に程遠く 終わらぬ恋の浅はかさを見る
はじめから終わっていたと知りながら引きずるように肌をぬらした
すべてなどあってないようなものだから千切れた胸に世界を仕舞う
....
午前二時にだいたい起きてふらふらみんな大好きおまえも死んで。
死にたくて死にたくて忘れてる/髪切ったのに心臓が痛くて
太ももを見てるだけではなくたとえば死んで切って/花が咲き、 ....
遠花火 君が誰かも 知らないで 手を握っていた 君とは知らずに
しおからい肌のおもては なまぬるく うらがえしてもどこか遠くて
あの夏のプールでずっと溺れてる 溺死するまでたぶん永遠
溺れる青、僕らの断絶、空、曖昧にdis・communication、沈む群青
週5日学生鞄に泡爆弾 すべてを咎め何も咎めず
....
ライトノベルも純文学も
「フツウノヒト」は
やっぱ読まないと知る
ペンギン村がありまして
アラレちゃん
ガッチャンなどが暮らしていたよ
抱き枕抱いて眠るの
恥ずか ....
瞼から首まで、赤く咲く恋は、踏切の前で溺れている。
中脳の機能、眼球、信号機、青だから、君、白いスカートで。
「最初から感情なんて要らなかった」。後頭部からざわめいて、五月。
....
抱く、抱けない、花占いの吐瀉物をすくいあげ我の濁流を知る
注がれることは満たされることとは別の話だとわかっていました
不純物が混じっていたのか培養液 自滅という名の細胞分裂
....
浅ましい魚に餌を
やるように君は俺に
言葉を与える
冷たい温度で滑り込む。pianoの音で涙する。
這う指の、意味を形を、記憶する。
言葉鳴り、零れ落ちれば、悲しい哀しい、凍る瞬間。
泣く事と、自傷だけで、生き抜ける?
恍惚に身を任せれ ....
この恋は無色の花火だ
きらきらと焼失してゆけ
plastic piece
終電の流線形の窓の灯を数え切れずに途中下車する
くずかごに名前をちぎって捨てる朝
涙はなんで ....
ぶっ放せ オートマチック ガガンガン
極彩色の 俺の左目
THE YELLOW MONKEY/YOSHII LOVINSON
伊右衛門を一滴さえも残さずに飲み干すYOSHII LOVINSONの朝
真心ブラザース
真心を込めて飾らず赤裸々に ....
おそろいのストラップには思い出がありすぎおもい はずしたいのに
親指の先から愛を打ちこんであの親指の返信をまつ
10×5cmほどの携帯が鳴れば行けるさ 100km先も
....
白黒の無声映画がきりきりと巻き戻されて冬が始まる
泣き方が子供みたいだ やわらかい頬に吹きつけられるあわゆき
バイエルの何番だっけゆうぐれに似合うつたないものばかり降る
....
夜の色 密かに抱きて 忘れ行く
夢の旅路に 君の置く霜
君去れど
甘さけの香は
色褪せず
宵に怯えし
枯れ尾花かな
なつかしい歌ラジオから流れ出しつい無意識に口ずさむ吾
そう、かでも、かなでもかなりでもかなりやでもいいんだよあの鳥の名前は
電話ってさびしがりやのぶきようが作ってしまった手作りのうで
知ってるよ、リサイクルショップに陳列された ....
五月の彙報
月光のはしゃぐ五月の階段の途中できみとすれ違うだけ
降り注ぐ色とりどりの花々がきみを優しく包み込む通夜
未熟だと知ればけもののねむりから飛び立つひ ....
楽しいショーの始まりだ!と言いながら僕らは産まれてきたはずだ
僕に名前が無かったころ、魂は行き先を欲してなかった
たくさんの人、たくさんの名前、溺れそうになって君の名を呼ぶ ....